えぇっ!?正気かいハッシー君! 朝鮮海賊の真実とは!? | 日々是学ぶ!

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歴史は糸玉のようなもの、とわたくしめは思っております。
歴史はありとあらゆる出来事が絡まって出来上がる物でどの糸を辿るかで糸玉の色は様々に変化致します。
わたくし大宅世学、未だ未熟者ながら皆様と歴史を観測し語り合いたく存じます。

今まで私(ともしかすると読者の皆様)を散々楽しませてくれたハッシー君が面白い記事を書いていたので紹介致しましょう。

http://ameblo.jp/s080226/entry-11961454102.html

この記事の内容を説明すると。

①世学は朝鮮が海賊行為を働いたと言ってきたが、小室直樹はそう言っていなかった。

②小室某曰く、刀伊の入寇は海賊行為で無かった・

③調べたところ、刀伊の入寇では高麗は日本人を保護している。

④世学は朝鮮を中傷している!

と、言う事らしい。

さて、今回はこのネタで一つ、面白い話を致しましょう。

[ええっ!?君は日本語を読めないのかい?]

いきなりこんな見出しを使ったのには理由が御座います。

それは、私は件の記事で刀伊の入寇の話を出していない・・・と云う所にあります。だからこの記事を読んで吃驚したね。なんで私が話してもいない話題が出てくるのか?それとも私がボケてしまったのか?

そも刀伊の入寇とは何か?

時は1019年、中国の女真族が突如襲来。

この外敵襲来を打倒したのが藤原隆家。彼は当時大宰府に居た為にこの襲撃に際して大宰府の兵を連れ反撃。見事撃退してのけたので御座います。

ん?藤原隆家?何処かで聞いた名前では・・・?

そう、かの花山院に矢を射掛けた罪で左遷された頭の中まで筋肉が詰まっていたかの藤原隆家で御座います。

さて、つらつらと読んでいただいた皆様。こうお思いではなかろうか?

あれ?朝鮮は何処で出てくるの・・・?と。

そう。悲しいかな。この刀伊の入寇にて朝鮮が語られることは無い

ハッシー君の必死の検索に対して申し訳ない。

彼が調べた通り朝鮮もそれなりに頑張ってくれたようだが、それが語られることが少ないのだ。なんでなんでしょうなあ?

[小室直樹のロクでもない論理]

ではなんでハッシー君はこの刀伊の入寇の話を持ち出したのか?

それは彼が語っている通り、小室直樹がこの話を持ち出しているからだ。

では何故小室直樹なる輩がそんな話をするのか?

ここで断っておくと私は小室直樹なる人物を知らぬ。

こいつがどんな論理を以て執筆したかは完全に不明である。

しかしハッシー君から聞いた情報だけである程度推察する事は出来よう。

さて、何故?何故刀伊の入寇の話が?

それは刀伊の入寇が日本が初めて受けた侵略(外国軍による侵略行為)であり、同時にこれが朝鮮の方向を通ってきた事が関係しているのでありましょう。

おそらくこの刀伊に朝鮮人が関係していると言う説が出ていて、朝鮮人大好きな小室某はそれに反論したかしたのでしょう。

しかし、小室直樹は少しやりすぎた。

彼は朝鮮人を無垢で純粋な民族に仕立てあげようとして、その論理は崩壊している

私がそう言うのは間違っているかも知れぬ。だがハッシー君から聞いた話を統合すればこうなるのであります。

[ハッシー君の無駄な頑張り]

まあ小室某なる名も無き作家の話はここらへんにしよう。そんなことよりハッシー君だ!

彼は必死の努力で刀伊の入寇に朝鮮人は関係無くつまり大宅世学の言っている「朝鮮海賊」なる物は存在せずつまり大宅世学は嘘つきだと書いたワケで御座います。

彼はきっと酒を飲んだ勢いでこの記事を書いたに違いない。もしくはなんか危険な薬でも飲んでいたのかもしれない。さもなくば正気の沙汰ではない

皆様に長い長いハッシー君と私の論争を読ませる愚はおかせぬ。

よってわたくしめが言った「朝鮮海賊」についての場所を抜粋いたします。

貴方様が知る筈も御座いませぬが朝鮮も日本に海賊を送っておるのですよ
813年、新羅の賊が平戸を襲い人を殺め更に誘拐したと朝鮮及び日本の資料に書かれておる
日本側の資料ならば太宰菅内史だの日本三代実録だの百練抄などに書かれておるそうな
おや?倭寇よりも新羅の賊襲来の方が先では有りませぬかな?倭寇は13世紀に生まれた連中ですからなぁ
おやおや、どうやら日本側の非は無いようですなぁ、先に向こうが仕掛けてきたのですからしょうもありませぬ

大宅世学 2013-08-29 23:30:49

さて朝鮮からの日本略奪の話は尽きぬ
一々書くのも時間の無駄で有りましょう
813年から999年まで9回も来ておるそうな
しかも扶桑略記によれば894年新羅人2500人が来襲ししかもこれが新羅王の命令によるものと露見したという
大宅世学 2013-08-29 23:50:08

これで私がハッシー君が正気では無かったと言った理由がお分かりになりましょう。
私は刀伊の入寇の話をしていないどころかそれより前の朝鮮人の海賊行為を指摘していたので御座います。
にも関わらずハッシー君はこの話を歪曲し、あたかも私が刀伊の入寇を朝鮮海賊だと思い込んでいる愚か者と捏造しそれを記事にしたのだ。
ハッシー君、猛省せよ
私はハッシー君を友だと思っていおるが、それでも許せぬ事や間違っている事を指摘しないわけではない。
ちなみにこちらで私が取り上げた新羅からの海賊は新羅の入寇というらしい。
Wikipediaにも載っているそうな。
私はあまりインターネットの情報を信用する気にはなれない。
私の父様のせいかもしれませぬ。紙の本しか信用しない人種もいるのだ。
だが、インターネットは便利な道具だし、使わないと言うのも己の無能を晒す様で格好が悪い(実は私は今まで「インターネット」と言う装置があるのかと思っていたぐらい機械に弱い)
さてWikipediaによればこの新羅人の海賊行為によって日本人の対朝鮮感情はとてつもなく悪化したとある。
具体的に言えば834年には百姓が朝鮮人を憎み、矢を放って傷害を与えたらしい
これほど日本人は朝鮮人を嫌っているのに朝廷は何をしていたのか?
実は朝廷では「日本の徳を慕ってくる朝鮮人を打ち殺してどうするのか?穏便にこちらの怒りを表すべき(仁怒を示すべき)」という結論に至り、賊虜を放還していたらしい。
無論朝廷の中でも「新羅人の日本渡航を禁ずるべき」と云う提起もされていた。
だが前述の日本人らしい温厚さ(もしくは貴族らしい弱腰)によって退けられていたのであります。
結果確かに日本と朝鮮は目に見える戦争はしなかった。
しかしこれは現地の日本人の晴らせぬ怨みと怒りの滞留を招き、それはこの凶悪な獣を退治する兵士への尊敬の念を高まらせた。
ここまで言うと言い過ぎかもしれない。
ついでに言うと当時の高麗の海賊行為と思われるモノの内の幾らかには奄美大島の原住民の海賊も混じっていたという。
しかし当時海賊の被害を受けた地域はたかが奄美大島の海賊には不可能なほど広い。このデータからも高麗の海賊の存在は間違いないとされている。
しかし、この様な情報に対して朝鮮側の資料ではどうなのか?
実は朝鮮の資料は殆どが後年になって編集された物が殆どで情報が大きく潤色されていると云う厄介な問題があるそうな。
その為日本のような「生きた」資料が少なく研究も難しい。
小室某なんかはそんな謂わば死んでいる朝鮮人の歴史を上手く使ってとても歴史研究とは言えぬ小説を作り出していったので御座いましょう。
こんなのに比べれば、巷に流行っている戦国武将を女性にしてみた系の小説・遊戯の方がまだ歴史に忠実とも言えましょう。それぐらい彼らの自称歴史研究は酷い。(織田信長が女体化されている絵をつい最近見せられてわたしゃあブッ倒れそうになりました)
さて、長々と書きましたが私の意見を言わせてもらうと、
ハッシー君、猛省せよ
この一点に尽きるかもしれませぬ。
幾らなんでも君の記事のお粗末さは酷すぎる。
論点を捻じ曲げた挙句、相手の論をロクに読まずに歪曲、そこに歴史的な事実を少しだけ加えていかにも自分が正しいかの如く見せかけるのはいけない。
これは私にも言える事なので自戒としても記しておこう。
そして最後に。
ハッシー君は私がどこからこの知識を仕入れて来ているのかと不思議がっていた。そして「○×氏の本を読んだに違いない」と勝手に納得していた。
ここで真実を言おう。私は日々是学ぶ!を含めた記事を高校向け日本史の教科書を読みながら書いている。
無論資料を読んだり、伝記を読んだり、インターネットで検索したりもしているが、基本の知識は教科書の知識を元にしている。
私は当初ブログを書くつもりはなかった。
しかしある人物に馬場あき子女史の歴史観について問われ自分の意欲の低さを自覚した。
そこでかつて修めた日本史について書く事にしたのだが、そこではたと考えた。
自分の知識が正しいという確証はあるか?
私には無かった。そこで本屋に走り、高校向けの教科書を購入したので御座います。
教科書を馬鹿にしてはいけない。教科書というのは極めて中道であり知識としても確かな、間違いのない物だけを載せるようになっている。
かのゴッド・ハンド事件からその傾向は更に顕著になった。
故にまず教科書にて正確な知識を仕入れてから記事を書いている訳で御座います。
ハッシー君に言いたい。君の信じている歴史家は基本嘘つきだ。
彼らは歴史を講じたいのではない。政治を講じたいのではないか?
そう、彼等は歴史を見てなんかいない。まず韓国に利するべしという政治的思想があってその道具に歴史を使っているのである。
そんな連中に弄ばれてはいけない。
私は常にこういう不安を抱えている。
もしかして私の知識は、誰かが己の思想から産みだした虚構・嘘なのではないか?これから自分が鼻高々になってしゃべる情報は本当に正しいのか?
だからこそ、他の人の言葉は良く聞いたほうが良い
自分が愚かだと知っているなら尚更ではないか。
だから私はコメントを拒否したりはしないし、コメントはしっかり読んで考えている訳で御座います。
この記事のなかの情報に疑問や感想があれば遠慮なくお願い致します。
ハッシー君も昔はコメントを開放していたのですが、私にやり込められて逃げ腰になったのかもうコメント欄を開放しなくなってしまった。哀しいなあ・・・。
さて、ハッシー君は記事の最後で日本人は朝鮮人に感謝の気持ちを持っていたが忘れたのだと書いている
私は全く違う見解を持っている。
日本人は基本温厚にて過去に固執するよりも現在と未来を見る傾向が強い。
しかし一度怒れば今まで溜めた怒りを全て放出する。
これは800年から既に証明されている。
朝鮮人が日本で盗みを働き、現地の人間は怒ったが朝廷はこれに固執し攻撃してはならぬと言った。
暫く日本人は耐えた。しかし元寇にて遂に日本人は激怒した。堪忍袋の緒が切れた日本人は朝鮮を破壊すべしと決意した。そしてそれは太閤による朝鮮出兵によって達成される事となる・・・。
今、この時と同じ様な状態であるように私には思える。
朝鮮人が日本国内で盗みを働いている。しかし政府はこれを攻撃してならないと言っている。
暫く日本人は耐えるであろう。しかし怒りは、朝鮮人に対する憎悪と激怒は解消されていない。
あと一歩。再び元寇の様な事態が発生すれば最早日本人は朝鮮を、韓国を許しはしまい。今度こそ朝鮮を焼き、この世から抹殺すべしと行動するに違いない。
ハッシー君の様な韓国好きは気をつけなばならない。
日本人は古来朝鮮に感謝したことがない。
彼らは事実を誤認している。
このまま日本人のこの怒りを認めず、逆立てれば・・・。
何が起こるのか。私にはわかりませぬ。
                    話者  大宅世学