介護には当然被介護者が一名以上おり主たる介護者が一名はいるという構造である。この
主たる介護者というのが、物理的にそうなのか或いは家族・同居者であるものがケアプランを
ケアマネージャーに策定して時に主体的に、また公的サービスに介護を担わせることもあると
いう場合とでは随分と景色が異なる。
 一時的にでも物理的に介護を体験したものにとっては肉親であるとかの関係性を考慮しても
理不尽な思いをしたことが多少はあると思う。公に対しては時間と経済的な喪失感を時に思い
被介護者との関係では、故のない罵詈雑言や無理な要求がなされたときの酬われなさと孤立。
 確たる証はないが空気感が安倍政権下で自助側に振ったような政策を発布しようとされた
ように記憶している。当時は無理なことをと感じた。が、よくよくその過程を追ってみると
介護施設の粗製濫造を抑制するためにサービス利用の蓋然性を担保したかったのだと思う。
 今やサービスを提供する施設の崩壊・消滅や介護施設職員の不足が全国的に出来し待遇改善
を公側が叫ぶも一向にその進展もなく、エッセンシャルワークでよく観られる搾取者の存在が
そもそもこの国の賃金上昇を抑圧していると思うのだが、これはこの際置いといて、求める
サービス自体が高邁すぎているうえに膨満していることが原因なのであろう。
 できれば家で終末期をできる限り健康な状態で過ごしてもらいたいが、余力のない庶民には
困難です。サービスを利用するなら今なのではないかと思う。この先サービスの質は低下する
ことが予想され、それどころか利用に要介護の度合によって制限のかかるものになるという
ことも考えられる。
 特に主たる介護者なら、自分にできることもお金持ちでない限りは大いに公的サービスに
任せ自らの経済的進展を図るべきだと強く思う。そのためには被介護者の状況をつぶさに観察
して異変に思えば、介護度の更新を求めて関係各処への相談をしなければならない。黙って
耐えていたら茹で蛙になってしまいますよ。

⭕最低賃金が騰がらない原因は中抜き業者の存在が先ずは一番。不正規雇用の増進で賃金が
 抑制されているのは判っているのに、そこには手を突っ込まない政治の在り方というかまあ
 無関心さによるものでしょう。かの方々は自らの無謬性をひたすら信じていますから、例え
 立法府で論戦がなされていてもそれはおそらく彼らの予定調和で終わるでしょう。

写真は最近耐乏生活に備えるセルフキャンペーンのなかで購入することが多いどこの小売店
でも置いているオープニングプライスの食卓パンの一つ。個人的に軽い焼き上がりとスカスカ
感が好みです。しかしながら組成には敏感であれば忌避したくなる表示のものが多いです。
これまで散々いろんな物質を身体に取り込んできたので、どうってことないんですよ私は…。