翌日からウィークリーマンションに宿泊するとなると、自家用車を持たない身なれば
自宅に向かう手段を調べてみるが、時間によっては空欄となっているバスでしかも乗り継ぎ
が必須の路線を利用するか、本数はバスよりは随分とましではある(乗り継ぎも多い)が乗車
時間がバスの半分以下となる電車を利用するかの選択となる。
ところが駅までの所要時間が徒歩15分と冬場には厳しい条件で、バス停は目の前にある。
ならばバスで駅までというのは更に乗り継ぎに乗り継ぎを重ねる面倒になるのでその時々で
バス・列車を使い分けることになった。宿泊費は軽減されても時間のことを考えるとよく
考えたほうが善かったかと思いもしたが、ともかく出費を抑えるにはこれしかなかった。
本日の計画としては肉親から言われていた生命保険の有無の確認と工務店による家屋復旧
作業の下調べ並びに一次工事の見積確認に窓の修繕と電気の復旧立会があるという賑わいで
油断がならない。
結局生命保険の証書の発見は父の寝室の(ハウス)クリーニングの最中であった。
ハウスクリーニングは早期の着手をお願いしたが、無理を言って作業を入れ込んだために
不定期的な実施となることで工期的に余裕が生じた。これにより自ら立会うことが出来て
貴重品や重要書式の分別を自らも実施しながら作業を進められた。そして此方の見積金額は
軽トラック4台分で1,000,000円となって着手から終了までは40日に及んだ。
家屋修繕には総計4,000,000円内外の概算がでて見積は工期と人員の確保に
資材の精査を行い一週間以内に判明することとなった。傍ら概算金額を火災保険にも伝えた
ところあまり良い感触はなく八割も出ればいいところとの反応があった。これには残念。
最たる懸案事項であった窓ガラスが入り施錠が可能となったおかげでブルーシートを外す
ことができたので近隣住民の不安な思いにも対応できた。
通電したので電灯をつけてみたところ、二階の古い電球が湿気の影響で火花を
散らしながらショートを起こしたのには肝を冷やした。即日電気屋さんで電灯を購入し使用が
可能か調べてもらったところ吊り下げ部分の古い電灯線だけが悪くなっていただけのことと
判明したので安堵をした。一日のうちであがったりさがったり気分も落ち着かないのである。
まあ徐々に進んでいることには違いない。
来たるべき墓問題に備えて母の眠る共同埋葬地で線香をあげて連泊最終日となるホテルに
むかった。
⭕生命保険といっても郵貯保険の終身タイプであったので満期後定めのあるの期間を経て
被保険者が満額の保険料から徐々に一定の金額を受取るので最終的に満額の25%が
支払われるようであったのだがこの通りではなかった。この詳細は後述。
⭕火災保険に工費の見積を伝えるのはなんとなく手の内を曝すようであったが、実際払わ
れる保険金の範囲内で済ませようと思うなら業者に予算というか目処を伝えなければ
ただ伝えるままになって工法の変更であれ資材の価格検討や工期の見直しといったところ
が出来なくなるので敢えて伝えることになった。
⭕火災保険について追記すれば契約条件との兼ね合いもさることながら時間と資金に余裕
があるならば相見積もりを一次工事の段階からしたほうが安価に済ませられる可能性が
あるので是非に行いたい。自らは工事完了後支払い済み条件での保険金払いであったため
一刻も早い支払いが求められたため、やむなく拙速と思える発注となってしまった。
写真は母の墓所にむかった際のもの
