ADHDの人は

片付けが苦手だといいます。

ある程度は仕方ないとは思うものの、

将来的に『支援』はない我が子、

汚部屋は単純に損なので、

部屋の片付けを徹底的に教えました。


片付けの基本なんて知らないけど、

とりあえず上から片付ける。

片付けるというか、分類する。

内容で分類してもいいし、

捨てる捨てないで分類してもいい。

とにかくまず分類しないと。


ゴミに関しては、この時代ですから

きちんと分別して欲しいけど、

ルールや正義にこだわるのもADHD。

考えすぎて時間がかかるのもよくない。

自分の判断で分別できないものは、

とりあえず一まとめにして母が分別の手伝い。


文房具なんかも、片付けに困りますね。

こういったものは、大きめのプラ箱に

なんでもとにかく入れる!

ペンがない、ハサミがない、となっても、

この文具ボックスに入れていれば、

あちこち探す手間もない。

しまう時も、ただ入れればいい。


分類も、細かくやりすぎないのがコツ。


掃除機掛け、我が子は楽しいみたいです。

コードレスの掃除機なので準備も不要で、

小回りが利くのも使いやすいようです。

使い終わった後は紙(ゴミ)パックの

余力を確認し、充電するまで教えました。


ちなみに、紙パックを交換したい時、

直ちに母に申告すること、

という点まで練習しました。

ちゃんと声に出して、

「掃除機の紙パックを交換したいです」

「新しい紙パックをください」

など、発言の練習です。

これ、やるとやらないで大きく違いました。

上記の文章を言ってごらん?と復唱させ、

その後会話を続けます。

「○○○って言うのよ?わかった?」

みたいに教えても、効果は薄い。

わかる、と実行する、は違うんですよね。


幼児の頃からしっかり教えてきたので、

片付けだけは出来るようになりました。

もちろん毎日ピカピカなわけじゃなく、

散らかっている時も多いです。

でも、自分で自覚して工夫して、

片付けると気持ちいい!と実感すれば、

将来的にも汚部屋は免れるでしょう。