こういうのは気持ちが盛り上がっている最中に書くのが良いというのが持論です。

一気に3つ目にまいります!

 

キャラクター紹介の続きを。

 

【ルース】

キャラクターの中ではアベルに次いで年長。

お兄さん的な役割を持ちつつも、

「ひとりで寝るのが寂しい」という一面を持つルース。

ルースには双子の弟・ロイがいて、

ルースはなんでもできる器用な子でしたが、ロイは失敗が多い。

そして、ママはそんなロイに失望や怒りを向けることなく平等に扱おうと心がける人なのですが

それがルースとロイにとっては逆に傷になっていた、というのがなんともリアル。

ルースはクワイアへ入るも変声期を迎えて卒業となるのですが、

なんとクワイアに入っていないロイが天使になってしまう。

そこから、なんでもできる、物分かりのよい兄であったルースに大きな変化が訪れます。

変化は様々な衝突を生むけれど、

一方で傷つけあわないようにと気を遣いあってきたママ、ルース、ロイはようやく

心からぶつかりあうんですが・・・このシーンがなんとももう・・・

痛みと向き合ったことで、傷ついているギャビーにも向き合えたルース。

そしてギャビーは、そんな、ひとりで眠るのが嫌いなルースが戻ってきたときに

自分のベッドを半分貸そうと考えるわけですが、

”そこには何の物語もない 依存もゆるしも罪もない ただのひとつの清潔なベッドだ”(5巻より)

深い・・・この言葉もベスト5に入るくらい好きです。

 

【アル】

とある目的があってクワイアに入ったアルの正体は王子様。

アルの魅力は、「天使になることが目的ではない」からこそ

俯瞰した視点でクワイアの少年たちを見守っていることにあると思います。

クワイアの少年たちが純粋に天使に憧れているだけではなく、

様々な葛藤を抱えているということにも気づいていましたし、

アルが天使という考え方を

”大人達の無意識の良心”(6巻より)

と表現したのですが、これはきっとアルでないと言えない台詞です。

アルは天使には決してならない、なぜなら歌でクワイアに入ったわけではないから。

だからこそすべてを冷静に見ることが出来る。

アルの存在はギャビーにとって救いだったと思っています。

 

【イーノク】

私が一番好きなキャラクターです。

初登場時から、周囲は彼のことを「優等生」と表現していました。

決して感情を激しく表に出さない、いつも穏やかに微笑んでいる。

何よりイーノクが他の天使候補たちと大きく異なるのは、

他の天使候補たちはママから愛情を得られていないと苦しんだり、ママの顔も見たことがなかったり、

ママとの間に確執があったり、なんらかの悩みを抱えているのですが、

イーノクにだけはその悩みがない。

むしろイーノクの家庭はパパ、ママ、ふたりともイーノクを本当に大事に大事に育てていて、

その愛情を受けてイーノクも家族思いの少年に育ち、

週末はいつも家に帰ってみんなで手料理を楽しみ、ソファで3人一緒にあたたかく眠ったりする。

そしてイーノクはそうやってまっすぐに育ったからこそ、

穏やかに神様を信じ、

天使になることを純粋に純粋に憧れているのかと思ったのですが、

最後にイーノクが辿り着いたのは

「だれかを救いたい」という気持ちだったんですよ・・・

だからこそ私は、イーノクはむしろ天使にならず、

まわりのみんなのことを思いやりながら大人になっていくのかと思っていたのですが・・・

最後にはイーノクは、自分が天使になったことを同室のラザロ以外に告げず旅立ってしまいます。

天使の歌声を、電話でパパとママだけに聴かせて。

この、誰が天使になるかわからないというのは本当に読んでいてつらい展開です。

そんな中、イーノクのパパとママはイーノクがいないときには2人で、

イーノクが亡くなってしまうときのことをいつも考えていたというのも・・・胸が痛い・・・

クワイアのメンバーたちも、イーノクがいつも周りのみんなのことを考えて微笑んでくれたことを思い出して、

イーノクのやさしさを胸に留めてこれからを過ごしていくんです。

イーノクはたくさんのものをみんなに残してくれたんですね。

 

 

・・・と、ようやくキャラクター紹介を終えました。

 

物語を通じて思ったのは、

この漫画のタイトルともなっている「ママ」たちは

決して強い、包み込むだけの存在ではなく、

ママたちにもそれぞれのストーリーがあって

失敗したり、弱さを見せてしまったりする。

けどそれは決してマイナスにはたらくわけではなく、

むしろ少年たちが成長したり、殻を破るきっかけになっています。

それぞれのキャラクターと、ママとの関係をじっくり考えながら読むことができます。

その中に「天使」というこの世界の設定がある・・・

ここが物語の核なのかなと思います。

 

記事としては3つにまとまりましたが、

話しきれなかったことがまだまだあります(笑)。

 

こんな素敵な作品に出会えてよかったなぁと本当に感謝です。

今は試し読みのシステムが普及して、

作品に出会える確率があがったのは漫画好きには嬉しいですね。

 

これからもジャンル問わず「これだ!!!」って作品を見つけるために

貪欲に生きようと思います。

 

まずは売野先生の他の作品を読んでみたいです。

 

 

1つ目の記事を書いたテンションのまま2つ目の記事へまいります。

 

①では『MAMA』の全体を通した魅力を書きましたが、

オムニバスである本作はキャラクターひとりひとりの掘り下げがあるので

キャラクターごとにさらに詳しく感想を書かせてください(これも切実に・・・)!

 

また、『MAMA』というタイトル通り、この漫画では少年たちとママとの関係が

物語の大きな核となっています。

キャラクターによっては女の子との関係も描かれているのでそのあたりも含めて・・・

 

【ギャビー】

主人公です。

初登場時にはどちらかというと謎めいた存在というか、

人からの評価にあまり興味を示さず感情をあらわにすることも少なく、

主人公だけれど掴みにくいという印象でしたが、

読み進めていくうちにどんどん感情を出すようになってきて

ああやっぱりギャビーが主人公なんだなぁ・・・と思いました。

クワイアAクラスの少年たちは裕福な子が多いのですが

ギャビーは貧しくつらい人生を経験していて、

それがギャビーの心には大きな傷を残していて、

物語が終盤になるにつれてその傷が浮き彫りになる。

ギャビーはクワイアの中でもずば抜けて歌の才能があるけれども、

「天使になりたくない」から、天使を夢見る周りの少年たちが理解できない。

この、天使に対する疑念の描き方が、まさに読者の気持ちを代弁しているんですよね。

友人のひとりが天使にならずに変声期を迎えたとき、ギャビーだけはほっとするんですが、

他の少年たちはそんなギャビーになんともいえない視線を向ける・・・

これがクワイアやこの世界での考え方を大きく表しているような気がします。

また、ギャビーはその苦しい生活ゆえに、ママからも明確な愛情を感じられず、

ますます苦しみの中に進んでいく・・・読んでいて胸がキリキリしました・・・

ギャビーどうなるの?どうなるの?とハラハラしながら読みました。

あと、ギャビーはクワイアの寮の近くに別荘があるマルタという少女と知り合って、

淡い恋心を抱くのですが、

個人的にはこのマルタとの出会いと関係性がすごくツボでした。

マルタは初登場時、いかにも素朴な黒髪のおさげの少女で、

「ギャビーは天使さまになるお方なんだから!」と、言葉づかいも優等生タイプだったんです。

マルタとギャビーは手紙のやりとりをして仲を深めていくかと思いきや、

ギャビーが待てどもマルタからは全然手紙が来ない。

マルタの手紙を待たなくなったころに突然マルタはギャビーの目の前に現れるのですが

このマルタがもう、おさげじゃなくなってて、黒髪サラサラロングヘアの

艶っぽさのある美少女になっているんですよ・・・

それで「歌ってよ」「おかしいの・・・」なんて悩ましげな台詞を言うようになるんですよね・・・

その再会でギャビーが、自分にとってはマルタの存在が大きかった(手紙を待ち遠しく思っていた)けれども

マルタにとってギャビーは別荘の近くでただ一度会ったきりの少年でしかないことを知り、

ここで

”悲しさはない むしろうれしかった 僕の人生の輝く瞬間でした”(6巻より)

このモノローグをもってくるのがなんというかもう・・・表現するためのボキャブラリーがないのが悔しい限りです。

 

【ラザロ】

ギャビーと一緒にクワイアに入団した少年。

一見天真爛漫で元気な男の子!という雰囲気ですが、

おそらくクワイアの中では一番負けん気が強く、

色々なことに対して器用です。

勉強も相当できるはず、難しい言語もすぐに訳したりしていたので。

ラザロはすごく好きなキャラクターです。

ラザロは器用すぎるがゆえに色々な挑戦をするけれども、いつも一位になれず、

歌が上手いギャビーに嫉妬して無視したりする、クワイアの少年たちの中でもかなり人間臭い一面をもっています。

ラザロのママは、ラザロのそういう面を心配していて、そしてラザロはそんなママから離れたいと思っています。

ですがラザロは人間味があるからこそ、そのやさしさとか気遣いが大人なんですよね。

苦しんでいるギャビーにかけた一言

”僕は なるべく君を 光でも闇でもない 風の通りのある部屋に連れていく”(5巻)

これなんかは、色々な感情を知っているラザロだからこそかけられた言葉だなぁと。

ラザロがひとつ大きく成長するきっかけになった、ラザロのママの言葉

”あごの下で髪をなぜるのが好きなの

まだこんなに幸福にしてくれるのね”(1巻)

も好きな台詞です。幸福にしてくれるって、優しい言葉選びだなぁ・・・

 

【アベル】

推しメンのひとりです。

黒髪、切れ長の目、儚げなのにちょっと危うい、初登場時から

このキャラ絶対私の好きなキャラ!と思っていたら

2巻は彼の死から始まり、かなりショックを受けました・・・

そして、アベルの死から少しずつアベルがどういう少年だったのかが明かされていきます。

アベルはもともとは明るくてはつらつとした少年だったのが、

友人が天使になって旅立つその瞬間を目撃してしまってから

すさんでしまい、「あれ(天使)はただの死だ」ということを周りの少年にも言うようになります。

そんなアベルを罰当たりだ、天使になんかなるはずないと言う者もいたのですが

そのアベルがコンサート中に突然天使になる=明らかに突き抜けた歌声になるんです。

天使になる瞬間の友人の苦しむ姿を見て「あんな死に方をしたくない」と誰よりも思っていた

アベルが天使になる、残酷すぎる運命・・・

何よりアベルは、すさんでしまってからもママのことを本当に大事にしていて、

ママの前では本当に愛らしい息子のままだったんですよね。

もう少しで変声期を迎えて、ママと一緒に暮らせるはずだったのにと思うともう涙が・・・

アベルは後述するミカと依存に近い関係だったのですが、

天使になってからのアベルはミカに思わぬやさしさを見せ、

そしてミカもやさしさを返す。

アベルの死の理由もまたミカを思ってのことで、

実はアベルは表面では変わったように見えても、

母親思い、友達思いのやさしい心は何一つ変わっていなかったんだなぁと思います。

徐々に死に近づき、体の自由や視力までも失っていくアベルが、

自分が愛する自然の一部に戻ることを感じ穏やかになっていくシーンは息を止めるくらい集中して読んでしまいました。

 

【ミカ】

前述したアベルとは依存的な関係にありました(最初は)。

ギムナジウムの漫画でいったら

甘えんぼで末っ子気質の、気が強いキャラクターかなと思っていましたが、

アベルとの出会いでミカは大きく変わります。

ミカのママは家を出て行ってしまっており、愛情を欲しています。

それをアベルに見抜かれているのですが、

アベルのはからいによってミカはママと再会します。

そのやさしさを受けて、ミカもアベルが旅立つときまでそばにいることを決意するのですが、

そのときのミカの言葉、

”誰もが皆ずるいんだって

でも 善くありたい欲求もまた拒めないんだね”(2巻)

ずんとくる言葉だなぁ・・・

ミカはそれから周りが気づくくらい、明るい少年へと変わります。

それと同時に、アベルの死がミカを苦しめるようになり、ミカは新たな痛みを知る。

そういった経験を得たミカは、物語終盤では

「なんとかしてギャビーを助けたい」という本当に友達思いな一面を見せるようになって、

一気にミカのことも好きになりました。

書けば書くほど好きなキャラクターしかいないし、物語が進むにつれて好きになるキャラクターばかりです。

 

【シオン】

①で書いたように、毎朝バイブルを読み上げるような

信心深い男の子です。

信心深いからこそ、少しかたよった見方をすることもあるけれど、

素直で優しく、親切なのでみんなに好かれています。

シオンの両親は彼が生まれてすぐに亡くなっており、顔を見たこともありません。

そしてシオンが、バレリーナを目指すデボラという女の子と出会うんですけど、

このデボラがまた魅力的なんですよね・・・

シオンと似て真面目なんだけれども、

芯の強い、自分自身をしっかりと持っているところがあって、

特別美人という描き方をされているわけではないけれども、人を惹きつける感じ。

シオンが「デボラの髪の毛が汗で額や顔に貼りついて、それがすごく色っぽくて女の子だった・・・」と

吐露したとき、ああわかるなあと思いました。

一途すぎるまでに神様を信じていてどこか危ういシオンと、

シオンと似たところはあるけれど女の子らしい現実的な考えもきちんと持っているデボラ。

デボラの

”強くはないけど 弱い心を見せてくれているときは 自分の弱さは見せないであげたい”(3巻)

の台詞に胸打たれ、

この2人には(シオンの天使になりたいという望みは強いけれど)いつか大人になって

幸せになってほしい・・・と思っていたのです・・・が・・・

 

【レビ】

①の記事で紹介したモノローグの主です。

1巻や2巻での表情を見るに、

皮肉屋さんというかドライなタイプかなと思っていました。

あんまり目を大きく見開かないというか、少し目を細めていつも相手を静かに見ている表情というんでしょうか。

そう思っていただけに3巻でレビの印象ががらりと変わって、

本当にやさしい男の子だなぁと感動してしまいました。

レビには幽霊の姿が見えます。

レビはよく本を読んでいるのですが、

幽霊たちの悲しい物語を知っているレビが、悲しい結末ではなく幸せになる物語を蓄積していくんだ・・・と語ったとき

「そんな理由があったのか・・・!」と。

そして何より①の記事でも書いたように、

友人を大切に思っていて、でもそれを自分の言葉で伝えられるのかわからなくて思い悩んでいる。

物語終盤ではミカと一緒にギャビーを思いやって行動を起こすのですが、

終盤でのレビやミカからは

「つらい思いをしている友達に自分ができることは少ないけど、でも何とかしたい」

というひたむきな思いが伝わってきます。

 

 

と、まだキャラクターを全部紹介しきれていないのにかなりの長さになってしまいました(笑)。

次でおそらく最後になります!たぶん、ですが!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、いろいろな漫画を読みつくして、

「もしかして好みの漫画が今後見つからなかったらどうしよう・・・」などと

少し焦っておりましたが、

要らぬ心配でした。

また素敵な漫画『MAMA』(売野機子先生)に出会いました。

 

アプリの試し読みで出会った漫画なのですが、初めて出会ったときにはもう衝撃で衝撃で、

古本屋ユーザーの私もこればかりはきれいな新刊がほしくて取り寄せました(笑)。

 

主なあらすじとしては、

歌声の美しい男の子が生まれるとその子は(この漫画の世界では)「天使」の候補と呼ばれるようになり、

その子たちの多くはクワイア(聖歌隊)として世界各地を飛び回って歌うのですが、

クワイアの中でもその歌声がさらに磨かれていって最高潮に達したときには本当の「天使」になる、

すなわち天に召されることになります。

そのような世界で主人公のガブリエル(愛称:ギャビー)をはじめクワイアの男の子たちが織り成す物語です。

 

この漫画に関しては、おそらく1つの記事にはおさめきれないので最低3つには分かれそうです。

そのくらいに好きな漫画になりました。

そして、この作品の良さを感想にしようと思うとかなりネタバレしてしまうと思いますので、あらかじめ予告させていただきます。

 

 

 

以下、なぜ私がこんなに『MAMA』を好きになったのか、理由を語らせてください(切実に・・・)。

 

 

理由1.天使とは?

 

この漫画はオムニバス形式になっていて(全6章)、

クワイアのメンバーそれぞれに焦点があたっていくので、

この謎めいた「天使」という存在に対してそれぞれの少年たちがいかに向き合っていくのか、

とても丁寧に描かれています。

 

天使とはある少年にとっては目標であり、

ある少年にとっては死であり・・・というそれぞれの視点で語られています。

 

この作品の世界では天使になることは奇跡であり栄誉であり、

クワイアの少年たちはそのほとんどが天使になることを夢見ています。

もちろん、天使にならずに変声期を迎え、大人になる者もいます。

変声期を迎えた少年たちの多くは、「天使になれなくてごめんね」と両親に謝る・・・

そんな世界があるのか、という違和感に読者は苛まれるのですが、

次第に少年たちがただ単純に天使に憧れているわけではないことがわかります。

10~15歳くらいの少年たちが、次々に友達を失い、

天使への見方が変化していきます。

天使になりたくない少年もいます(主人公のギャビーもそのひとり)。

この天使という設定こそが、本当に考えさせられるテーマなんです。

 

理由2.絵のもつ力

 

次に、この漫画ですごいと思ったのは、

絵だけでその歌声が伝わること。

 

クワイアの少年たちの物語ですから、

歌唱シーンがたくさん出てきます。

 

少年たちの表情、

聞いている観客の表情、

背景への光の入り方で、

「今きっと、こんな歌声が響いているんだな・・・」

ということがわかるんですよね。

ああ漫画って本当に不思議な媒体だなぁ・・・とあらためて実感しました。

 

また、歌声のシーンだけではなく、売野先生の描く「表情」が、

わかりやすい表情ではないからこそリアルというか、

喜怒哀楽どおりの表情をしないからこそ何か伝わるというか・・・

「このシーンでこの表情をもってくるのか!」と何回驚いたかわかりません。

 

理由3.キャラクターの意外性

 

クワイアは2つのクラスに分かれていて、上級クラス(Aクラス)の少年たちに

スポットがあてられています。

 

6巻にわたる物語の中で、全員の少年たちの印象がどんどん変わるのも魅力のひとつでした。

「第一印象はこんな感じだったから、こういう展開になるのかな」という予想を

見事に裏切られました。

 

キャラクターひとりひとりについては、記事を分けてじっっっくり書きたいので

今は省略します(笑)。

 

理由4.言葉の選び方

 

私が一番好きだったのは漫画にちりばめられた「言葉」です。

 

ついついアプリで試し読みするのにはまってしまって、

忙しい時は急いで漫画を読んでしまうことが多かったのですが、

『MAMA』に関してはあまりにも言葉にはっとさせられることが多くて、

1ページ1分くらい止まって読んでおりました。

 

特に「ああなんでこんなに素敵な言葉を並べることができるのか・・・」

と思ったお気に入りの台詞がたくさん詰まったシーンは、

3巻で、レビという少年が同室の少年(シオン)についての印象を語る、ここ。

 

”シオンが毎朝 バイブルを読み上げて祈りを捧げる

その 紙をめくる音とか かすかに聞こえるハミングみたいな声が

母親がキッチンでクリーム泡立てる日曜日の朝?みたいで

想像だけどさ なんつーか 悪い奴じゃないんだ”

 

素敵・・・すぎる・・・

毎朝バイブルを読み上げて祈りを捧げる音を聞いたこともなく、

母親が日曜日の朝にクリームを泡立てている場面に遭遇したことがなくても、

やわらかな空気が伝わる、これはなぜなのか・・・

そして、そこから「なんつーか 悪い奴じゃない」なるほどなぁ・・・(感嘆)

 

漫画の台詞(モノローグ)というよりは

ひとつの詩を読んでいる感覚に近いかもしれません。

 

こんな言葉が随所に出てきますから、

一言一句見逃せない、むしろひとつの台詞を繰り返して頭の中で思い出して、

色々考えたくなるんですよね。

 

他にも好きな言葉がありすぎてどうしようですが、

それはおいおい、次の記事にて・・・

 

 

と、3つの記事には分かれるといっておきながら、

すでにとんでもなく長くなってしまいました(笑)。

 

キャラクターそれぞれについても感想に綴りたいことが山ほどあるので、

このテンションのまま近いうちに書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 


とうとう7月になってしまいました…このままだとあっという間に来年になってしまいそう…

7月といえば暑くなってきて元気は無くなりますが、ちょっと切なくて雰囲気のあるモチーフが多い気がします。
最近、と言うか前から切ない花言葉を調べるのが趣味みたいになっていますが、
夕顔の花言葉が「はかない恋」「罪」というなんともいえない花言葉で、見た目も好きなので描きたかったんですが…実物を見たことがないとこんなにうまく描けないとは…笑

何度も言うようですが私は黒髪ぱっつんロングの女の子が大好きです。
そして夏のセーラー服ならば白襟セーラーに青いスカーフがダントツで好きです。
つまり好きなものをうわーっと詰め込みました!笑

夕顔だけじゃなく、朝顔もはかない恋っていう花言葉があるみたいで、咲いてすぐしぼむ切なさがこの花言葉に繋がっているんだそうです。
なんともロマンチックなお話ですね…



6月、洗濯物が乾かないとかじめじめするとかはしんどいですけど、
雨とか紫陽花とか、そういう絵になる要素が詰まってるのは嬉しい。
またまた最近ハマっているセピア色のペンで。
この方法、簡単にノスタルジックになるからついつい使ってしまいます!

あと最近は写真の効果を加工すると絵の雰囲気がガラッと変わるのも楽しいので色々試してます。




おんなじ絵なのに全然タッチが変わる!スマホは進化してますね音譜

暑くなってきましたが、色々工夫して乗り切りたいものです…!


最近、バッチリオシャレした女の子を描くよりも、ちょっとゆったりした服や普段着を着てる女の子を描く方が好きです。
ポーズも、くつろいでいるときのほうが人間っぽくて、描いていて楽しい音譜

描いているだけでやわらかい気持ちになりますニコニコ
Tシャツの季節になってきたなぁ…としみじみ。



5月になりました音譜
一気にあったかくなって、冬服も一応置いといた方がいいよね?という状況が急激に変わりました、季節は早いです…!

レトロな髪型や服装って素敵だなあと思って描いた2枚。
あれ…?なんだか最近食べ物ばかり絵に描いてるような…(笑)

レトロなものってむしろ新しいのか、ずっと人気ですよね!
今の服の流行はわからないのですが、大学生のときは紺色のワンピースに白襟とか、ちょっと懐かしい感じの服が流行っていたのを覚えています。
大正レトロな着物の柄は、画像を検索してずっと見ていられるくらい大好きです恋の矢

これからもずっと好きなんだろうなぁ…レトロ…


こんにちは、まどれーぬです音譜
最近、紅茶派からコーヒー派になりました。
といっても、ブラックじゃなくてミルクコーヒーですが…笑
コーヒーを飲んでいるぞという贅沢感が好きなんでしょうか。
まだまだ駆け出しコーヒー派です。

そんな日々ですので、食べることにかかわるイラストを2枚描きました。




マグカップってどうしてこんなに可愛いというか、ほっこりわくわくするのでしょうか。
そして砂糖とミルク、以前は砂糖入りが苦手でしたが最近は程よく砂糖とミルクが入ったやつが好きです…そして砂糖が角砂糖だとなおのことテンションが上がります。もしくは、砂糖用のまるいスプーンがついてるサラサラの砂糖、あれもテンションが上がります。
柑橘系の断面もいつまでも好きです。可愛い。今朝見たテレビ番組のママレードが美味しそうだったので、触発されました。そしてスーパーでママレードも買ってしまいました。ママレード、なんでこんなに惹かれるのか…

と、食の好みをただただ語る場になってしまいましたが笑、
そのときの好みに絵も影響されるものですねニコニコ

お久しぶりです、まどれーぬですニコ

これからは少しずつ更新したいと言いながら、何度も挫折してしまう自分…(笑)

春って創作意欲が高まります、不思議と。
なので、ひさびさに描きました!



上のイラストは、仲良くしてる女の子が描きたくて、あと花かんむりって本当に久しく見てなくて懐かしいなと思って描きました。
下のイラストは、セピア色のペン(なんとも素敵です、セピア色という響き)を手に入れたので、風で散る桜をイメージしつつ。

久し振りに描くと、何と何を混ぜたら何色になるかすら忘れてしまってましたが(笑)、
ちょっと描くことに目覚めました!
大がかりな絵は難しくとも、時々描けたらいいなと思います音譜

 

本当の本当に、お久しぶりです。

まどれーぬです^^

 

前回の投稿を見たらなんと、2016年3月・・・!

なんと3年近く前でした・・・!

もはやブログの編集画面も一新されており、使い方が全くわかりません(笑)

 

これだけ投稿できなかったのには、

忙しかったというのもあるんですけど、

環境の変化に慣れるために体力を使っていたといいましょうか(笑)

今はとても楽しくやっております^^

ということで少しは、たまには、投稿できるのでは?(といいつつまた1年くらい空いたらどうしよう・・・)

そんな希望を抱いて、無性にイラストが描きたくなったのでテンションが上がって投稿してしまいました!

特にテーマはありません、カラフルなものを描きたかったので^^

 

最近の悩みといえば、今まで買っていたようなカワイイ系の服がさすがに買えなくなってきたことです。

自分で稼いだお金があるんだから、「これ、可愛い~」っていう服を買いたければたまには買えるのに、

「もうそろそろこのデザインはちょっと・・・」って思って結局無難なデザインのを買うんですよね。

でも、そういう「無難なラインナップ」ばかりが楽しくないかというとそうでもなくて、

そういうシンプルめな服でもちょっとお洒落なデザインを見つけるのは面白かったりします。

こうやってそのときどき、楽しみを見つけていくものなのかなぁと、しみじみ^^

自分が描くイラストの服もそういうシンプルっぽい服になってきた気がするのですよね。

影響を受けやすい(笑)

 

これからもふと投稿したり、ブログにお邪魔したり、なんとも不定期な登場になると思いますが、

お暇なときにでも、のぞいてもらえるととてもうれしいです☆彡