生理(月経)の前になると、腹痛やイライラなど不快な症状を感じる女性の方は多いのではないでしょうか
生理が始まる前の数日間に起こる身体的、または精神的な不調のことを「月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)」と呼びます
PMSの症状は人によってさまざまですが、
- 乳房の張りや痛み
- 肌荒れやにきび
- 体重増加
- 下腹部の張り
- 疲れ・ダルさ
- 腰痛
- むくみ
- 眠気または不眠
などの身体的症状と、
- イライラする
- 憂うつな気分になる
- 落ち着かず怒りやすくなる
- 集中できない
- 情緒不安的になる
といった精神的症状があります
PMSではこれらの症状が、生理の始まる前から現れ、生理が始まると同時に症状が弱まり、やがて消えていくことが特徴的です
原因ははっきりと分かっていませんが、女性ホルモンの「エストロゲン」と「プロゲステロン」の急激な変動が関わっていると考えられています。
例えば、ホルモンの働きで水分が体から排出しにくくなってしまうと、むくみの原因になり、体がだるく感じることがあります
また気持ちが落ち込んだり集中力が低下したりするのは、ホルモンの影響による脳内の「セロトニン」低下が関係しているといわれています
PMSの症状を改善するためには、バランスの良い食事をとり軽い有酸素運動を行うことが効果的といわれています
不規則な生活を避け、ストレスをため込まないようにいつも以上にリラックスと休息を心がけましょう
- アルコール
- カフェイン
- 塩分
はむくみや緊張感などを高めPMSの症状を悪化させる可能性があるため、控えましょう。
また、お薬を使って症状を緩和するのもひとつの選択肢です
PMSの症状は人それぞれ違うため、医師や薬剤師に相談し、ご自身にあったお薬を効果的に使いましょう