マレーシアは赤道に近いことから熱帯雨林気候に属します
そのため各家庭、ショッピングセンター、病院、車等あらゆる場所で必ずエアコンを使用していると思います。
しかし、これがマレーシアで感染症が蔓延しやすい要因の一つとして考えられているのです
というのも、フィルターを掃除しないと「カビ」が発生するため、送風によって部屋中に蔓延し、人体に悪影響が出ることも
カビは人間にとって有益なカビもあれば、害をもたらすカビもいます
そして成熟したカビは胞子をつくり空気中に広がります。
その胞子が食物に付着したものを摂取すると「食中毒」となり、吸い込むことで「アレルギー症状」や付着することで「真菌感染症」を引き起こすのです
食中毒は主に嘔吐や下痢の症状で発症します。
また、アレルギー症状とはアトピー性皮膚炎や喘息、肺炎を指します
真菌感染症はあまり耳慣れない病気だと思いますが、実は恐ろしい病気です
有害真菌(カビ)が皮膚や呼吸によって肺に運ばれることで感染症が引き起こされます。
代表的なものは
- アスペルギルス症
- カンジダ症
- クリプトコックス症
で三大内蔵真菌症と呼ばれ、皮膚真菌症では
- 皮膚糸状菌症(水虫、たむし、しらくも)
- マラセチア症
- スポロトリックス症
- クリプトッコックス症
- カンジダ症
が有名です
健康な方には抵抗力があるため、これらの感染・発症はみられませんが、何らかの病気で弱っていると免疫力の低下により接触時に感染します
特に小児や高齢者、糖尿病、免疫不全症患者、免疫抑制、抗ガン治療患者は要注意が必要です
何はともあれ、エアコンフィルターやタオルなどを清潔に保つことで、カビによる悪影響を予防できるので、定期的なメンテナンスをおすすめいたします