春休みに日本に一時帰国される方も多いのではないでしょうか?
日本では、2月にインフルエンザが猛威を振るい、学級閉鎖や学年閉鎖などが確認されました
そこで今回は、帰国に合わせてインフルエンザワクチンを接種することをおすすめするコラム
まずは、
「ワクチンを接種したのにインフルエンザに罹ってしまう人がいるのはなぜですか」
よく耳にする質問に対する回答から。
これには理由があります
通常、ヒトは細菌やウイルスに感染すると、その病原体に対する抵抗力(抗体)が体内に生まれます
この原理を応用したのがワクチンです
病原体の毒性を弱めたり、無毒化したものがワクチン。
ワクチンを接種すると、実際には病気にかからなくてもその病気への免疫ができ、病原体が体内に侵入しても発症を予防したり、症状を軽度ですませたりできます
特に抵抗力の弱い小児や高齢者、基礎疾患(肺炎等)を持っている方が、インフルエンザに感染しても重症化しないようにワクチンの接種を行います。
ただし、インフルエンザウイルスにはいくつかの種類があるため、接種したワクチンとは別の種類が流行すると予防効果が薄くなってしまうことも
つまり、摂取したワクチンと別の型のインフルエンザには、かかってしまう可能性があるということですね…
しかし、せっかくの一時帰国。
インフルエンザに罹ってしまうと行動がかなり制限され、予定も狂ってしまいます
場合によっては、マレーシアに戻るためのフライトも変更しなくてはならなくなるかもしれません。
少しでも発症のリスクを下げるためにも、一時帰国の前には、ワクチン接種をご検討されてみてはいかがでしょうか
体の中で、ある程度の抗体ができるまでに1~2週間程度かかります。
そのため一時帰国の2~4週間前までの接種をおすすめいたします