女性だけじゃない
更年期障害と聞くと女性をイメージされる方も多いかと思いますが、実は働き盛りの男性に発症することもめずらしくありません
男性更年期障害の発症時期は40代の中頃から50代前半が最も多く、症状としては
- うつや集中力の低下などの精神的症状
- 倦怠感などの身体的症状
- 男性機能の衰えなどの性機能関連症状
が挙げられます
あまり知られていないため、症状から精神的な病気として認識されがちで、適正な検査や治療が行われていないケースも多くあるようです
発症の原因としては、加齢による男性ホルモン(テストステロン)の低下が関わっていますが、間接的な要因として、仕事上のストレスや、運動不足なども挙げられます。
男性ホルモンは、自律神経と免疫の働きに関与しているため、自律神経が乱れた結果として、
- 無気力
- やる気がない
- 怒りやすく、イライラする
- 集中力が低下している
- 性欲が低下している
- 寝つきが悪い、眠りが浅い
などの自律神経症状を訴える方が多いです。
筋肉をきたえる運動はテストステロンの分泌を活発にすると言われています
腹筋、腕立て、スクワットなどの筋力トレーニングや、ウォーキングや水泳などの有酸素運動、ストレッチを習慣づけることは、男性更年期障害を予防する方法としても効果的でしょう
気になる症状があっても、男性は女性に比べると更年期障害の受診率が非常に低く、症状が悪化してから来院される方が多いのが現状です。
実際に受診される方は、全体の20%くらいに過ぎないというデータも
症状が悪化してからでは、治療に時間を要する場合もありますし、何よりもご自身が一番つらいのではないでしょうか。
気になる症状がある際は、内科や泌尿器科を受診し、適正な検査(テストステロン量のチェックなど)やカウンセリング、治療を受けることを検討してみてください。
まずは一度医師に相談してみることをおすすめします