少し前のこと。
早朝、救急車を要請して母を搬送してもらった。

主訴は頭痛。
というか、それ以外の目立った症状はなし。

前夜にも頭痛を訴えていたので、訪問介護ステーションの方に相談し、鎮痛剤を服用して様子を見ることにした。
しばらくして頭痛は収まっていたのだけど、早朝頭痛が再発。

救急車を要請するか、数時間待って外来を受診するか迷った。
迷ったけど、母は脳動脈瘤の手術歴があるし、昨年知り合いが脳動脈解離で亡くなっているので、万が一を考えて救急車を要請した。

が、救急隊の方が搬送先の病院の方と話をして、当直の医師が脳外科医ではないため詳しい検査・診断ができないので、もう少し様子を見て外来を受診しては?と言われてしまった。

うん、分かる。
言いたいこと、すっごく分かる。
救急車も救急医療も、限られた医療資源だってこと分かってる。
母よりも重篤な方のために、無駄遣いをしてはいけないのも分かってる。

でも様子を見ているうちにもし急変してしまったら?と思うと、今できる検査だけでもしてもらいたかった。
なので、申し訳なかったけど搬送して頂いた。

結果、CTを撮ってもらい、明らかな出血が認められないのと、麻痺などの症状が見られないことから、帰宅して経過観察することになった。

高齢者の医療リソースの無駄遣い的なことが言われているので、なるべくそのようなことのないように…と思ってはいたけど、身内のことになると難しい。
母が脳動脈瘤手術歴持ちじゃなければ、救急車を要請しなかったとは思うけど…。
このへんの判断力をもう少し養いたい。

救急隊の皆さま、受け入れてくださった病院の皆さま、ありがとうございました。