ゴールデンウイーク前半の1日は亡くなった父の故郷である埼玉県秩父へ。
父は秩父が大好きだった。
年に数回帰るのを楽しみにしていたし、なんなら定年後は秩父に帰りたいとも言っていた。
母は瞬殺で否定していたけれど。
癌で入院していた亡くなる前にも秩父に行きたがっていた。
正直私はそんなに秩父に想いがなく、小さいころはともかくある程度の年頃のころから
家族みんなで「おじいちゃんち」に行くのも正直面倒になった。
母親が秩父に対して「田舎」だの、「不便」だの否定していたからというのも理由のひとつ。
どうしても子供は、特に女の子は、母親の影響を受けるから。
少なくとも私はそういう子だった。
実際に嫌だったこともある。
好き嫌いが多くて小食だった私は、人の家でご飯を食べるのが苦手で
秩父の濃い味があまり口に合わない。
それでもたんまり盛られて食べきるまで許されない。
昭和ってそうだったんですよ(笑)
そんなのが嫌だったりもした。
大人になってからは、「hibaちゃんまだ結婚しないのか?」という親戚たちに
これだから田舎の人間は洗練されていない、と、小ばかにもした。
大人になって、母親の感情とも切り離し改めて秩父を訪れるとよい場所だなぁって感じる。
山があって、川があって、自然が豊かで。
夜祭とか、独特の文化があって。
蕎麦や豚肉も美味しい。
もっと早く気づいて、お父さんと語り、楽しめればよかったな。
いまとなっては仕方のないことだけれど。
夫が一緒に秩父の良さを感じてくれるのはとてもありがたく、嬉しい。
たまに訪れることで、父が触れた地を感じたいなって思う。
**秩父のキャラクターぼてくまくんです**