不思議な体験 | てんとうむしのひとりごと

てんとうむしのひとりごと

ちょこちょこ、ぶつぶつ独り言。点燈しながら歩きます。

 昔はどこにでもあった川岸のネコヤナギが滅多に見られなくなったが、情報をもらって、見に行ってみた。

道端に車を止めて、土手を2m位降りてから、藪をしばらく歩く。

目当てのネコヤナギを確認してから、カメラをバックから 取り出そうとした時、

後ろから何やらガサゴソと音がするので、誰か来たのかと振り返った。

すると目の前に雄のヤマドリ(名前は後でわかった)

とりあえずパチリ。

 

人間に出会って逃げ出すのかと思ったら、しばらくその辺でついばんでいる。

今日の目的は鳥ではないので、しばらく河原で写真を撮ったりしていたが、一向に立ち去る様子もない。

 

1時間位じっとしていた。

 

 一通り撮影も終わって、帰り支度をしていてふと気が付くと、相変わらずそこに居る。

少し遠回りして、刺激しないようにしようかと思ったが、足場が悪くて元来た道を戻るしかない。

目線を合わせないように、無視しながら堂々と通り過ごすことにした。

すると、後をついてくる。

 

  並行して歩いて来る。

 

河原の土手を上がって、靴を履き替えていると、目の前に例のヤマドリ。

折角来てくれたんだから、記念に撮ってあげよう。

右を向いてポーズをとる。今度は左、そして正面。

いいよ。いいよ。 まるでモデルだね。

 

そうは言っても帰らなければいけないのに、車を見送ってくれているようだ。

 

「一緒に車に乗っていくかい?」

と声をかけたら、ようやく山の中へと歩いて行った。