成功は一日で捨て去れ/柳井 正

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前著『一勝九敗』からの間の
UNIQLOの変遷が具体的にわかる著書。

↓今回も赤線引いたとこを抜粋

<新しいシンボルマークに込めた意味>
基本的に企業のマークには、会社が過去にやってきたこと、
今現在やっていること、将来やろうとしていること
がつながって表れていなければならない。

そして、ファーストリテイリングの精神的な基盤を
言葉で表すと「革新と挑戦」になる。

赤色の三角の旗、右肩上がりは、
つまり成長ということ、
会社としてとんがっていることを表している。
日常的なことから少しずつでも変えていこうと、
旗の下に全員が集合するというイメージもわいてくる。
旗=フラッグを構成する3つのラインは
「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」
というFR WAYのステートメントとシンクロしている。
赤色は革新、情熱、強さ、自立、先進
といったイメージがあり、そこにユニクロのDNAを重ねている。


まぁ蘊蓄です。


<本当の意味の女性活用とは>
女性は仕事での達成感を得るということを度外視し、
甘えの思考に偏りがちな人が、男性よりも相対的に
多いのではないだろうか。。。。。

ウィメンズの服は女性がつくらないと質の高い
ものはできないとか、ウィメンズの商品開発は
すべて女性に任せるべきという議論は、少し違うと思う。

世界的に見て優秀な人は、男女問わ優秀なのだ。


現職でよく思うことを文字にしていただいている。
女性の社会進出の応援と、女性のいいなりになることは違くて、、、
そのへんわかってないと、ただ生産能力の低下・一人当たりの稼ぎの低下
につながるんではと僕は思ってます。
女性社員をしっかりコーチングできるようになりたいと思う。


<FR WAYの解説>
独自の企業活動を通じて人々の暮らしの充実に貢献
服は時代の空気を映し出すものであり、新しいライフスタイルの提案であり、
新鮮な感性デザインであり、また新素材や新機能の体験媒体でもあります。
言い換えれば服は人々にとって暮らしの中の「情報媒体」であり「情報そのもの」なのです。
ファーストリテーリングは、この「服という情報」を発信する企業として、
情報発信する上で欠くことのできない情報の収集・編集・加工・伝達の
全行程を、製造小売業という業態活動の中で一貫して駆動させていきます。
そしてたえず先進性のある、人々にとって価値ある情報を伝え、
新しい需要を創り出していきます。
ファーストリテーリングは、「情報発信製造小売業」という
独自の事業コンセプトによる企業活動を通じて、
人々の暮らしの充実にかけがえのない存在となっていきます。


「ファッション」てそういうことなんだと思う。
マネではなく、時代を先読みし、創っていくことが。


この尊重、会社と個人の成長
企業活動の主役は、人間です。
個人が成長せずに会社だけが成長することはあり得ないし、
また会社が成長せずに個人だけが成長することもあり得ない
と考えるからです。
私たちは、個人と会社がともに成長発展して
成果を分かち合える会社になります。
ファーストリテーリンは、卓越した人材が続々と育つ、
人材創出企業となっていきます。


個人プレーに偏ることなく
苦虫を噛みしめてチームプレーに終始することない
企業を目指すということでしょうか。
両者をつなぐのは企業理念ということでしょう。


最後に、
『2008年 新年の抱負 柳井正』より
チャレンジがない仕事は仕事ではありません。
チャレンジがない人生は人生ではありません。

「No Risk No Profit」(成功はリスクを取るものにのみ輝く)



前著同様、
経営者になったとき、また読み返したい本だと思います。
今週の『日経ビジネス』から。

2位にランクインした
歯に衣着せぬ発言が目立つ
UNIQLOの柳井正氏がなぜ嫌われないのか?

『日経ビジネス』は6つの理由を上げる。
①失敗や過ちは素直に認める
 商売に失敗はつきものだという考えるのもと
  失敗は恐れるものではなく、失敗を糧に挑戦を続けることが
  成功につながるというのが柳井氏の経営哲学。
②「日本のため」大義を語る
③権力に屈しない
④ブログやSNSはしない
  無責任な発言の多いネットは選ばず、
  場所と言葉を自分で選んで発信している。
⑤自分の言葉で「熱く」語る
  発信に対するこだわりと熱意
⑥取材の諾否は自分で判断

どんな発信も人任せにせず、自分で考え、決断し、
行動し、すべての責任を自らが負うという「覚悟」。
これこそが柳井正氏の本髄なのだ。


一勝九敗 (新潮文庫)/柳井 正

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中小企業経営者、起業家が
読むべき本だ。
衝撃なのは、売上1兆円近い起業のトップが
こう考え商売と経営をしていること。

↓以下は赤線引いた言葉抜粋。


商売と経営は違う。

商売人は、売ったり買ったりすること自体が好きな人。
経営者とは、しっかりした目標を持ち、計画を立て、その企業を成長させ、
収益を上げる人のことだ。


優秀なプレーヤーが、優秀な管理職ではないのも
ここが理由だろう。
管理職や経営者になった時に意識して
経営者として立ちまわれるかが大切だ。


会社を経営するうえで一番重要なのは
「どういう会社にしたいのか」と、
「どういう人たちと一緒に仕事をしたいのか」
を明確に示すことだと思う。
会社というのは、人にとっての家庭と同じように
日常生活の一部なので、いつの間にか
「会社に勤める」のが当たり前になり、
会社がそこにあることを前提に「惰性で」仕事をするようになる。
自分は何のために会社で仕事をしているのか
という原点を忘れてしまう。
そうならないためにも明確な理念が必要なのだ。


これは毎日意識しておくべきことだろう。
定時に出社し、勤務後は他愛もない会話をしに同僚と飲んで帰る。
その繰り返しのうちに、それが当たり前のようになり
自身の人生の目的を見失ってはならない。
ダラダラと仲が良い関係も問題かもしれないと反省。


全員が組織全体の目標を共有化していて、
しかも自立しながら仕事をしないと成長しない。
同期化する組織を作ることは、
優秀な人だけを集めなければできないわけではないのだ。
優秀かどうかとはまったく関係ないところで求められるべきこともある。
それは職業倫理を理解し、モラルが高い人たちであることだ。
あらゆるモノに「判断基準」や「評価基準」があって、
全員に周知徹底されていて、やった仕事の結果も全部、皆で共有できる。
それぞれの評価に関しても、全部公開されている。
すべてはっきりと目に見えるものに置き換えていくことが
同期化の意味である。
すべての人たちが、一人ずつ”自営業者”として
その会社にコミットする。
そういう組織を目指すべきだと思う。
その大前提として、経営に対する考え方、経営理念が明確に示され、
経営者たちが何を考え、何を実行しているのかも
オープンになっていることが必要だろう。
開かれた活力ある会社にトップダウンのみの
一方通行はありえない。

本当に仕事ができて優秀な人が、その能力や成果に見合った高い給料をとったり、
この会社にいると自己実現できるんだという環境をさらに作らないといけないと思っている。
われわれはつねに、会社と社員の関係をお互いに緊張感のある対等なものと考えている。


組織を突き動かす「軸」が必要だ。
そういう意味では大規模PJをみんなでやってる一体感はこれなんだろう。
だから賛否両論あるような新しいことは
志を同じくする人間を集めないといけない。
組織が大きくなると各自の軸がずれてくることが
問題なのだと実感。


成功するということは、保守的になるということだ。
今のままでいいと思うようになってしまう。
成功したと思うこと、それがすなわちマンネリと保守化、形式化、慢心を生む源だ。
商売というのは、現状があまりうまくいかないときに、
「だったら、どうやればうまくいくのか」ということを
徹底的に考えるということであり、成功したと思った時点でダメになるのだと思う。

商売や経営に欠くべからざる大事な要素は
「スピード」「計画したら必ず実行するということ」
商売や経営で本当に成功しようと思えば、失敗しても実行する。
また、めげずに実行する。これ以外にない。


やる。失敗する。(早く失敗を見つける。)考える。改善実行する。
あきらめが悪いことは大事なことだ。


挑戦と実行を支える「覚悟」があるか。

自分に問い直そう。
自分の人生を賭す「覚悟」があるのか。
このGWしっかり考え、そして実行しようと思う。