菓銘は、「青嵐」(あおあらし) 。
私のお茶の先生は、亡くなられて10年余りになる。
作法の他に、
茶花やお菓子について、その名前や姿、又それにまつわる
歌や句を必ず添えて説明してくださり、その知識と造詣の
深さにいつも感銘を受けた。
着物の袂には、いつも小さな手帳を入れておき、その大切な
お話をメモにとって帰ったものである。
亡くなられた今でも、
尊敬申し上げ、未だに他の先生に付けないでいる。
その頃にもこのお菓子が出た。
青嵐 定まる時や 苗の色 服部嵐雪
の句を添えての説明だった。
茶花やお菓子について、その名前や姿、又それにまつわる
歌や句を必ず添えて説明してくださり、その知識と造詣の
深さにいつも感銘を受けた。
着物の袂には、いつも小さな手帳を入れておき、その大切な
お話をメモにとって帰ったものである。
亡くなられた今でも、
尊敬申し上げ、未だに他の先生に付けないでいる。
その頃にもこのお菓子が出た。
青嵐 定まる時や 苗の色 服部嵐雪
の句を添えての説明だった。
「せいらん」と音読みをすると、10月の季語になるので、
「あおあらし」と読み、
それは、初夏の青葉をゆすって吹き渡る、やや強い風の事で、
メー・ストームとも。
今日も庭のハナミズキの枝が、青嵐に大きくそよいでいる。
先生のお顔が、目に浮かぶ。
錦玉、みじん羊羹 。
「あおあらし」と読み、
それは、初夏の青葉をゆすって吹き渡る、やや強い風の事で、
メー・ストームとも。
今日も庭のハナミズキの枝が、青嵐に大きくそよいでいる。
先生のお顔が、目に浮かぶ。
錦玉、みじん羊羹 。