心臓の電気の流れ

電気の流れは心臓の右房にある洞結節からはじまります。
洞結節の調子が悪くなったとき、心房内の電気の流れが悪くなったときは洞結節です。
自分で書いたイラストなんでわかりにくいですが、ヒス束は1本でそれが右脚、左脚にわかれます。
さらに細かく枝分かれした電線網をプルキンエ繊維といいます。
↑この関係が刺激伝導系です(*`・∀・)b
洞結節→心房内の電線→房室結節→ヒス束→右脚、左脚 の順に電気が流れて心臓が収縮します。
ちなみに、電気的には 心臓の収縮…脱分極
心臓の弛緩…再分極 となります。
Q派とS派は見えなくても正常です。
P派
心房の興奮過程を表します。
正常幅0.04秒高さ0.4mVまでです。
P派はは洞結節を表します。
P派がない:洞房結節や寝室から収縮刺激が始まっている=洞結節に異常がある
P派の形の変化:心房中で刺激の発信場所が移動している
弁膜症などで心房が大きくなっている
(P派の形より、あるかどうかが重要)
P-Q間隔
正常は0.06~0.13秒です。
P-Q間隔は電気が発生して心室に入るまでの時間です。
つまり洞結節→房室結節ですね!
P-Qの延長は心房から心室への電気の通りがわるくなっていることがわかります。
(第一度房室ブロック)
P-Qの短縮は別の電気の通り道(バイパス)を通っていることがわかります。
(電線内で電気は一定の速度で流れる)
QRS群
左心室と右心室の興奮過程です。
→房室結節→ヒス束→プルキンエ線維→左心室・右心室の興奮・収縮
正常 小型犬 幅:0.05秒 高さ:2.5mv
中・大型犬 幅:0.06秒 高さ:3.0mv
※高さは基線からRは先端までの高さです。
Rの高さは電気の流れる力が強いとき高くなります。
つまりR派が高い=心肥大(差心肥大)疑いです。
※ちなみに左心肥大は虚血性ST-T変化をともないます。ST-T変化については下で説明します。
なのでR派が高いだけでは肥大の疑いとなります。
QRSの幅は電気の流れの悪さで長くなります。
脚ブロックと冠動脈硬化による血流障害が主です。
上の図で紹介した左脚や右脚の電気の通りが悪くなると右脚ブロックや左脚ブロックといわれます。
右脚ブロックはほとんど心配なし!
左脚ブロックは心筋障害が原因!

S-T分節
S-Tは心筋の興奮終了に至る部分です。
S-T分節は基線に沿っているのが正常です。
SからTにかけて右斜めに落ちていく感じの線がS-Tスラーという異常です。
(心室肥大)
Ⅱ誘導で基線より0.2mv以上、Ⅲ誘導で0.1~0.2mv以上下がる→S-T低下といいます。
(低酸素症、心筋炎、高Ca血症)S-Tが基線よりがっくり下がるとまずいということです。
Ⅱ誘導またはⅢ誘導で基線よりも0.15mv以上上がるとS-T上昇です。
(低酸素症、心筋炎、左心肥大、低Ca血症)
T派
T派は心臓の弛緩で出来る波です。
心肥大、心筋障害があるとスムーズに弛緩できず、Tにも異常がでます。
通常はR派の高さの1/4以下の高さです。
増高→心室肥大、低酸素症、高K血症(テント状T派)
小さく二相性→低K血症
二相性…T派が一つの波でなく、上向きと下向きの波形が存在する。
モニター時の逆転・増高→低酸素症(麻酔と換気のチェック)
QT時間
QT時間は心臓の電気的収縮時間です。
QT延長はT派が遅れて心臓の興奮が延長しているのを示しています。
正常は0.14~0.22秒
QTの延長:低K血症、低Ca血症、高K血症
QTの短縮:高Ca血症
というわけで自分用心電図メモ終了です(*`・∀・)b
ではではノシ
