手術を終え病院から帰るとゲージに入ることを極端に嫌い、触られることが嫌いになってしまったナナちゃん。
ゲージに入れられ入院していた事がよっぽど嫌だったんでしょう。
今思うと、マッサージで直すことも出来たのでないかなどと考えてしまいます。
四足で立っている生き物が、一本でも不自由になったらどうなるのだろと考え、安楽死もやむ得ないかもしれないとも考えました。が、ナナちゃんは障害にもめげず、相棒犬ハチと一緒に散歩することが大好きでした。
夫と2頭のピレニーズを散歩させてあげる時、良く話したことがありました。知らない人がみたらペット虐待と見られるねと。
山登りなど、ナナちゃんを連れてってあげれない時は、悲しそうに何時までも泣くので義母が牛乳を飲ませたり食べ物を与え慰めると、やっと泣きやむと言っていました。
7歳位までは屋上へも上り、散歩で1階に下りても3階まで登れたのですが、だんだん登り下りができなくなり3階のスペースだけで暮らすようになりました。(以前の家は4階建てでした)
昼間は居間の指定の位置かソファー及び廊下の風が通る場所。夜は私の部屋と自由にはしていましたが時折ベランダに鼻をつきだし外の空気を吸いたいようでした。
ここに引っ越してきて、自由に庭で過ごせるようになり、朝晩の散歩もできるようなりました。この5月の連休前までの2年間は悪い方の足も使いゆっくりと散歩を楽しみました。
先代のロックが亡くなった時は、ミニダックスのさつきの子守もしてくれました。さつきちゃんも、ちゃつかりナナちゃんに寄り添って寝ていました。
ナナちゃんとは遠くへ遊びに行ったという思い出はあまりありませんが、連休や、夏休みなどは山小屋で一緒に過ごしましたし、日常の中で居ることが当たり前だった13年の年月を思うと、振り向いたときにいないのは寂しいですね。
昨日、火葬をしてもらい骨を持ち帰ってきて分かったんですが人の骨と変わらない位の骨量でした。やはり、超大型犬だったんだなとあらためて存在の大きいわけを思い知りました。
お盆が終わるときは、みんなと賑やかに虹の橋を渡って行ってね。