映画 『息子』 (1991年、松竹、121分)
監督 山田洋次、 原作 椎名誠
脚本 朝間義隆、山田洋次、 撮影 高羽哲夫
キャスト 三國連太郎、永瀬正敏、和久井映見、原田美枝子、田中隆三、浅田美代子、山口良一、ケーシー高峰、浜村淳、レオナルド熊、中本賢、小倉一郎、松村達雄、中村メイコ、音無美紀子、奈良岡明子、佐藤B作、いかりや長介、田中邦衛
NHKBSプレミアムで観ました。三國連太郎演じる父親の気持ちがじんじん伝わり、感情移入して観ていました。感動しました。
(映画.comより)
映画.comの解説です。
「田舎に住む父親と都会でフリーアルバイター生活を送る息子との対立と和解を通して、家族の真の幸福を描くドラマ。椎名誠原作『倉庫作業員』を基にした映画化で、脚本・監督は「男はつらいよ 寅次郎の休日」の山田洋次。共同脚本は同作の朝間義隆。撮影は同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。主な出演者は「釣りバカ日誌3」の三國連太郎、「喪の仕事」の永瀬正敏など。」
27年前の映画です。すごい俳優陣です。永瀬正敏が若い!、和久井映見が初々しくて可愛い!、浅田美代子、原田美枝子もとても自然な演技です。いかりや長介、田中邦衛、奈良岡明子、ケーシー高峰、佐藤B作、レオナルド熊、中村メイコ、音無美紀子、松村達雄の味のある演技、そんな出演の方々姿を観ただけでも感動しました。
三國連太郎のお父さんが、永瀬正敏の息子に会いに来て、そこで紹介された和久井映見の彼女に向き合って語る言葉、表情を観ていて涙がでました。そのあとのお父さんのとる行動に嬉しさがこもっていて、よかったねーと声をかけたくなりました。
還暦を過ぎてこの映画を観たので、よけいに三國連太郎のお父さんの心情が伝わってきたんだろうと思います。大家族から子供達が家を出ていき、奥さんが亡くなり、ひとりぼっちになる父親…今、日本の多くの家族がかかえる状況だけれど、いいこともきっとあるよ、嘆かずに行こうと語っている映画のように思いました。山田洋次監督が60歳の時の映画なんですね。
映像にマッチした音楽は松村禎三、印象に残るイメージソングは中島みゆきの「with」、そして、エンドロールを観ていて、あの味わい深い題字が髭の榊莫山先生であることを知り嬉しくなりました。大好きな映画がまた1本増えました。
お読みいただき、ありがとうございます。
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