水谷もりひと著 『日本一心を揺るがす新聞の社説1、2』
(ごま書房新社) 1、2共に定価 (1,200円+税)
この本は、以前にご紹介した「私が一番受けたいココロの授 業」におすすめの本としてあり、どんな社説だと興味を持って読みました。2010年と2011年の発行ですが、今読んでも全く古くありません。
このみやざき中央新聞の社説について編集長である著者が 「はじめに」でこう述べられている。
「「新聞はかくあるべき」 「社説はかくあるべき」という「あるべき論」から逸脱している。
まあ、開き直って「社説らしくない社説」、これも哲学ではないかと思った。…(中略)… 情報は、報道の「報」の上に「情け」 を乗せている。
「情け」とは人間味のある心、思いやり、優しさ。情報は常に「情け」を乗せて発信したい。ジャーナリズムは「知」ではなく「情」を愛する媒体でいいと思う。」
この社説には題名通りの心を揺るがす実話が、展開されます。「1」の帯には「全国の読者が涙した珠玉の41編」、「2」 の帯には「読者に希望と勇気そして深い感動をお届けします。」とあります。私にとっても、そうでした。
この本を読むと、この中に登場される方の本を読みたくなり、
講演を聴きに行きたくなり、自分の行動を変えるきっかけになります。
尊敬する鍵山秀三郎氏が
「水谷さんは"良いことが起きる種蒔き"をされ、社説に登場する方々と読者を結びつけて「心のしんせき」に育てて来られました。」
と述べられています。
「2」の「はじめに」の著者の言葉。
「みやざき中央新聞には、事件・事故・政治・経済など、暗いニュースは一切出てきません。取材先で聴いた心に染みるいい話だけを載せている新聞です」
すごい新聞ですね。
お読みいただき、ありがとうございます。
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