今日は江東区の中学2年生177人に命の授業「誕生学」の話を
してきました。
この学校とのご縁は3年前から。
一昨年、昨年の学年の先生がたが
「とってもいい授業でしたよ」と
言ってくださってたとのこと。
そして2年分の生徒さんたちの感想を読んで
「今年も是非子どもたちに聞かせたい!」
と思ってくださり声をかけてくれました。

毎年感想には

・受講する前に思っていたこと、感じていたこと

・受講した後に思ったこと、感じたこと

の2つを書いてもらっています。

昨年の感想では

(前)道徳でやっているような「命の大切さ」について
だと思った。

(後)道徳と違って生命の成長や愛情についての
お話だった。

この世には生まれてから今まで愛情をもって
育てられていない人なんていないとわかった

 

(前)命とはどんなものなのかわからなかった

(後)自分がどれだけ大切な存在なのかを改めて
知ることができ、「命大事に!」と深く思った。
親には感謝しかない。


(前)赤ちゃんが具体的にどのように出てくるのか
切断した後のへその緒はどうなるか等知らないことが
多かった。
(後)自分がぼんやりとしか知らなかったことを
今回お話してもらってはっきりと理解することができた。
これから生きていく中で色々なことが起こると思うけど
自分の行動に責任をもち後悔のない生き方をしようと思った。
LGBTQについても今日改めて理解を深めることができた。
自分の周りにそういった人はいないけどどこかで
性について悩んでいる人がいると思うと一人一人が
もっと性について考えて色んな人が受け入れられるような
社会になってほしいと思った。

このように書いてくれた生徒さんたちがいました。
私は「命を大切に」とか「親に感謝しましょう」などということは
ひと言も言っていません。

命がどのように始まり、どう成長し、どう生まれてきたのか、
生まれたあとはどうだったのか、そしてこれから命を繋いで
いくかもしれないみんなに伝えたいことをお話しするだけです。
たった45分の授業だけど、「命」について自分と向き合い感じる時間。
その中でその子その子にとって必要なこと、大切なことを何かひとつ
受け取ってもらえているような気がするんです。
もちろん全員ではないと思うけど、一人でも二人でも、
誕生学を通して何か気づいたり、感じてもらえたら・・・・
そんな気持ちで「誕生学」を届けています。


 今日のしつもん:「いのち」についてどんな話をしますか?