今日は母の1周忌。
この1年はあっという間に過ぎてしまったけれど、
母の最期を看取ったあの日は遠い遠い昔のような感覚もあり、
とても不思議な感じです。
母の葬儀を終えてからの私は思考回路がとまってしまい、
何もやる気が起きなくて、人にも会いたくなくて、
自分が自分でないような感覚でした。
最初はそんな状態を何とかしようとしたけれどどうすることもできず、
無駄な抵抗はやめて時の流れに身を任せてきました。
「時が解決してくれる」というのは本当で、いつからどうなったという
はっきりしたものはないけれど、ふと気がついたらいつもの自分に
戻ってきていました。
この1年間よく考えたのは
「母が私たち娘に伝えたかったことは何だろう?」ということ。
元気だった時代の母、父を亡くした後の母、介護を必要とするようになってからの母、
その時ごとにメッセージがあったようだけど、その最後にはいつもこの問いがあった気がします。
一番大切なものは何ですか?
これからも常にこの問いを胸において暮らしていきたいと思います。