CRフィーバービッグパワフルFX&EX(三共)
■大当り確率331分の1
2回ループという荒業で一気に隆盛を極めたCR機なのですが、その代償も大きく
規制を受けた現金連荘機よりも出玉性能が荒いというのはやはり問題となり内規の見直しが
度々噂されるようになりました。
しかしながら、その時期や規制でどのようなスペックになるのかは中々判明しなかった為、新台が
登場する度に「これが最後のフルスペック機」というのが毎回の売りになっていました。
それとは別に、メーカー独自の判断で自主規制を行なったマシンというのが幾つか登場しており、
この台も準フルスペック機で開発されています。
「フィーバーパワフル の正当後継機が登場する」との事で注目度は高かったのですが、実は
演出面でもう一つ注目されていた点がありました。
デジパチは元々、表面上と内部確率の誤差は±10%以内という規定が存在しました。
ところが合法的に確率変動という機能が存在するCR機の場合、この確率の乖離に関しては
黙認状態となっていたのです。
更に表示部分に液晶モニターが採用されるようになると、大当りの組み合わせも多様化するように
なり、その対応の為か当時は「大当りの組み合わせは50通り以内」とされていました。
初代パワフルは元々出目の組み合わせが50億近く存在する為、これをそのまま流用する事は
実質不可能となっています。事実8ライン方式自体が認可されない状況でしたから、三共がこの
問題をどうやってクリアさせるのかはファンにとっても結構話題になっていたんですよね。
これを可能にしたのは液晶部分を巨大ギミックとし、本物のデジタルを盤面の隅っこにこっそりと
搭載するという、現在主流の演出方式だったのです。
コロンブスの卵的発想によって復活を果たしたのは良いのですが、初めての試みとあって、演出
面ではちょっとしたミスが存在します。実は液晶部分とデジタルの動きに少しだけラグが存在する
為、大当りの時は液晶で777が揃う前にアタッカーが開いてしまうんですよねぇ・・・
リーチがかかると誰も液晶なんか見なくなったりしましたが、これはこれで結構楽しかったようなw
さて、このビッグパワフルなんですが最初に登場したFXは確率を甘くする替わりに確変突入率は
4分の1となっています。そして大っぴらに公表はされていませんでしたが9回リミッターが設けら
れており、連荘規制が施されています。
人気機種の後継機とあり、スマッシュヒットを果たしたのですが、それから間もなくして北海道地方
限定で兄弟機のEXが導入されるようになるとそちらのスペックに注目が集まるようになります。
確率が大幅にダウンしたのは確変突入率が3分の1に引き上げられている為です。
元々は(連荘需要の高い)地域限定で設置されていたのですが、どうせ打つなら連荘性の
高い台がよい、という要望があちこちで起こったようで、2回ループ機時代の最後に遂に全国
販売となり、大ヒットとなりました。
FXから入れ替えするお店も結構ありましたね。違いをアピールする為か盤面にデカデカと
形式名をデザインしたものが全国販売バージョンとなっています。
この台も9回リミッターがあるのですが、ほとんどのホールはその事は内緒にして
パワフルのフルスペック機として宣伝していたような・・・w
更に新セルも登場する等、パワフルの根強い人気を知らしめる事となりました
実はこのビッグパワフルにはもう一つ、幻の兄弟機が存在しました。
リーチ演出が少し多彩になっていたGPというスペックは残念ながらホールで陽の目を見る
事はありませんでした。
ゲームソフトと同時開発されていたようなのですが、ソフトが販売されたにも関らず実機の
方は最後まで検定を通過できなかったようで、結局ホールに登場する事はなかったのです。
当時としては非常に珍しい画期的なセールスプロモーションだったと思うのですが、失敗した時の
リスクは洒落になりませんね。幸い兄弟機が頑張ってくれたお陰でレア度が増しましたが、この
戦略は一歩間違うとメーカーも大打撃を受けそうですよねw


