ハニーバーⅡ(三洋) | 懐かしのぱちんこ名機列伝

ハニーバーⅡ(三洋)


旧要件時代にはホールの主力機種であった羽根物なのですが、おまけチャッカー・連荘と

進化を続けるデジパチに次第にその地位を明け渡すようになって行きます。


そんな過渡期にパチンコは新要件時代へと突入したわけですが、ここで羽根物は更なる転

換期を迎える事となりました。


スペックの統一が機種別区分の壁をも越えてしまった為(継続数や最大出玉、10カウント

といった基本的出玉性能の上限を統一化)羽根物はその最大継続数が従来の8Rから16R

へと一気に倍増させる事が可能となったのです。


新要件初期は、このスペックを最大限に活かした大量出玉羽根物が一躍注目を集めるよう

になったのですが、それは同時に羽根物が他区分のデジパチや権利物と同じ土俵で評価

されるという意味でもあります。


従来、それらの機種というものは独自の客層によって稼動が維持されていたのですが、投

資額や出玉ペースが似たようなものになってしまった為、常連さんの大移動を招いてしまう

事となりました。



案の定、この煽りをもろに喰らってしまったのは羽根物でして、人気がなくなるばかりか、デ

ジパチの新台導入→羽根物の島削減という現象があちこちで多発する事となります。


急速に収縮に向かい始めた羽根物のシェアなのですが、残された数少ない売りのポイントが

何とかその屋台骨を支える事となります。


それが新要件になって電撃的に復活した自力連荘機能でした。


元々初期の羽根物というのは開閉の最後でVに入賞した場合は、継続数がリセットされる

という特徴がありました。


10カウント規制時にこれは禁止されてしまったのですが、どういうわけかこの機能がOKに

なってしまったんですよね。


但し条件はちょっと複雑になっていまして、羽根開閉最終時(もしくは10カウント)からスタ

ートチャッカーが有効になるまでの数秒間にスタートに玉が入賞し、尚且つ役物内の玉が

Vへ入賞した場合となっています。


何か文章で書くとややこしいですが、要するに貯留式の羽根物の場合、貯留された玉が

Vへ向かう間にスタートに玉が入ればOKという事です



条件は厳しいと思われるかも知れませんが、基本的に普通に打っていれば毎R連荘のチャ

ンスがあるばかりか、機種によっては意図的にこのラウンド間を長めにとっているものも

あり、一撃終了という破壊力によって、どのホールでもこのタイプの機種を設置していたの

ではないでしょうか?


この台もそういう羽根物の姿をした爆裂機でして、見た目の可愛らしさに騙されてそれま

での羽根物ではありえないような投資ペースと瞬間的な出玉性能に、呆れたり魅了された

りしたのではないかと・・・・w


上段で拾われた玉は下段ステージの回転体の突起部分に上手くはまれば大当り。

大当り中は中央役物に玉が貯留され、解除時にVへ運ばれるわずかな間にスタートに

入賞があれば、ラウンドは最初に戻るようになっています。


いうまでもなく、大当りすれば2000個近い出玉があり尚且つそれが連荘する可能性も

あるわけですから、役物は非常に厳しいものになっており、定量制で営業していた時代

だったからこそ可能なスペックと言えるかもしれません。



しかしながら、この連荘タイプの羽根物は従来の羽根物の島に導入されたわけですか

らシェア的に貢献したというわけではありません。


更に連荘デジパチの人気に拍車がかかりだすと、お店は手間がかかるばかりの羽根物

よりも手軽なデジパチに力を入れ始め、結果として羽根物自体の首を更に絞める結果と

なってしまいました。


デジパチの投資ペースがパチンコのスタンダートとして認識された事により、それまでの

遊べるパチンコはお店の片隅でわずかに生き残るといった光景が当たり前となりました。



チューリップが羽根物へバトンを移したように、今から考えると羽根物がその役目を終えて

デジパチにその地位を譲ったのがこの頃だったんですね。


そういえば、自分も500円単位で玉を借りる事に抵抗がなくなったのも丁度この頃だったような・・・




*画像はasutarasuさん からお借りしています