マジカルランプ(奥村)
■大当り確率190分の1
予告やスーパーリーチがまだシンプルだった時代は、出目のパターンや発展先の法則で
大当りの期待度が大幅に高まるような演出が人気を集めました。
リーチによって消化効率を落とさない配慮だったのか、これらは特に電役機に好んで使用
されています。
その筆頭と言えば、三星のオークスとこのマジカルランプだったのではないでしょうか?
勿論この時代でも既に完全確率の一発抽選方式となっています。
それでも奥の深い演出と言われた秘密は一体どこにあったのか・・・・・
先ずは基本的なスペック部分を分析してみます。
メインとなるのは「大当り抽選用乱数」でして、これは「0~570」のカウンタで構成されています。
スタートに入賞した時にこの数値が「7」「47」「97」ならば大当りという非常にシンプルな仕組みに
なっていますが、ここから更に演出用のカウンタが大活躍する事になります。
■大当り乱数を取得した場合
大当り用の出目カウンタを利用して先ずは出目が決定されます。
続いて大当り時専用カウンタからリーチ演出が選ばれます。
数 |
リーチアクション |
00 |
ノーマル |
01 |
回転orユラユラ |
02 |
回転SorユラユラS |
03 |
回転SorユラユラS |
04 |
煙 |
05 |
煙 |
06 |
カウントダウン+1 |
07 |
カウントダウン+1 |
08 |
カウントダウン-1 |
09 |
カウントダウン-1 |
10 |
お願いリーチ |
11 |
お願いリーチ |
12 |
チャンスリーチ |
■外れ乱数を引いた場合
大当り抽選の際、同時に外れていた場合ににリーチを発生させるかどうかの抽選が行なわれています。
取得乱数の範囲が「0~50」以内の場合、外れ専用カウンタを参照して対応したリーチを発生させています。
数 |
予告 |
+1で外れ |
-1で外れ |
その他の外れ |
0 |
予告+通常 |
回転スーパー |
煙 |
ノ-マル |
1 |
通常 |
ユラユラスーパー |
煙 |
ノーマル |
2 |
通常 |
回転スーパー |
煙 |
ノーマル |
3 |
予告+滑り |
ユラユラスーパー |
煙 |
ノーマル |
4 |
滑り |
回転スーパー |
煙 |
ノーマル |
5 |
滑り |
カウントダウン+1 |
カウントダウン-1 |
ノーマル |
6 |
予告+スロー |
カウントダウン+1 |
カウントダウン-1 |
回転リーチ |
7 |
スロー |
カウントダウン+1 |
カウントダウン-1 |
ユラユラリーチ |
8 |
スロー |
チャンスリーチ |
お願いリーチ |
回転リーチ |
外れカウンタは9個で管理されており、カウンタ数値に対応した予告が発生し、リーチは
最終的な中図柄の出目によって決定されます。
つまりリーチが外れる可能性があるのは上記組み合わせパターンの場合に限られ、法則が
崩れたものは全て大当りが確定するというわけです。
ここまで見て「確かに法則性はあるけど、この程度で奥が深いと言えるのかな?」と思われた方
も結構いるのではないでしょうか?
確かに内部抽選自体は比較的あっさりしているのですが、実はもう一つ今では出来ない特殊な
抽選が行なわれているのです。
実は通常時の出目選択は現在の乱数を使用しているのではなく、次回の数値を参照して決定されて
います。現在では禁止されている「保留乱数の先読み」が常時行なわれている事で、通常時の演出
に非常に熱いパターンを生み出しているというわけです。
つまり、保留のある状況でリーチがかかれば、その時点で次回の乱数は50以下と言う事が確定します。
保留が一つしかない状況でそのまま消化すると必ず連続リーチとなります。(先読みできないので
この場合は現在の数値を参照)先ずはこの連続リーチが熱かったというわけですね♪
さて、ここで大当りの乱数をもう一度みてみましょう。
「7」と「47」というのは外れリーチ発生範囲乱数でありながら大当りの条件をもクリアしている事に
なるわけですが、これによって保留がある状況でリーチが発生すると次回の大当りの期待度が
51分の2に跳ね上がる事になります。
次の回転が保留0の状態ならばそのままリーチが発生しますが、仮に保留が残っている状態でリーチ
となった場合、考えられる可能性は2つに絞られます。
・たまたまその次の乱数も50以下だった
・大当り乱数を引いていた
期待度的には既に五分五分状況なわけですが、これが仮に外れても更に次回の乱数も50以下なんで
すから、一度リーチがかかれば外れ出目が停止するまで大当りの期待が継続されるというわけです。
大当りの流れをまとめるとこのようになります。
| デジタル回転(乱数は大当りか?)→→→→→→ | YES→ | 大当りカウンタ(*1)を参照して演出を選択 |
| ↓ NO ↓ |
||
| 保留ランプは点灯しているか?→→→→→→→ | NO→→ | 乱数は50以下か?→YES→外れリーチ |
↓ |
↓ NO ↓ |
|
| 保1のメモリを参照(乱数の値は50以下か?)→ | NO→→ | 外れ出目カウンタを参照して停止 |
| ↓ YES ↓ |
↓ ↓ ↓ |
|
| 外れカウンタ(*2)を参照してガセリーチ発生→ | →→→ | 次回デジタル回転(上に戻る) |
フローチャートがピンクのルートを辿った場合、現在の擬似連のような状態になるわけですね。
(厳密にいうならばこの頃の仕組みを再現したものですが・・・w)
「リーチ発生」は次回の予告演出or乱数97による大当り(大当り期待度は52分の1)
「連続リーチ」は次回の予告演出or乱数7・47による大当り(大当り期待度は51分の2)
となります。
電役機の特性を活かした高確率と、大当り乱数を利用した連続リーチが程よいバランスで出現するのが
この機種の最大の魅力だったんですよね♪
又この仕組みは、連続リーチによって大当りを遅らせる事により大当り中の連荘で出玉のロスを抑える
という効果も生み出しています。連動用の電チューの開放スタートが遅い事もあり、電役機特有の
メモリ不足による出玉の損失を最小限に抑えるという打ち手に優しい配慮が施されているのです。
まぁ、その分初当り時の打ち出しのタイミングが非常に難しくはありましたが・・・w

