来々軒(三洋)
■大当り確率250分の1
ポスト一発台というイメージが強かった新要件権利物なのですが、三洋から登場したニューヨーク は
極めてデジパチに近いゲーム性を持ちながら大ヒットを飛ばしました。
従来の権利物にありがちだった、複雑なゲーム性を排除した事により初心者層に受け入れられた事
もあるのでしょうが、確率が従来のデジパチ並でありながら出玉は2倍というお得感も見逃せないヒッ
トポイントだったのかも知れませんね。
そんなデジパチタイプ第2弾として登場したこの台は、三洋のお家芸でもある「前後賞付き大当り」も
採用して、更にデジパチに近づいています。特に権利物独自のスルーチャッカーではなく賞球付スタ
ート方式ですから、違いは大当りの過程のみと言えるかも知れません。
その分、権利獲得用の役物は非常に凝ったものとなっています。実際にはデジタルが揃って役物に
入賞させるだけでほぼ大当りとなるわけですが・・・・
当時の権利物のほとんどが、こういう(意味のない)振分けを採用しているのには勿論理由が
ありまして、振分けがない場合の確変中の確率は5倍アップまでしか認められない為です。
(振分けがある場合は10倍まで可)
その為普通に打っていればほぼ権利獲得となるような役物になっているものが多かったという
わけです。しかし、この「普通に打っていれば」というのがなかなか曲者でして、時としては信じ
られないような出来事に遭遇して入賞出来なかったりもしました。
玉切れや玉突き、もしくは役物内での玉の干渉等もありますが、この台の場合「前後賞の当り
を知らずに打ち出しを止めていた」「デジパチだと思ってデジタルが揃ったら(アタッカーが開く
のを待って)打つのを止めた」という、今では笑い話のようなトラブルが結構ありました。
しかし、この台の場合権利獲得に失敗してもデジタルが揃った時点で確率変動に突入する為
実際にロスの心配はあまり必要のない、親切設計となっています。
但し、ニューヨークに比べ確率が悪くなっている点と払い出しがある為、あまり回せない等スペ
ック上の欠陥も存在しました。
直後にマンハッタンという機種が登場したのですが、こちらはゲーム性はニューヨーク、確率は
は来々軒(但しスルースタート採用)という両機の美味しい部分を上手くチョイスしたスペックと
なっていました。
実際はこれらの機種はかなり短期間の間に連続してリリースされましたので(自分はこの台より
も先にマンハッタンを打ちました)恐らくメーカーもバランスを試行しながら開発を行なっていたの
でしょうね。

