★ダイナマイト(大一)
パチンコ連荘機時代を代表する権利物。
デジタルは1桁で「7」が出れば大当りというシンプルな仕組み
なのですが・・・・・・
内部的に天国と地獄の2つのモードがあり、とりあえずは天国へ
移行させる事が大当り(連荘)の鍵となっていました。
移行させる為には先ずデジタルに「3」(小当たり)を出さなけれ
ばなりません。小当たりがモード移行契機役となっていたからです。
デジタル抽選用のカウンタは大当り&小当たりの配置がかなり偏っ
ており、スルーに玉が通過する度にリセットがかかるようになって
いました。
このリセット開始位置が2種類存在し、「スルー通過→電チュー入賞
→役物V到達」までのタイミングに丁度「大当たりが集中する」(天国)
と「ほぼ外れで小当たりがボチボチ」(地獄)に分かれていたのです。
この地獄状態の中にある、モード切替数値のほとんどが小当たりと
なっていたわけです。
ちなみに天国から転落する場合は「3」「7」の両方があり、天国では
外れ図柄の「5」がやや多めに配置されています。
一応モード移行確率は43分の1程度と言われていましたが、役物の
個体差もありましたので、実際にはあってないようなもんですw
いや、本当に当りまくる台と、全然当らない台の差が極端だったんで
すよね。
又、玉詰まり等で入賞タイミングが通常と異なると直撃で大当りする
事もあり(この場合モード移行はしないのでほぼ単発)攻略要素や、
台の個体差がかなり収支に影響を与えました。
モード移行タイミングはスルー通過直後にも固まっている為、
地獄→打ちっぱなしでタイミングがずれるのを祈る
天国→止め打ちを駆使してタイミングがずれないように調整する
という、工夫もそれなりに効果を上げたはずです。
実は仕組み的には同時期に登場したアレパチの「アレキング」と
ほぼ同じなのです。
全く関係のない他社から似たような機種が登場するという事は、
パチンコ業界では別に珍しい事ではありません。
各社が様々な特許を保有している為、独自の開発を行なってい
ても情報はある程度、掴めるからです。更に、それまでにない仕
組みを登場させる時は、「こんなの考えたのですが、一緒に持ち
込みませんか?」と持ちかけたりもするそうですから。
ダイナマイトはその過激なゲーム性から販売自粛になったはずな
のですが、対策機として登場したはずの「ラッキーボーイ」は何故か
・払い出しが13→15アップ
・移行確率が43分の1→64分の1とダウン
・天国維持率がアップ
という、更に過激なスペックとなっていました。
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