ファイナル(奥村)
羽根物というのは基本的に小投資で遊べるというのが売りなわけでして、波が荒いとか
いっても所詮それはあくまでもジャンル内ではというレベルでした。
中には一発台もどきや連荘機等も存在しますが、それらはあくまでもスペックを利用
しただけの特殊な存在として、誰も羽根物とは思っていませんでしたよね?
連荘機がブームになった頃、その人気はデジパチから権利物・電役機へと飛び火し
遂には羽根物までもが連荘して当り前というような風潮となってしまいます。
正確には売りが上がらない為敬遠されていた羽根物の中で唯一お店が設置に意欲的
だったというべきなのでしょうが・・・・
この台もそんな時代に連荘を引っさげて登場したのですが、「どこをどう解釈したら羽根物なの?」
という一風変わったゲーム性を持っていました。
羽根物の面影は役物上部に羽根がある位で、入賞した玉の動きや大当りの仕組み等は
権利物に近かったような印象が残っています。
盤面下部のGOチャッカー通過で電チュータイプの2アタッカーが開放されます。
ここに入賞してようやく羽根が開くわけですが、この時点では拾われた玉で大当りする
可能性は皆無です。何故ならばVゾーンは役物の上部にあるのでそのままでは絶対に
玉が届きませんので・・・・・
その変わりといってはなんですが、役物内に2桁デジタルがあり、これは玉が拾われる
たびに変動を行ないます。
デジタルが「33」「77」で揃うとそれまで、停止していた役物内の回転体が作動を始めます。
この回転体に玉が拾われるようになって初めて大当りが発生するというものでした。
当然の事ながら、このデジタルには凄まじいまでの連荘性がありゲーム性だけではなく、
出玉性能でも羽根物の常識を越えていました。
仕組み的には羽根物を利用した連荘機としてそこそこのヒットを飛ばした大一のゴリコップ に
近いですね。残念ながらファイナルはスペックだけを利用して見た目からも羽根物らしさが全
く感じられなかった為か、設置も非常に少なかったような気がします。
自分の打ったお店では見た目の雰囲気と大当りまでのプロセスの複雑さから設置早々に
客が飛んでしまい本来のポテンシャルを発揮する間もなくガチガチの釘で営業されていました。
*画像は asutarasuさん
からお借りしています


