別日
SOL「また、呼びだして済まないな...今日はみっちゃんも呼んだからな」。
夏奈「公道のスペシャリストだけど、ストリートには来ないでしょ...現役になんかあったらどうするわけですか?...。」
SOL「単にドライブと話しといたからね、山の上の狐の喫茶店にスイーツを食べに行く話しになってる」
夏奈「狐の喫茶店?...。..また都市伝説シリーズですか?...で今日はどちらに?まさか海豚のジャンピングババアに挑むとか?トンネル内でクラクションをならすとバトルできるらしいです。妖怪なら最速クラスらしいですよ。200kmオーバーのスカイラインでもガラスをたたかれ、抜かされるそうです」。
SOL「ハハハ..ババアはよせよ、この間は辛くもタイムを抜けたが、ハイグリップタイヤに圧倒的なパワーで抜いただけだからな、ラジアルタイヤであのタイムとは驚きだ。やはり...俺には本物の力が必要なんだ
みっちゃんにはあくまでドライブと伝えたよ、少しでもテクを盗んで帰らないと」。
夏奈「そういえばあの子は?そうやって君は離さない!なんて言ってやることは...たぶん私もそうなんだ?テクニックを覚えたら捨てるのね?」。
SOL「お店に来たら会うさ....それが仕事だからな...おいおい、もちろん君は別だよ頼りにしてるチームメイトさ、俺より遙かにテクニックがあるからね、まだまだ教えてほしいです夏奈先生」。
夏奈「...やっぱり最低ね。本当に頼りにしてる?」。
SOL「...困ったな。...今日のネタはR殺しのグランドシビックのうわさだ、...公九峠へ行くぞ」。
夏奈「今度はEF9ですか?あの辺りは先輩に見つかったら、絡まれると思いますが...。」。
SOL「いきなり峠には行かないさ、峠の入り口にある、浦末モーターに行くのさ。」。
夏奈「...はあ?」。
SOL「ちょっと頼みが...」。
...。
夏奈「急にすいません...オイル交換お願いできますか?」。
若い店員?「今ですか?少々お待ちを」。
...。
夏奈「...という話しを聞いたことありますか?」。
若い店員「さあ...昔の話しだから、私にはちょっとわからないですねー!完了しましたよ!代金は...」。
夏奈「あら、初代NSXがあるんですね。古いバイクも...」。
若い店員「ホンダのディーラーではないんですが、ホンダ好きでね...でももう売るらしいですが、たまに走ってますよ」。
...。
近くのコンビニ。
SOL「どうだった?」。
夏奈「昔の話しだからわからないって...でもホンダ好きな方みたいでしたよ?なんか関係あるの?」。
SOL「やっぱりそうか...うわさによると、あの店の客らしいんだが...。トヨタのAE86と並んで、当時走り屋に好まれたホンダのEF9 東のAE86西のEF9だっけか?」。
夏奈「環状族のイメージしかないわ」。
SOL「この峠を走った夏奈なら分かるよな?軽量な車が有利と...当時はバイパスはなく、テクニカルな峠だった。峠の特性的に重い車にはキツいよ。31、30スカイラインあたりが、かもられて負ける可能性は十分あるさ。」。
夏奈「先輩ならそれ以上の車をかもりそうですが...。そのR34も危ないです。先輩はバトルじゃなく狩りですから」。
SOL「EF9のおそらくタイムは...」。
と...人影が近づいてくる。
コツコツコツ...。
コルト乗りの女「...お待たせいたしました!何の話しでしょう?みんなでドライブしたいって聞きましたが...?ではさっそく喫茶店へ参りましょうか!」。
SOL「真打ち登場!...今日はその前に私めにドラテクを教えていただきたく...」。
三葉「..やはりドライブじゃなかったのですね?そういうのはいけません!..教えるなら日置山のジムカーナ場で教えましょうか?」。
SOL「三葉様、そこをなんとか?...実は最近、噂のある過去の走り屋の亡霊と戦ってみてるんですよ。」。
三葉「峠のうわさや亡霊ですか...はあ?」。
...。
その頃
M市華ノ木GC付近。
R30の先輩「ハ...ハックショイ!うーなんか寒気が...誰か悪口言ってやがるな」。
ギャアアアア!
...。
R30の先輩「..何?あいつ180sxぶっ壊しただ??ケツモチ誰がやるんだよww」。
純一「しばらくはドリは無理だそうでーす汗」。
先輩「はあ...キレてグリップなんかやるからだ!...ダムも事務所ができて潰れたし、ここもダメじゃねえか...しゃあねえ..童○クリークにでもいくか?」。
純一「表現が汚い...」。
....。
別日。
ミナト「リベンジには成功したが、180sx入院か...譲られただけだし、登りだし、やっぱりテクが無いよなあ」。
ミナト「代車でコンビニにでも行くか...」。
...。
ミナト「あれ?あの子はこの間のアルトワークス?なんか速そうなRと...コルト?攻めに来たのか?何やってるんだ?」。
...。
ミナト「行っちまったな...。」。
喫煙所の男??「あれ?この間の180sxの兄さんか?どうしたんだ180sx...また変な奴らが流れてきたなあ」。
ミナト「ええと...?」。
喫煙所の男「ほら?スーパーセブンの(^_^;)」。
喫煙所の老人「なんだ?知り合いかね?...ちょっと兄さん、火ある?切らしてしまって」
...。
喫煙所の老人「また変な走り屋が増えたな...」。
スーパーセブンの男「しかし、そりゃ無茶したねぇ...」。
ミナト「なんていうか、カッとなってね...。
でもやっぱり腕も知識もない。ダメですよ。やるんじゃなかった」。
喫煙所の老人「まあ、内容はどうか知らんが、勝ちは勝ちだろ?褒めたもんじゃ無いが...分かる分かる。無事で何より。勝ったところでロクなことはないぞ!...いいか?公道での勝ちはクソみたいなもんだ。ワシの若い頃..シビックでだな」。
スーパーセブンの男「でた!また昔話(^_^;)」
...。
喫煙所の老人「でな...仲間はガンになってな...チームは自然消滅よ。人はいつ死ぬかわからないもんだ、なあ...。」
ミナト「...つかぬことを..地元のうわさであなたが西側最速クラス...グランドシビック乗りだったと」。
喫煙所の老人「その話は恥だから...やめとくれ。ぶち抜いたプロレーサーから職場の郵便局にクレームがorz」。
...。
老人「..当時は初めは単車乗りだった。4輪はその後だ、単車に乗れるという安易な理由だけで、当時は給料の安い郵便局に...公務員なんて当時は人気無く、白紙でテストが受かる始末...今とは逆さ、労基も社会党強かったしな。学生運動やらなんやら...」。
ミナト「は、はあ...」。
老人「当時はのんびりしてて、定時まで碁を打ったり、今じゃ有り得ないな...。単車で配達もむちゃくちゃな配達..してたな...階段を無理やりウィリーして、バイクで駆け上がるとかな」。
ミナト「そ、そりゃダメですよ!」。
喫煙所の老人「である日、ストレス解消に走ってたら、スカイラインに後ろからパッシングで煽られてな!毎日走ってるし、キレて走っただけなのよ。ちぎってやろうとしたら向こうも道知ってやがる。抜かれたが、煽って抜き返したのさ。」
ミナト「なんか誰かに似てるな...」。
老人「だがバイクも車もすっぱりやめたさ、子供が出来たのもあるし、仲間も死んだ。何より自分自身、崖から落ちたからな。全身打撲!..怪我しないと、痛い目みないと...。まあ、わからないもんだ人間。いまはヨボヨボのじいさんだから勝負は無理だな!ワハハ」。
スーパーセブンの男「(^_^;)」
ミナト「オッサン..ドラテクを教えて下さい...。」。
喫煙所の男「ただ仕事で毎日走ってただけだから、テクニックは無いよ...素人さ。若気の至りとしか、通ってた車屋さんが精通しててね。走り込みでブレーキがすぐ摩耗するから、格安で変えてくれたりね、いい人だった。好きこそもののなんとやら、走り込み走り込み...。」
スーパーセブンの男「走り込みねぇ..僕は正反対の意見かな...」。
ミナト「車のおかげと...?走り込みは大事では?...正反対?いうと...?」
スーパーセブン「この間、話した話し覚えてる?」
...。
その頃
SOL「し、死ぬ!ぶ、ブレーキ!!まだ3本目で行くか!?」
ギャアアア!
三葉「コドライバーちゃんとやっていただかないと...」
SOL「む、無理ぃ!」
夏奈「さすが...数アタックでもう全開..やはり別格だわ。」
...。
SOL「....。うわさのグランドシビックのタイム、コルトでマイナス30秒近く更新w...化け物かwww」
三葉「たいしたことありませんでしたね!高山じゃ、コレでは勝てません...。素人ですよ多分。こんなんで参考になりましたか?」
SOL「...コルトってこんな車だったか?みっちゃんなら、某ターゲット並かそれ以上かもwww」
夏那「さすがですね..」
SOL「速すぎる...今年の延期してた、WRCに参戦してみたら?ww」
....。
三葉「...じゃあ私、先行ってます。予約取ってきますね!」。
SOL「待ってくれ、いや、一番馬力あるのに、仲間とはいえ、コルトもアルトワークスも倒せないなんて悔しいだろ?あと3本だけ走って行きますよ。全額おごりますよ」
三葉「あらあら?」。
夏奈「単にここは分が悪いわよ。車重が...」。
三葉「...軽さですか。...みんなそういうのだけれど、やはりクラスが上の車の方がタイムはでるはずです!スカイラインは見ませんけど...。下のクラスでも速い車はいますが、やはりタイヤが細いですから。私に貸して頂ける?」。
SOL「...もう少し頑張るわ。1本行ってくる」。
三葉「先行ってますね。」
SOL「無理言ってありがとうな!」。
ブーン...。
...。
三葉「さて何を頼もうかしら...あら?1台来ます」。
チカチカ!
三葉「追いかけっこはしませんわ...止まりましょ...あら?」。
ウィーン
...。
お嬢「...あっさり譲るのね。残念だわ」
三葉「あら...あなたは、私は追いかけっこは本業じゃないですから、本気はここでは出しません」。
お嬢「ふん、なんでもいいわ...ヤツはどこ?」
三葉「知らないわ...私は帰るところ。花蓮さん..戻る気はないですか?楽しく昔みたいに楽しく走れませんか?多分、行き違いなんです!」
花蓮?「...お断り。多分頂上ね?...殺すわ!」
ギャアアア!
三葉「あ!待ちなさい!...マズイことになりそうだわ、...どうしましょ」。
...。
峠中腹、4連ヘヤピン
ギャアアア
SOL「タイヤが...。むぅ...これまでか、シビックのタイムすら 抜けない...。みっちゃんは化け物だわ。...1台来た?...コンパクトカー?みっちゃん先に行ったはずだが」。
花蓮「見つけたわ...クソホスト。...さようなら」。
ギャアアア!
ターンインで不安定な所に、
追突しに来る花蓮。
SOL「なっ!」
花蓮「ちっ外したか...」。
SOL「な、何をしやがる!ありゃ花蓮か?お、おいマジかよ!」。
花蓮「この詐欺師め!逃がさない!」。
先行していた、夏奈も気が付く。
夏奈「...後ろ?危ないです!...やはり来ましたか、相手は私です!」。
GTRに進路を譲る夏奈
SOL「すまない!」。
夏奈「先輩、相手は私です。」
花蓮「余計な封鎖しないでよ!」。
夏奈「...自分のやってること分かる?」
花蓮「また、あんたが邪魔するのね?...そっちこそ、あんたも気が付いたら?」。
ギャアアア
夏奈「前回は勝負してくれなかった区間。麓までコーナーはあと15!アルトワークスなら余裕よ」。
花蓮「やっかいだわ...」。
夏奈「軽量ならシビック以上。...追いつけますか?」。
ヴィッツは歩道、路側帯まで入り、道路幅
いっぱい使い切り、
アルトワークスに迫る!
夏奈「センター割ってきますか...。そんなことしなくても余裕です」。
通常のラインを取るアルトワークス。
花蓮「これじゃ追いつかないか..コーナー速すぎ...。仕方ない」。
夏奈「逃げ切れる...。でも先輩がこのまま離れるとは。...ここにバンクはないですよ。」。
次のコーナーが迫る。
通常のラインに付かず、
対向車線の方にアクセル全開で、
突っ込んで行く花蓮。
ガキィ!!
夏奈「な、並ばれた?何をしたの?でもそっちはアウト側...コンクリート壁しか...どうする気?....コンクリート壁?..まさか!?」。
長い年月でコンクリート壁が
天然のバンクになっていたのだった..。
遠心力を使ったコーナリングで迫る花蓮。
ギャアアア!
夏奈「くっ並ばれたまま、イン側取られ...、何が起こったの?アウトからクリアできるはずが...」。
花蓮は、イン側の側溝を利用し、
溝落としの構え!
夏奈「行かせない!」
サイドバイサイドで
二台、次のヘヤピンへ突っ込んでいく。
夏奈「一番きついヘヤピン...これで、インとアウトが入れ替わる...しのいだ!...居ない!しまった!」。
クロス攻撃!
ヘヤピン手前の路側帯を利用し、
インベタのさらにインに、
突っ込んでくる花蓮。
夏奈「くっ...インは譲らない!路側帯のスペースはもう無いわ!...それでもこっちにくる?...減速しない!?スペースは無いわ!まさかそのスピードで当てる気?...ブレーキ!」
花蓮「もらったわね..さようなら」。
ギャアアア!
夏奈「当て...られてない?..抜かれた?!一体どこを通って...」。
花蓮「できれば、草むら中は走りたくなかったのよね。やりたくなかったけど、空中に描くラインだとか、必殺名古屋走りとでも言えばよかったかしら?...悪いわね」。
夏奈「草むらでインベタの側溝が隠れてたのね...しかもさらに奧に土のスペースが...草むらライン!?ふ、ふざけないで!」。
...。
SOL「キレてやがる!...や、やべ!殺す気だ!頼んだぜ34!」。
続く。
追記 参考資料
昔はそんなルートだったのか。
JMC MCSC ねぇ・・・。
ラリーはなんかいまファビアが強いらしいなぁ・・。
R5車両作るしかないのかな?w
グランツーリスモでエンジン載せ替えとか
できるみたいだから
こういう車作れるかもw?