甘夏っちゃんです!後期高齢者のポンカンさんニヤニヤを見守り支援しているよ!

今年に入ってすでに2回帰省し滞在して様子見てるんだけど昨年よりずいぶん楽になったと思う。

10年くらい掃除・片付けなど定期的にしてきて、ここ1〜2年で急激に認知機能が落ち、失くし物が増え書類やお金の管理ができなくなり受け答えも辻褄が合わないことが増えたと感じたのがターニングポイント。

包括センター相談→介護申請→支1判定→担当ケアマネに個別相談→週2でデイケア...という流れで介護の道に足を踏み入れた。

 

一時は年に何百万もお金を使い(何に使ったかは覚えておらず)、郵便物は数百枚溜め込み、支払いも還付もぐちゃぐちゃで、保険なども銀行から自動引き落としはされてるものの書面はなにもなく内容もわからず、加湿器の水もリモコンの電池も交換せず、食べ物をそこら辺に置いて上から服を積み大量のコバエを発生させ、通っても通っても荒廃していく実家と親の姿に甘夏っちゃんも戦慄していました不安

 

とにかく1〜2年の間に本人の健康や書類やお金や家のこと一切合切を遠隔である程度管理できるよう仕組みを整えねばならなかった。情報を探すところからで本人の意思確認ができるうちにセットせねばならず本当に大変でしたが一気にやったのが良かったかも。ひとりっこなので兄弟と揉めることもなく親と話がつけば進めやすいのはメリットですね。

慢性的な持病で身体機能は落ちて支1→介1に進みましたが、昨年デイケアに通い始めてから特に頭の方がめちゃくちゃ回復したので生活支援は楽になりましたひまわり

 

健康管理

大量処方薬の「なんでも内科」に一極集中していたのを各専門医に分散させたことで正しい診断・正しい治療&処方薬につながり、結果的に通院・服薬の減少になりました。今現在は通院も月1×2ヶ所だけで負担も少なく、私の付き添いも数値が悪くなったり薬を変えた時に聞きに行くくらい。薬も随分減って1日に13個くらいだったのが今は3つ。管理が楽になったので薬の飲み間違いも減り医療費削減にもなっています。

 

あとデイケアで週2回も体操してるのでわりと元気なほうだと思う。2年前はこんなに薬飲んでたけど今は3つに減ったよと記録を見せてみたり、足腰痛いけどそれ以外は健康なほうなんじゃない?デイで体操したり食べ物に気をつけたりして頑張ってる結果だねと、過去より改善してる維持してることを思い出させる言葉を書けるようにしてます。

老人だからって終わりに向かうだけじゃない、未来に向かって成長できることいっぱいあるし実際成長してるし!

 

生活費の管理

生活費の管理を預かって1年くらい経ち、先日初めて「もらうお金が前より減った!」と言われました泣き笑いオイオイ

始めた頃は親の毎月の支出がめちゃくちゃだったのでレシートで家計簿つけて把握するところからだった。3ヶ月分くらいの食費と日用品の消耗品を買える金額と、それとは別にヘアサロンや交際費や不定期の支出用に予備費をまとめて渡している。さらに自由に使える通帳も持たせている。

減らしてはないしそれだけあれば十分だろ?足りんのか?と不思議に思いファイルを持ってこさせたら、予備費の存在をまるまる忘れていたことが判明した10万もあるがなww 減らしたとか気ィ悪いこと言うなwww

 

1年で生活費の収支を考えて買い物する脳トレクエストも身につき、最近は生活費の中からさらにへそくりまで生みだしていたポンカンさんだったのに、今回はそれもまるっと忘れて予備費を他の空封筒と一緒に紛させてしまってそのまま「生活費が足りない!滝汗」って焦っていたのだった。

これが渡した予備費まで使い切って不足だといってるなら2年前までの用途不明多額支出の二の舞だし状態は良くなってないと思うところだがそうではないので良かった。予備費を一目でわかりやすい別の封筒に替えればいいだけ。本人もお金が入っている封筒を目にした瞬間色々思い出したみたいで、減ってるとかいってゴメンなさいデレデレと不安も解消されて良かった良かった。

 

子供に通帳預けてしまって超ラクニヤニヤルンルンと言うタイプなので信頼はされていると思うが、たぶん調子が悪い時に数年にわたり結構な浪費をしてしまっていたことを後ほど認識した時のショックが本人的に相当大きくトラウマになったようで、たまに不安に襲われるのだろう。お金が足りないことはない・今のポンカンさんはちゃんと収支管理できてる・十分な額を渡しでるしそれは全部使い切ってもいい・足りなければいつでもすぐ送金できる・いつでも通帳見せると伝えて不安を払拭している。お金のことは誰だって心配になるもんね。。。

 

でも毎月の収支管理は本当にばっちりできるように戻ったので私の方も不安が薄まって助かっている。

 

家事や暮らしぶり

驚くほど以前の暮らしに回復した。足腰が痛い範囲でできる掃除や片付けが常にそれなりにできている。断捨離や家具を変えたり配置を工夫したことも功を奏してるようだ。家全体から使う部屋を限定し、荷物の量も減らし、本人が管理できる範囲と物量に縮小することで物理&心的負担が減ったのか、全体的に気がついて手を入れている感じが常に保たれている。

 

気持ちが上向きになっているからだろう、デイでもお友達がひとりふたりできたようだ。先日はお宅でお茶をいただいてきたと言っていたひらめきびっくりマークすごい快挙、新しい交遊なんて何年ぶり?元々外界への好奇心や能動性は薄く同じ人と同じ場所ばっかりな傾向だが、ちょっとずつ気が向くようになってきてるみたい。

 

親戚からも「ポンカンちゃんずいぶん話し方が戻ったね」と良く言われる。しっかりしてたのに一番早くボケてきたと噂されていたが、電話の声のトーンや反応が以前のポンカンちゃんらしさを感じると言われるようになった。

私も普通に”お母さん”と話をしてる感じ。つい1年前は、お母さんだったけどそういう敬愛ではもう接することのできない老人になりつつあったが、今は老いてるけどいつもの母親だなって実感がある。忘れたり同じ話何回もするけど、ポンカンさんの個性や価値観や私との関係性は失われてないので嬉しく思う。

 

こういう状態ができるだけ長く続けばいいなー真顔愛