甘夏っちゃんですひらめき!ひとりっこで遠距離通い介護をしています(要介1)。

数ヶ月毎に数週間滞在してまとめて様子をみています(新幹線代がね...魂)が、不在の間に薬の処方や本人の状態が変わっていることもあるので通院には付き添います。

普段話をしていて心配なのは親のポンカンさんニヤニヤがお医者さんと意思の疎通がうまくできているのか?真顔ということ。体の状態や変化を言語化して端的に伝えるということは私でも難しい。高齢であればなおさら上手に伝えられているのかは疑問です。

また、先生によっては本人の訴えがあれば専門外の薬でもなんでも処方し、何年もそのまま続けるということもありました。

 

なんでも内科から適切な科・専門医へ

数十年通っていた”なんでも内科”は内科全般・皮膚科・整形外科・精神科の範疇の診断をし、身内が薬剤師をやっている院内処方で何年もいろんな薬を出し続けていました。足腰が痛くて通院がつらくなったのを機に少しずつ近場の専門医に分散させてみたところ、1〜2ヶ月の短期処方orたいした病状ではないと薬すらでなかったものもありました。何年も出されて飲んでいた薬一体なんなの?!

 

もうほんと本人が面倒臭がっても専門医に連れて行こ!指差し大事!指差し指差し

 

”内科”いうのがまた曲者で。本来ならその中でも専門性の違いがあるんですよね。ところがポンカンさんは慣れてるとか気心の知れた先生へ全面的信頼を寄せ感情的な安心を優先することを好み、そして専門性を完全無視する。

 

”なんでも内科”最後の処方でも7種類の薬を出されていました。

①持病の治療薬→内分泌内科に行け注意

②コレステロール値下げる薬

③胃粘膜保護薬

④消化薬

⑤逆流性食道炎用薬

⑥足腰痛い用湿布→整形外科へ行け注意

⑦頻尿改善薬→泌尿器科に行け注意

 

こんな状態をほぐしていくわけですが。

まず持病の治療薬①は必須なので内分泌内科の専門医へ。②③④⑤は自覚症状と毎月の血液検査で数値異常もないことから一旦外してもらい、もし症状が出たらそのときまた先生に相談して出してもらうと話をつけた。

 

⑥湿布はなんでも内科から引き剥がして整形外科に1年行かせたけれど、いろいろ調べたけど整形外科的にはどこも悪くないんよ鎮痛剤の湿布出すくらいしかできんわ〜って言われて。もしかすると内科由来の症状に似たものがあるので総合病院で1度検査してみてってことに→大病院の免疫内科で検査→痛みの原因となるようなものが特に見つからず(膀胱大きいねおしっこいっぱいたまってるね〜ってだけ)。

 

内科由来の足腰の痛みが?と知り、新しい内分泌専門医にもそのことを伝えてるかポンカンさんに念のため確認すると、足腰のことは内科と関係ないから言ってないニヤニヤとのこと。

そこで私から話すと、承知してるが総合病院の検査でも何も診断つかずうちの検査でも数値異常がないとのこと(もし原因を調べたいなら国立病院の総合診断科に紹介状出す)。結局本人的にも立ち上がりの痛みが不快な程度で湿布を貼っておけば日常生活は送れるというし経過観察でいいということになりました。湿布は整形の先生が言うように内科で出せる内容なので内分泌科で持病の様子見ながら湿布ももらおうかということに。これで整形外科通いは一旦終了。

 

伝えきれなければメモを残す

そうか、なんでも内科ならなんでも話すけど専門医に分散させると本人が”関係ない”と判断して伝えないってパターンが発生するのね、こういう支援が必要になるのだな勉強になりました真顔

自認があるか、医師や私に伝えてくれるか(短期記憶すぐ忘れる)、帰省のタイミングと月1の通院タイミングが合うかなどなど、遠距離通い介護での正しい体調把握と医師との連携の難しさはありますけれども、通院してるから本人が伝えてるだろうってことではなかった。意外とババアは無駄なおしゃべり(歳のせいですかね〜寒いからかな〜とか)するだけで肝心なことは忘れて言わなかったりするんだよな〜泣き笑い

 

このことで、付き添い時以後の本人の発言をメモしといてお手紙に書き、次回通院時に持たせる方法を導入しました電球

これが結構やってみてよかった。

 

そのいい例が⑦頻尿改善薬。

以前のなんでも内科でおしっこが近くて困るとうったえたところ、膀胱の過活動を抑えおしっこを溜める効果の薬を処方されていました。もう4〜5年以上出されてた薬です。内分泌内科に引き継いだ時点では過去のお薬手帳履歴からとりあえず同じものを出されていましたが、整形外科の紹介で検査を受けた総合病院で『おしっこいっぱいたまってるね〜膀胱大きくないかなぁ?』って言われたことを念のためメモ書きにして内分泌内科の先生に渡すようポンカンさんに預けました。

 

すると、なんでも内科とは違うホワイトな内科、すぐ泌尿器科につないでくれたんです。自分のところで様子見でもいいし前の内科の処方を出し続けてもいいのにちゃんと専門医に振ってくれてこのあと大いに助かりました。私が行けと言ってもポンカンさんは聞こうとしませんが先生の言うことなら聞きます、ホワイト先生グッジョブ!

 

そこでわかったことは、ポンカンさんはおしっこが少ししか溜まってないのにすぐ行きたくなるのではなく、いっぱい溜まっているのに少量ずつしか出せないタイプの頻尿であり排尿障害でした。

だから今まで飲んでた薬は全く正反対。衝撃あんぐりびっくりマークあんぐり

メモ残して気づいて専門医紹介してもらえて本当によかった〜〜〜。

 

専門医で処置してもらって初めてポンカンさん自身も膀胱におしっこがいっぱい溜まっているのに出せてないという真実を知り、放置するとどういう弊害が出てくるか今後の治療に取り組む意欲が高まりました。薬でなんとかなるでしょだから薬出してくれる先生いい先生って安易な考えからかなり前向きになったと思います(忘れるけど)。

なんでも内科から引き剥がして1年、ようやく私も本人も正しい理解が進んだ感じですお願い乙女のトキメキ

 

いい先生は薬をいっぱいくれる人じゃない

私がなんでも内科から病院を変えてよかったと思うのは専門性が高いことはもちろんですが、処方の変化や減薬もこまめになされていることです。状態を診て都度増やしたり減らしたり変更しているということは、患者の状態をよく診てるからだと思うのです。

 

なんでも内科ではお決まりの会話(お変わりないですか〜寒いし足腰痛いです歳ですかね〜そうですか脈みますねハイいいですよいつもと同じお薬出しときますねまた来月〜)だけでしたが、新しく通った専門医の先生どちらともポンカンさんとよく会話をしていました。

薬変えてどうです?なんか違うことあった?これはどう?例えばどういう時に?なかった?と会話の中で聞き出すのがうまく、付き添いの私にも帰省してない時でもわからなかったら電話してね説明するから!という姿勢でした。個人と向き合ってくれているなと思える先生なのです。

 

電車の乗り換えが難しかったり足腰の支えになるという意味での付き添い以外に、高齢の親の付き添いの意味を見出した2025年初春でした。