甘夏っちゃんです!要支援1の親ポンカンさんニヤニヤの通い介護をしています!

一昨年くらいからちょっと今までとは違うと感じたので地域包括センターに相談して介護認定申請をし、要支援1と認定されました。身体的な理由で家事サポートを入れる予定が思ったより認知機能が進んでいるかもと思い、念の為しらべてもらった脳神経科で”認知症の瀬戸際・ギリギリ・このままだと確実になります”という予断を許さない状況だとわかりました。

 

実際ここ1年の間にも、貴重品の失くしものも増え、持病の薬の管理もグダグダ、話の辻褄が合わない作り話を日常的に繰り出し、郵便物の重要度の判別が難しくなり、大金を使ってしかも何に使ったかも覚えてない状態に。

 

だんだん深刻になってきた〜泣き笑い医師のアドバイスでは努力次第で維持・回復もできるとのことなので、なんとか認知機能の向上を目指してほしい思いでケアマネさんにデイのプログラムを組んでもらい、人と交流したり認知機能訓練ができるよういくつかの施設を見学しました。

 

ポンカンさんははじめこそ面倒臭そうにしてブーブー文句を言い新しいことを始めるのに抵抗を示していましたが、ある日「すっごい楽しかった!デレデレ音譜」と顔を輝かせて帰ってきました。しばらくみたことがないほどの心底楽しそうな笑顔。

 

この1年の認知機能の衰えによるさまざまな失敗に、ポンカンさん本人も不確かな自分に自信をなくし今後を考えてとても不安そうな顔をすることが増えていたので、デイケアに行った後のこの表情の明るさに甘夏っちゃんは涙がちょちょぎれるほど嬉しさを感じましたハート

 

その後お気に入りの施設と契約し毎週通っているのですが、それはもう驚くほど自分から積極的に楽しみにしている様子です。定期的にデイケアの曜日の夜などに電話でご様子伺いをしてみると、

 

知らんぷりデイはどうですか?

ニヤニヤ毎週欠かさず行ってるよ!楽しみにしてる。

知らんぷりどういうことをしているの?

ニヤニヤまず体調チェックして、あとは椅子に座ったままのこんな体操やあんな体操をず〜っとするのよ!合間に機械(ジムのマシン)で筋トレもするあーでこーで....(エンドレス)

知らんぷりへえ〜3時間ぐらい居るんでしょ?けっこうみっちり運動してハードだね。

ニヤニヤうん、もう帰ってくるとクタクタでその日はぐっすり眠れるよ!

知らんぷりスタッフさんはどうですか?

ちゅーもう若くて綺麗な女の子と若くて男前の男の子ばっかり!飛び出すハート

知らんぷりほ、ほう...(そんな色気まだあったんか)

デレデレ管理者の人も含めてみんな教育が行き届いててすばらしいの!若い男前の子も優しく話しかけてくれるの!

ニコニコそっかー楽しんで行ける良い施設で良かったね(若い男前キーワード頻出w)

ニヒヒ周りは腰曲がったヨボヨボのじいさんばあさんばっかりだけどね!

ニコニコ...(アナタもおばあさんやがな)

 

この電話の声のトーンがデイケアに通う前と全然ちがうびっくりマーク

楽しいという感情を色濃くのせてるし質問に応じた受け答えがちゃんとできている。

たとえば送迎の様子を聞いても「何人乗りの小さいバスみたいなのに男の人何人女の人何人乗ってたとか降車時はこんなサポートがある、戻りはこんなルートで自分の家が一番先に下ろしてもらえる」とか内容を時系列に語らせても細かいところまで覚えています。

 

特筆すべきはスタッフさんのことを語るときの熱量(笑)

ちゅー笑いとにかく全員が感じが良くて〜常に話しかけ聞き取ってカルテのようなものに書き込んで〜今日はこれを何分やってみましょうとかお疲れではないですかとかマメに誘導してくれて気分のいい人ばっかり揃ってるのキラキラ管理している人も本当に感じのいい人で7〜8人いるスタッフさんもいつもさわやかでイヤなところがひとつもないほど教育を徹底してるんだと思うわ〜、と。

 

甘夏っちゃんが驚いたのは細かい描写ができるほどコミュニケーションを覚えていることと、この人好き〜優しい〜っていう感想を持つだけではなくて”スタッフ教育が行き届いている・管理している人がよくできた人だ”という管理者目線の発言が出たことでした。母は仕事人間で長らく中間管理職をしていたのですが、そういう運営側や人を管理をする者の感覚を一瞬でも取り戻した言葉が出たことにハッとしました。

ああ、かつての”お母さん”は失われてはいない、まだいるんだな〜真顔花

 

あと若くて男前の男の子が...というワードが4回も出てきておもしろかったですww色気がまだ残ってるんだね。ウェアを新調したくなったり髪もとかそう化粧もしていこうと思えること全てが脳の活性化になってる!いいねいいね!ひらめき拍手

 

 

1時間ほど電話で話しましたが本当に劇的にシャキッとした受け答えに変わってるんだよなー。

前だと同じ質問や会話をしても真顔うん...まあどの施設も同じ、年寄りばっかり、今日のところはなんか狭かった、ごちゃごちゃ荷物があった、なんかマッサージちょっとやってくれた、送迎は遠かった、くらいの言葉しか出てこなかったんですよ。いくつかの施設に体験に行きそれぞれ違った特色があったはずなのに特に話すことも思いつかないような様子というか、印象や感情にも届いてない・記憶にも刻まれてない・行って言われたことをこなして受け流すだけって感じだったんですよね。

 

だけど3hのデイケアに週1で2ヶ月ほど通ったら見違えるように会話に彩りが溢れた音符

本当に楽しそうな声で、デイに関する多くのことを記憶していっぱい話し、スタッフさんとの交流で人との関わりを楽しみにしている気持ちが生まれた様子でした。繋げてくださったケアマネさんには本当に感謝しています泣き笑い

 

ポンカンさんの行っているデイケアは送迎付きの体操教室のようなもので、民間のスポーツジムとの違いは介護認定を受けた人しか利用できない介護保険で負担金が補助される施設です。スタッフさんは介護士さんと理学療法士さんと看護師さん?(ポンカン情報なのでこれは要確認かも)もいるので、高齢者の体や頭や心理的な取り扱いのプロによる手厚い体操教室だと思いました。

 

前にポンカンさんが行ってたカー◯スも高齢者が多く利用していたけどスタッフはフィットネスの専門家でも一般的な元気な成人の健康増進のための器具の正しい使い方の指導ができるだけで、腰痛持ちの高齢者が行っても「痛みとかあれば無理のない範囲で(自己責任で)やってくださいね〜」というスタンスですよね。同じ運動教室でも介護福祉の領域はまったく別物なんだなー知らんぷり あっ普通のジムを否定しているわけではありませんよ、専門性の違いの話ね。ポンカンさんの目標はデイの体操教室で腰痛をカバーする筋力をつけて休会しているカー◯スに復帰することです!筋肉ニヤニヤ

 

デイは同じ運動でも高齢者に特化したプログラムなんですね。理学療法士さんが理論に則って高齢者が弱りがちな身体機能を向上させる組み合わせを考え、あちこち痛くて動かせない老人の体というものを考慮して最適な負荷で導いてくれ、腰の曲がってる人・介助がなくては立ち上がれない人・足のリハビリをしに通っている人などは個別の対応もあるようです。そしてポンカンさんのようにちょっと認知機能が落ちてきている人向けに、両手をグーチョキパーに動かしたりお遊戯に見えても高齢者にとってはとても重要な認知症予防プログラムもきっちりと入れて脳の活性化を促してくれるのである。じいさんとばあさんばっかりなのでみんなできない(笑)し自信を失いつつあったポンカンさんも気後れせずに取り組めるようでした。

私も歳を取ったらデイの体操教室行きたいと思う、要支援1で月額負担金2000円台、安い!目がハート

 

介護保険を使うから民間のスポーツジムより安く利用できたり家まで送迎してくれるのも大変助かるが、この高齢者に特化した機能向上のプログラムこそが肝であり、ポンカンさんの右下がりだった機能低下の急勾配をグッと緩やかにしてくれるという希望を感じさせてくれました泣き笑いスター

 

ニヤニヤ来週はお友達とのランチの日程とデイケアの日が被っちゃうのよ〜

知らんぷり体操教室にお休み伝えた?

ウインクううん、他の曜日に振り替えてくださいって今週言うよ、体操に行きたいもん!

 

非常に前向きな気持ちを持ち、月曜はアレをして水曜にナニを予定変更して木曜はこうで...忙しいわ〜デレデレと予定満載で、老後を謳歌してた頃の母に戻ったような元気ぶり。

ケアマネさん、施設のスタッフさん、皆様のおかげで母は自分の人生の彩りを取り戻しつつあります。ポンカンさんが1日でも長く老後の一人暮らしを謳歌できればそれだけ私も自分自身の人生を生きることができます。

本当にありがとう、親の明るい声や輝く笑顔やしゃっきりした口調が少し取り戻せたことに心から感謝したい赤薔薇