毎年年始の帰省時に親(ポンカンさん)の老化チェックして記録している甘夏っちゃんです!
ポンカンさんも後期高齢者。
昨年ちょっと予感がしたので、今年は行政窓口に相談に行こうと決めていました
まだ全然要介護とかではないけれど、遠方に住んでいるし、なんの予備知識もなく急に必要になってアタフタするのも嫌だし、本人に判断力や冷静さが残っている今から少しずつ準備を始めていた方が、ポンカンさん自身の不安も軽減するのでは?と思ったからです。
だってね、ある日転んで骨折なんかして身動き取れなくなって、いきなり他人が家に来ることになって高頻度でがっつり世話されたら本人も戸惑うというか、環境の変化が急だとその分ストレスが大きいだろうし、初めの段階で他人に世話されることに嫌な印象を持ってしまったらその後もっと本格的に介護支援を必要としたときに拒絶してしまうかもしれない。
そうなったら結局私が困るのよ〜〜〜!
・・・てことで、急がない総合相談ですと電話で予約して、管轄の地域包括センターへ初めて行ってみました
主治医から病院内の担当窓口を紹介される場合もあるようですが、私はまず市役所の大きな窓口に確認しましたが、市が備えている制度の説明や手続きの仕方の紹介くらいなので、そこよりももっとエリアを絞り込んだ地域密着の包括センターの窓口で細かい相談や情報交換をさせてもらうことにしました。
私が相談した内容
1.何年か前〜現状の状況でそろそろ支援は必要かorまだ早いか
2.いま使える支援制度はあるか
3.子が遠方居住のため今後電話やオンライン相談などは可能か
1.これって支援を求めてもいいレベル
いま気になってることは
①カラダのこと。腰痛でトイレやお風呂や床磨きができない。甘夏っちゃんが通うまで不衛生な環境にいる問題。あと、毎日ウォーキングしてるのだが歩き方が小幅・すり足になってよく転ぶようになった。
②アタマのこと。最近のポンカンさんは「今まで一度もない」とか「まったく知らない」とかいう単語がよく出てくるようになった。何十年来の友達のことなのに知らんわけないだろってツッコミをいれることがめっきり増えた。認知症の兆し?
相談窓口係さんはいくつか気になるワードをメモしながら、話を聞く限りでは介護とまではいかなくても支援1くらいの瀬戸際かも。ご本人はまだ大丈夫というかもしれないけれど、認知症のチェックも受けられた方がいいかもしれない。手続きには数週間〜数ヶ月かかる場合もあるので、必要になった時にいつでも制度を使えるように申請書をだけでも出して帰ってはどうかと言われた。
2.いま使える支援制度ってある
希望しているのはトイレ・風呂・床拭き掃除のサポート。シモの介護に比べるとたいした話じゃないけれど、最低でも週に1度はちゃんとしないとやっぱ不衛生。ここ1〜2年、ポンカンさんの腰痛が一向に良くならず、屈んでする作業がどうにも無理っぽい。
そして無趣味の引きこもり生活でアタマの進行が心配なので、デイケアでのレクリエーションや医師の健康指導などで人と交流すれば多少刺激を受けていいかなと。
窓口係さん回答仮に一番軽い要支援1になったとしたら、トイレそうじのような簡単な家事であれば1回40分を週1で利用できるとのこと。その場合月の負担額は1500円くらい。安っ!
レクリエーションなどは近くだけでなく空きがあれば希望の施設を体験できる。別料金だがお昼を食べたり入浴して帰ることもできる。ただし90〜100歳といった超高齢者や認知症が進んだ人も多い中では、まだ若い70代のポンカンさんが変に不安を持つかもしれないから、施設利用はもう少しあとでもいいかもとのことでした。
3.遠隔での介護体制ってどこまで可能
甘夏っちゃんは数年新幹線や飛行機で通い支援をしています。今はまだいいのですが、今後夫の都合でさらに遠くへ(海外かも)引っ越す可能性が高い。
これはポンカンさんにも伝えて一緒に行くか聞いてみたけど、本人は慣れ親しんだ土地を離れて友達もいないところへ行くのはいやだから一緒には行かない、自分の家でできるだけひとりで居るという選択です。
いよいよって時は甘夏っちゃんが戻ってきてポンカンさんを見送るまで夫と離れて暮らすつもりですが、そこに至るまでの長い間のサポートの仕方には準備や他者の協力が必要です。
ポンカンさんが行政のサポートを受けながら1人でまだなんとか自立した暮らしができる間でも、家族によるちょっとした現場の確認や簡単な申請の手続きっていろいろ必要ですよね?
それを今のように気軽にちょくちょく帰ってやるのは現実的に費用の面で難しい(たぶん1回10万以上かかる)
そういうことを電話やオンラインでケアマネさんや施設とのやりとりでどの程度できるものなのか知りたい。
窓口係さん回答うーん、施設がどこまで対応しているか、なにに長けているかは正直マチマチ。ケアマネさんも管轄の事業所がそれぞれ違うので対応も一律ではないのが現状。個別に一件一件聞いてみないとなんともいえない。
ただお子さんが遠方の方も実際にたくさんいらっしゃるし取り組みは日々進化していく。ご事情が決まっているなら早いうちにケアマネさんに伝えておいて(施設やサービスなどの)情報交換をしはじめたらどうかとのこと。
まとめ
”今日にでも申請を出して行かれては?腰痛による家事支援もあるけど認知症の兆しが出ているかも”と言われて正直ビビりました
甘夏っちゃんとしては、身体的にも認知的にも要支援の際くらいのギリギリのところで踏みとどまっているんじゃないかと思っていたけど、あたらめて「ただのもの忘れと認知症の違い」セルフチェックをやってみたらかなりの項目で認知症疑い寄りだった。
全てがわからなくなっているわけではないが、チェック項目に挙げられている表現にここ1〜2年でとても思い当たる節があったので今回の包括センター相談に行ったわけだが、やっぱり支援を必要とするレベルに近づいているのだと実感しました。
手続きざっくり
・申請書を窓口に提出
・主治医に意見書を送り自治体へ提出してもらう段取り(主治医が他自治体の人でもOK)
・職員による自宅訪問&チェック
・審査して決定
どのサービスを利用するかなどはそれからだし、年始の帰省では日程的に厳しかったので次回余裕を持って帰省するようスケジューリングして申請〜審査完了までやってやるぜ
ただ、ポンカンさんにはまだこの話はしていない、本人にも心の準備が必要だろうと思うからだ。
腰が痛いと言ってる時にお掃除支援の利用をちょっと提案してみたが途端に自分でできる!とモゴモゴし始めた。
私が行ってやる分には大歓迎、できないアピールをして帰省してほしがる、したくないことは娘がやってくれればいいじゃんくらいに思っているのだが、他人を家に入れるとなると抵抗があるようだ。
純粋にプライバシー的な抵抗感もあるだろうし、散らかってるところを見られたくないなどの見栄、貴重品とかどうしようっていうセキュリティ面などもいろいろ考えると面倒臭さが先に立つのだろう。
ただ単発でダスキンさんに大掃除を頼むことは平気なのだから、やっぱり「介護支援」という枠に踏み入れていくことへの恐れが根底にあるのだと思う。自立支援に対するイメージができてないというか、ストイックに全て自分でしなければ(できてないけど)と思っているのだろう。言っちゃなんだけど老いの受け入れがまだ未熟なのだと思う。まあ個人の気質もあるしこういうことはデリケートだしな...
ポンカンさんのプライドや現在の状況は、できることでも気分によってやらないで痛い思いをするような無理をやらなきゃと思っている(やってないけど)。逆なのだ、できることは自分でやって、できないこと痛い思いをしてまでやらなくていい、その分は支援を受ければいいのだ、自分が長年支払ってきた社会保険の払い戻しを労働力として受ければいい。
昔の人特有のストイックさが本人のQOLを下げ、娘のQOLにも影響する。
支援を受けることをネガティブに捉える必要はないよ、友達の親御さんもみんな自分でバンバン申請しているよって話もしてみよう。
健康チェックだけでもしておこう、お試しとか使いたい時にすぐ頼めるようにってやんわり提案して迅速に手続きしよう。