悪性の卵巣嚢腫で卵巣/子宮の全摘出手術を受けて1年後に、
引越しすることになったため転院をしました。
前院が紹介状とデータ入りのCDのようなものを用意してくれたので、
今回は新しい病院に初めてかかってみたときのことを書きます。
●初診予約に固有のルールが存在した
紹介状を持参して電話かwebで事前予約では足りなかったのです!
地域〇〇センター経由でないと受け付けられない?
えっナニソレ?
転院予定の田舎の病院の地域では、
地域住民の医療や介護などについて全てを統括して割り振るセンターが別途存在し、
行政っぽい機関が病院との間に一枚挟まっているんですよね。
なのでまずそこに全部通してくれと。
病院に問い合わせると、
①前の病院から電話でまず地域〇〇センターへ転院の事前連絡をいただく必要がある
②紹介状とは別に地域〇〇センター書式の申請書を前の病院からFAXいただく必要がある
③それらが確認できたら地域〇〇センターが新しい病院と連携して、
新患(私)へ初診日の日程や受信の流れを連絡する
・・・というものでした。
えーーーと、もう引っ越しして遠方の前の病院とは縁が切れているし、
そのための紹介状やCDデータを事前準備してきてるんですけど、それでは不足なんですか?
必ず前院の産婦人科からの『電話』と『FAX』が改めて必要なのですか?
そもそもそういうことの証明として紹介状が存在するんじゃないんですか?
・・・と聞きましたが、結局
必ず地域〇〇センターを通して①〜③の手順を踏んでいただかないと
いかなる病院への予約もできません!とのこと。
面倒くさ〜!!!
前の病院がいまさら電話申し込みや新たな申請書の記入&FAX(⇦原始人か!)などの
事務手続きを無償で対応くださるかどうかの確認が必要になりました。
しょうがないので引越し前のかかりつけ病院にもう一度電話して経緯を伝え、
①②を依頼し、
あまりユーザビリティに優れているとは言えない
田舎の病院の公式サイトの不案内な説明を読みつつ、
なんちゃらセンターへナシをつけてもらうところまでもって行くことができました。
こういうのって地方行政や病院の取り組みで全く違うんですね。
即時対応してくれた前の病院の方と地域〇〇センターの担当さんに感謝です。
●初診の日時は選べない
それでようやく何ちゃらセンターから当該病院の初診日について連絡があり,
「○月○日13時45分に来てください」と言い渡されました。
えっ日程って選択の余地なし?
一方的に相手に言われた日時を受けるしかないの?
仕事してたら今後の検査日程は調整できるんかな?
一抹の不安がよぎりました。
都心の多様な患者に対応すべく整えられたシステマチックな大病院に慣れていた私は、
そこでようやく田舎の旧態依然とした処理の面倒臭さを実感しました。
地域特有のお役所第一の煩雑な手続き、
患者は年金生活者の後期高齢者がほとんどで全体的にそれに合わせた仕組みづくり。
ああ、田舎に来てしまったのでそれでもその大きい病院に行くしかないよなーと
受け入れざるを得ないと覚悟を決めるしかありません。
田舎ですのでどのみち他の大病院でもそんなものでしょう。
たかが初診予約を取るのにこんなに手間がかかって、
しかも日程と時間までこちらの都合も聞かれもせずピンポイントで言い渡され、
なんだかちょっと不安でいっぱいの初診予約なのでした。
初回診療の前からちょっとブルーですが
実際の診察はまた次回書きたいと思います。