健康診断は街中のクリニックでした。

診断名はチョコレート嚢腫7cm。

 

同年代の女医さんで、

「99.9%良性ですよ〜大丈夫なんですが、

 大きさが規定サイズになっているので手術で取る事になります」

と総合病院への紹介状を出してくださいました。

 

5年ほど前に婦人科の定期検診を受けた時に3cmだったので、

ふ〜ん、ついに大きくなって取る時が来たか、と思っただけでした。

 

そして大きな病院でも

「そうですね、内膜症性の卵巣嚢腫です。

 小さい袋ができてて全体で7cm位、

 袋の中にさらっとした液体が溜まっている感じです。

 99%良性ですよ、大丈夫!」

 

そして3ヶ月後に腹腔鏡手術の予約が取れました。

小さい穴を4つ開けるだけで6日で退院の簡単なもの。

 

そして手術までの間、内膜症を改善する薬を処方されました。

薬で腫瘍が小さくなる場合があるそうです。

 

そして手術で取ってみたところ、

診立てとは違い「粘液性卵巣嚢腫」でした。

サイズも7cmよりも大きく、

思ったより大きかったと言った先生の指先は10cm位だったかなぁ。

 

なので処方した薬は意味がなかったですごめんなさい、と言われました。

薬のせいで3ヶ月でウエストと胸が激太りし、

安い薬でもなかったので、

心の中で『金とウエスト返せ!』とツッコんでしまいました。

 

そして術後の病理検査の結果、

「境界悪性腫瘍」と診断されました。

 

ガーーーーーーーーン。

99%大丈夫って言ったのに、

2名の医師が足して199.9%大丈夫って言ったのに、

悪性ってどないやねんなァあああ嗚呼!

 

これだけ科学が発達してるのに、

2名連続でヤブ医者に当たってしまったのかとネットで猛烈に調べましたが、

決して先生方がヤブな訳ではなく、

粘液性の卵巣嚢腫はそういった経緯で発見されることが多いらしいです。

 

まさに、開いてみないとわからない、

病理に出すまでは油断できない、

病気とはこういうものなのだと知った瞬間でした。