中一の息子は合唱部に入っています。
代々好成績をおさめてきた部活のようで、練習は厳しめ。
週5くらい活動してるんじゃないでしょうか…。土日もどちらかは行ってます💦
自然、発表の場も多く、伴奏を任されることもしばしば。
他にピアノを弾ける子が少ないとかで、一気に5曲も6曲も担当させられちゃう。
幸い譜読みが速いのでなんとか捌いてますが、自分のピアノを練習する時間は必然的に減ります。
実は新年早々(1/4)、息子はとある地元のコンクールに出ました。
なんで新年早々かって?
定期テストにかぶらない、絶妙な時期だったからです
バッハコンの全国大会は2月7日。定期テストは14日。
旅先でよからぬウィルスを持ち帰ったら…。テストが終わってしまいます
というわけでバッハコンは見送って、正月に開催されるコンクールにエントリーしたのでした。
お正月気分なんて必要ないわ!というくらいの強い気持ちで出場してきたに違いないコンテスタント達。
どの子もみんな素晴らしい腕前を披露しておられました。
曲目もガチなやつばっか。
プログラムには己の技量を存分に見せつける、攻めた内容がズラリ並びます。
息子はラヴェルのソナチネに挑戦しましたが、
見事に撃沈しました。
というのも、舞台の上でいざ弾いてみると、自分が思っているほど大きな音も出ないし、小さな音も出ない。
鳴らした音が自分の感覚とズレる、という恐怖。
私も経験したことがあります。
そういうときって、テンパっちゃうから重心が上がってきてしまう。そして音が上わずる。
本人、焦って息が吸えてないから呼吸の浅い演奏になってしまって、
聴いてる方も超息苦しかったです。
本人談
「ベーテンみたいに、予選を何度か経験してから本選、というタイプならここまで瓦解することはなかった」
だそうです…。負け惜しみ
そういう意味では、ピティナステップとかいうものは利用価値があるかもしれませんね。一人発表会みたいな。
しかしそれにしても、中学生は忙しいです。常に試験に追われてる。
「あれ、この間終わったばかりじゃなかった?」という間隔で試験がやってくる。
そして部活動。これがブラックなんだなー
1/5はコンクール翌日でしたが、部活がありました。
しかし、我が家ではようやくホッと一息つける最後のお正月休み、という認識であったため、
「部活休みたい」という息子の意見を尊重しました。親公認のずる休み。
すると!
休み明けの音楽の授業で、顧問の先生にそのことを責められたというのです。
息子はかなり真面目な質で、欠席なんて今まで数えるほどもなく、
本番に穴をあけたことは無論、ただの一度もありません。
それなのに
「今後重要な役は任せられない」
とまで言われたそうで…。
もう、そんな部活なんて辞めたれ!と、思ってしまった…。
物事には優先順位というものがあります。
まず、学生の本分は勉学にあり。
学年1位の座を誰にも明け渡したくないのなら、ある程度の勉強時間は確保せねばなりません。
次にピアノ。細く長くでもいいから、続けて欲しい。
あとは勝手にすれば良い。
色んなことを経験して、豊かな人生にしていってほしい。
進退については自分で決めることでしょうが、どのような道を選んだとしても、
私は全力で彼を応援したいと思います。