今年のダイヤ改正は北陸新幹線の開業で盛り上がりを見せてるが東海道新幹線は利便性を強化した改正となり,のぞみ,ひかり,こだま共に大きく変化した。



今回はこのようなダイヤに変わった。



N700Sで運用する便。



のぞみ号


下り


271号(名古屋始発便),1号(東京始発便),7号,11号,15号,19号,23号,27号,69号,35号,73号,45号,47号,55号,59号(博多行き最終便),255号


上り


74号(広島始発便),4号,10号,14号,28号,34号,38号,40号,44号,50号,54号,62号



ひかり号


下り


633号,663号,669号(名古屋行き最終便)


上り


638号,644号,648号



こだま号


下り


761号(名古屋発),717号,725号,733号


上り


802号(三島発,土曜,休日運休),804号(静岡始発便),816号(三島発,土曜,休日運休),738号,746号,754号,764号(静岡行き最終便)



N700Sで運用するのぞみ号。
N700Sで運用するひかり号。
N700Sで運用するこだま号。


のぞみ号の変化。



今回の改正で大きく変化したのが,山陽区間直通の岡山行きと姫路行き最終列車の停車駅が見直された。


それは・・・



西明石停車便の繰り下げだ。



これまで西明石停車便が岡山行き最終列車だったのが姫路行き最終列車に変わり21分繰り下げられた。



改正前


東京 20時33分発→品川 20時40分発→のぞみ93号岡山行き→新横浜 20時51分発→名古屋 22時11分発→京都 22時46分発→新大阪 23時着2分発→新神戸 23時15分発→西明石 23時23分発→岡山 23時50分着


改正後


東京 20時54分発→品川 21時1分発→のぞみ95号姫路行き→新横浜 21時12分発→名古屋 22時30分発→京都 23時5分発→新大阪 23時18分着20分発→新神戸 23時33分発→西明石 23時41分発→姫路 23時51分着



何と言う事でしょう。


西明石停車便が繰り下げてるのではありませんか。

そして停車駅もそれぞれ変わっているのではないのでしょうか。



岡山行き最終列車は西明石停車だったのが基本停車駅のみに絞られ,代わりに姫路行き最終列車が新たに西明石停車となったのです。

これにより岡山系統のひかり号と同様新大阪から各駅停車と言うより京都から各駅停車の形となった。

同時に岡山行き最終列車は東京駅に出る時間が繰り下げられた。



改正後の岡山行き最終列車


東京 20時39分発→品川 20時46分発→のぞみ93号岡山行き→新横浜 20時58分発→名古屋 22時16分発→京都 22時50分発→新大阪 23時3分着5分発→新神戸 23時18分発→岡山 23時49分着



何と言う事でしょう。


こちらも東京駅に出る時間がこれまでよりも6分遅くなったのではありませんか。

しかも新大阪までの所要時間が2時間27分から24分に3分短縮し,岡山までの所要時間が3時間17分から3時間10分と7分短縮になったのです。



そして博多駅から東京行き最終列車の出る時間が何と1分繰り下げられ,夜7時台に出て行く事となった。



改正前


博多 18時59分発→のぞみ64号東京行き→小倉 19時15分発→広島 20時1分発→岡山 20時36分発→新神戸 21時8分発→新大阪 21時20分着24分発→京都 21時38分発→名古屋 22時12分発→新横浜 23時27分着→品川 23時38分着→東京 23時45分着


改正後


博多 19時発→のぞみ64号東京行き→小倉 19時16分発→広島 20時2分発→岡山 20時37分発→新神戸 21時9分発→新大阪 21時21分着24分発→京都 21時38分発→名古屋 22時12分発→新横浜 23時27分着→品川 23時38分着→東京 23時45分着



何と言う事でしょう。


山陽区間内が何と1分繰り下げてるのではありませんか。

博多駅に夜7時ジャストに出て,最高時速300キロを爆走し,新大阪駅にはこれまでの4分停車から1分短縮し3分停車になったのではありませんか。

これにより基本停車駅のみで山陽区間内では最高時速300キロ,東海道区間では最高時速285キロを爆走し,新大阪駅での停車時間を短くしたおかげで博多から東京まで1分短縮し,およそ4時間45分でつながったのです。



そして臨時便にも変化が・・・・・



品川発の始発便が何と・・・・・



日によっては山陽区間直通の博多まで延長運転をするようになった。



これまで新横浜発の臨時便は新大阪行きだったのが山陽区間を直通し,博多まで延長し運用をするようになった。



ダイヤはこのような感じだ。



新横浜 6時3分発→臨時のぞみ497号新大阪行き→名古屋 7時19分発→京都 7時53分発→新大阪 8時6分着(←改正前までは新大阪止まり。)9分発→臨時のぞみ97号博多行き(←今回の改正で日によって延長運転に。)→新神戸 8時22分発→岡山 8時56分発→広島 9時33分発→新山口 10時5分発→小倉 10時24分発→博多 10時40分着



何と言う事でしょう。


新横浜発の臨時のぞみ号は日によっては博多まで延長しているのではありませんか。

しかも品川発の99号よりも6分早く博多に着くなど京浜地区からの早朝の移動時間がスムーズに行けれるようになった。

品川発の99号よりも岡山には8分,広島と小倉には7分それぞれ早く着けるようになった。



そして東京行き最終列車の後にも何と・・・



新たに臨時便が増発したのです❗



これまで東京行き最終列車はこの日のうちに東京や横浜に戻りたい,特に日曜,祝日は次の日は職場に行かなければならず,この日のうちに戻らなければならないと言った客が多い上,大阪や名古屋でのコンサートや飲み会,二次会などの会合,出張,そしてユニバーサル・スタジオ・ジャパンや京都などの観光から戻る客が多い。しかも東京行き最終列車と言う性質上,特に日曜,祝日を中心に指定席は連日満席になりやすい。そして自由席はどこ行っても満席で座れず,立ち客が多く発生。デッキは鬼混みでまるで地獄絵図と言われる程の大混雑で座れない立ち客は最大2時間以上立ち続けなければならず,指定席が取れなかったり,自由席を使うつもりでいる立ち客はしばらく辛抱しなければならない。普通車で車内販売があった頃はワゴンが通れなかったり,売り子がかごを持って自由席を回ったりする対応を行うなど東京行き最終列車らしい混雑ぶりが毎日見られた。



そこで・・・



最終の後の臨時便を増やす事にしたのです。



その臨時便のダイヤがこちら。



新大阪 21時30分発→臨時のぞみ488号東京行き→京都 21時44分発→名古屋 22時18分発→新横浜 23時33分着→品川 23時44分着→東京 23時51分着



何と言う事でしょう。


東海道区間では東京行き最終列車よりも6分遅くなってるのではありませんか。

しかもこの臨時便の増発で新大阪や京都,そして名古屋からの客の分散により東京行き最終列車は改正前と通常時よりも混雑は緩和され,指定席の満席や自由席の満席とデッキでの立ち客の発生も少なくなるなど大きく改善された。

そして東海道区間の客が臨時の488号に流れる事で東京行き最終列車の64号は客が以前よりも減少するなど大幅な改善策を立ち上げた事も大きい。

ただ東京駅から接続する在来線や地下鉄の時間も気になるが行けれる範囲が限られる。

やはり臨時488号は東京行き最終列車の混雑を抑える為にも東海道区間にはなくてはならない存在になると見られ,客の分散にもつながる。

臨時488号は東京行き最終列車に代わる新たな東京行き最終列車にもなる。

今後臨時488号64号に代わる東海道区間の新たな最終列車としての役割を担って行くに違いない。



東京行き最終列車の後に入る臨時のぞみ号。
別の時間に撮ったものです。



そして夜8時半の便にも変化が見られた。



20時33分発 のぞみ93号岡山行き→20時30分発 臨時のぞみ477号新大阪行き(臨時格下げ,3分繰り上げ。)


20時39分発 臨時のぞみ473号新大阪行きのぞみ93号岡山行き(定期便格上げ。)



定期便と臨時便が入れ替わり,岡山行き最終列車の時間が6分繰り下げられた形だ。



ひかり号の変化。


ひかり号は夜間の時間帯に下りの便が大きく変わった。

特に東京駅に夕方6時半以降の便を中心に大規模な改革に踏み切った。



改正前


18時33分発 ひかり657号新大阪行き(豊橋停車,名古屋から各駅停車)

19時3分発 ひかり659号新大阪行き(三島,静岡,浜松停車,名古屋から各駅停車)

19時33分発 ひかり661号新大阪行き(静岡停車,名古屋から各駅停車)

20時12分発 ひかり663号新大阪行き(静岡,浜松停車,名古屋から各駅停車)

20時30分発 臨時ひかり665号名古屋行き(静岡,浜松,豊橋停車)

21時30分発 ひかり667号名古屋行き(静岡,浜松,豊橋停車)

22時3分発 ひかり669号名古屋行き(静岡,浜松,豊橋停車,名古屋行き最終列車)


改正後


18時33分発 ひかり657号新大阪行き(静岡,豊橋停車,名古屋から各駅停車)→新たに静岡にも停まるようになった。

19時3分発 ひかり659号新大阪行き(三島,静岡,浜松停車,名古屋から各駅停車)

19時30分発 ひかり661号新大阪行き(静岡,浜松停車,名古屋から各駅停車)→3分繰り上げと同時に新たに浜松にも停まるようになった。また同時に臨時のぞみ号と入れ替えられる。

20時12分発 ひかり663号新大阪行き(静岡,浜松,豊橋停車,名古屋から各駅停車)→新たに豊橋にも停まるようになった。

21時6分発 ひかり665号名古屋行き(静岡,浜松,豊橋停車)→今回の改正で新設だが臨時からの格上げで36分繰り下げ。これにより20時30分発が廃止に。

21時33分発 臨時ひかり667号名古屋行き(静岡,浜松,豊橋停車)→3分繰り下げと同時に臨時に格下げられる。

22時3分発 ひかり669号名古屋行き(静岡,浜松,豊橋停車,名古屋行き最終列車)


何と言う事でしょう。


ひかり号が東京駅に夜8時以降に出る便がこれまで定期便は1時間18分に渡り空白となっていたのが,改正後の定期便は1時間おきに小刻みに出るようになるなど分かりやすいダイヤとなった。

上りは大きな変化はなかったが,だいぶ遅くなったものの昨年の改正で新大阪駅に夜7時台,名古屋駅に夜8時台にそれぞれ出るひかり号に大きな変化が見られた。


改正前


19時21分発(名古屋 20時29分発) ひかり664号(名古屋まで各駅停車,豊橋停車)→豊橋駅で後続の臨時のぞみ452号とのぞみ54号に追い越される。

19時48分発(名古屋 20時43分発) ひかり522号(岡山発,新大阪まで各駅停車,浜松,静岡停車)→浜松駅で後続の臨時のぞみ456号もしくは180号,のぞみ252号,静岡駅で後続の臨時のぞみ458号もしくは182号,のぞみ56号にそれぞれ追い越される。


改正後


19時21分発(名古屋 20時31分発) ひかり664号(名古屋まで各駅停車,浜松停車)→浜松駅で後続の臨時のぞみ464号とのぞみ54号に追い越される。

19時48分発(名古屋 20時43分発) ひかり522号(岡山発,新大阪まで各駅停車,豊橋,静岡停車)→豊橋駅で後続の臨時のぞみ466号,静岡駅で後続ののぞみ252号もしくは臨時190号に追い越される。また東京駅に着く時間が15分早まり,これまで静岡駅で追い越されていたのぞみ56号よりも早く東京駅に着けるようになった。また豊橋停車と浜松停車の入れ替えが行われ,ひかり664号は豊橋停車から浜松停車に,ひかり522号は浜松停車から豊橋停車に変わった。



豊橋から東京方面への直通の最終列車。



改正前


豊橋 20時55分発→ひかり664号東京行き→新横浜 21時59分着→品川 22時11分着→東京 22時18分着


改正後


豊橋 21時2分発→ひかり522号東京行き→静岡 21時29分着31分発(後続ののぞみ252号もしくは臨時190号に追い越される。)→新横浜 22時8分着→品川 22時21分着→東京 22時27分着



何と言う事でしょう。


豊橋駅から東京方面への直通の最終列車の出る時間が7分遅くなったのではありませんか。

以前は夜8時台に出ていたのが,何と夜9時台に出る事となったのです。

遅い時間帯ではあるが岡崎,東三河方面から東京方面までの直通の最終列車としての役割を担うなどひかり522号は遅い時間帯に三河地区からの移動をスムーズにするなど利便性を確保した。



浜松停車に変わった豊橋停車のひかり664号。
豊橋停車に変わった浜松停車のひかり522号。
静岡停車はこれまでと変わらない。


こだま号の変化。



こだま号も大きく変わった。

上りは浜松から東京までのシャトル便が早朝と朝の通勤時間帯に出る時間の繰り下げと系統変更が行われ,下りは静岡駅の始発便が名古屋駅で当駅発の山陽区間直通の博多行きののぞみ号と直接接続できるようになり,三島駅の始発便が繰り上げられるなど三島,静岡,浜松方面から岡山,広島,九州方面への利便性が高まるなどメリットは大きい。



上り


こだま802号(土曜,休日運休)(N700Sでの運用)


三島 6時31分発→6時34分発(3分繰り下げ)

東京 7時21分着→7時24分着(3分繰り下げ)


こちらは各駅それぞれ3分繰り下げられ,品川駅には4分遅く着く事になった。



こだま812号


静岡 7時1分発→7時2分発(1分繰り下げ)


こちらは静岡駅に出る時間が1分繰り下げられたが,各駅からはこれまでと変わらない。



こだま818号


三島発(土曜,休日運休)(N700Sでの運用)→浜松発に拡大。(毎日運転に格上げ。)


浜松 6時55分発→静岡 7時28分着33分発(後続ののぞみ200号と臨時のぞみ280号に追い越される。)→三島 7時56分着←(改正後浜松まで区間が拡大。これにより浜松から静岡までは増発した形となる。)8時発(後続ののぞみ202号ひかり632号に追い越される。)→新横浜 8時35分着→品川 8時46分着→東京 8時54分着


こだま820号


静岡発→三島発に縮小。(土曜,休日運休。平日のみの運用に。)(←静岡駅に出る時間が6分繰り上げ。)


また新富士駅には8分繰り上げられ,これらは浜松発のこだま818号に振り分けられる。



浜松,静岡,三島方面からシャトル運用するこだま号。


下り


こだま763号


改正前


静岡 6時7分発→浜松 6時32分発→豊橋 6時45分発→名古屋 7時9分着


改正後


静岡 6時2分発→浜松 6時28分発→豊橋 6時40分発→名古屋 7時4分着(当駅発ののぞみ273号と接続。)(11分発→米原 7時34分着37分発→京都 7時56分発→新大阪 8時9分着)(←改正前から変化なし。)


こだま765号


静岡発→三島発に拡大。


三島 6時14分発→静岡 6時35分着(←改正後三島まで区間が拡大。これにより三島から静岡まで増発した形となる。)38分発→浜松 7時7分着9分発(後続ののぞみ1号に追い越される。)→豊橋 7時19分着23分発(後続の臨時のぞみ101号に追い越される。)→名古屋 7時47分着53分発(のぞみ3号と接続。)→米原 8時22分発→京都 8時43分発→新大阪 8時57分着



静岡,浜松,豊橋方面から山陽区間直通方面への乗り継ぎ。


改正前


静岡 6時7分発→こだま763号新大阪行き→掛川 6時21分発→浜松 6時32分発→豊橋 6時45分発→三河安城 6時59分発→名古屋 7時9分着11分発→岐阜羽島 7時21分発→米原 7時34分着37分発→京都 7時56分発→新大阪 8時9分着18分発→のぞみ99号博多行き(品川始発便)→新神戸 8時32分発→岡山 9時4分発→広島 9時40分発→徳山 10時2分発→小倉 10時31分発→博多 10時46分着


改正後


静岡 6時2分発→こだま763号新大阪行き→掛川 6時17分発→浜松 6時28分発→豊橋 6時40分発→三河安城 6時53分発→名古屋 7時4分着6分発→のぞみ273号博多行き(当駅発)→京都 7時41分発→新大阪 7時54分着56分発→新神戸 8時9分発→岡山 8時42分発→広島 9時18分発→新山口 9時50分発→小倉 10時9分発→博多 10時24分着



何と言う事でしょう。


静岡,浜松方面からの始発便が京都,新大阪,岡山,広島,九州方面への所要時間が短縮してるのではありませんか。

京都まではこれまで乗り換えなしでおよそ1時間48分だったのが名古屋乗り換えで1時間38分,新大阪までは2時間2分だったのが1時間52分とそれぞれ10分短縮し,岡山までは新大阪乗り換えでおよそ2時間56分だったのが名古屋乗り換えで2時間39分,広島までは3時間32分だったのが3時間15分,博多までは4時間39分だったのが4時間22分と山陽区間では17分短縮するなど利便性が高まった。また浜松から京都までは1時間23分だったのが1時間13分,新大阪までは1時間37分だったのが1時間26分と10分から11分短縮し,岡山までは2時間31分から2時間13分,広島までは3時間7分から2時間49分,博多までは4時間14分から3時間56分と山陽区間では18分短縮し,浜松から広島までは3時間,博多までは4時間それぞれ切るなど早く着けるようになった。そして豊橋から京都までは1時間10分から1時間,新大阪までは1時間24分から1時間14分とそれぞれ10分短縮し,岡山までは2時間18分から2時間1分,広島までは2時間54分から2時間37分,博多までは4時間1分から3時間44分と山陽区間では17分短縮するなど名古屋駅からの当駅発ののぞみ273号博多行きとの接続が所要時間の短縮と静岡から名古屋までの早朝の時間帯の利便性が高まった。



三島方面から山陽区間直通方面への乗り継ぎ。



改正前


三島 6時51分発→こだま767号新大阪行き→新富士 7時2分発→静岡 7時13分着18分発(後続の臨時のぞみ285号もしくは103号とひかり631号に追い越される。)→浜松 7時45分発→豊橋 7時55分着8時2分発(後続ののぞみ201号もしくは臨時105号,臨時287号に追い越される。)→名古屋 8時35分着(京都,新大阪方面 38分発→のぞみ203号新大阪行きもしくは臨時のぞみ107号広島行き→京都 9時13分発→新大阪 9時27分着(←通常運用時)29分発→新神戸 9時42分発→姫路 9時58分発→岡山 10時19分発→広島 10時55分着)49分発→のぞみ9号博多行き→京都 9時25分発→新大阪 9時39分着41分発→新神戸 9時54分発→岡山 10時26分発→広島 11時3分発→新山口 11時34分発→小倉 11時54分発→博多 12時9分着


改正後


三島 6時14分発→こだま765号新大阪行き→新富士 6時24分発→静岡 6時35分着(臨時のぞみ497号もしくは97号に追い越される。)42分発→ひかり533号広島行き(新横浜始発便)→名古屋 7時25分着(京都,新大阪,姫路方面 26分発→京都 8時1分発→新大阪 8時13分着15分発→新神戸 8時28分発→西明石 8時36分着39分発(後続ののぞみ99号に追い越される。)→姫路 8時48分着)(←後続ののぞみ1号に追い越される。)28分発→のぞみ99号博多行き(品川始発便)→京都 8時3分発→新大阪 8時16分着18分発→新神戸 8時32分発→岡山 9時4分発→広島 9時40分発→徳山 10時2分発→小倉 10時31分発→博多 10時46分着



何と言う事でしょう。


三島方面からの始発便が繰り上げた事で名古屋,京都,新大阪,岡山,広島,九州方面への所要時間が短縮してるのではありませんか。

名古屋までの所要時間は乗り換えなしで1時間44分だったのが静岡乗り換えで1時間11分と33分も短縮。

京都まではこれまで名古屋乗り換えで2時間21分だったのが静岡乗り換えで1時間46分と35分も短縮。

新大阪までは2時間36分だったのが1時間59分と37分も短縮し何と2時間を切った。

岡山までは通常3時間34分,臨時運用だと3時間27分だったのが2時間49分と通常よりも45分,臨時運用よりも38分もそれぞれ短縮するなど何と3時間を切った。

広島までは通常4時間11分,臨時運用だと4時間4分だったのが3時間25分と通常よりも46分,臨時運用よりも39分それぞれ短縮するなどこちらも何と4時間を切った。

そして博多までは5時間18分だったのが4時間32分と46分短縮するなどこちらも何と5時間を切った。

三島駅と新富士駅の始発便の繰り上げと増発で静岡駅からの乗り換えで新横浜始発便のひかり533号広島行きを使い,名古屋駅からの山陽区間直通方面への乗り換え時間の短縮と午前中のうちに博多駅へ着けるようにするなど三島駅と新富士駅からの利便性を強化した。また三島駅と新富士駅の始発便がこれまでよりも37分それぞれ繰り上げた事により,これまで名古屋駅で一回乗り換えだったのが,新たに静岡駅での乗り換えが追加され,山陽区間直通の岡山,広島,九州方面へ行く場合,名古屋駅で乗り換えをしなければならない為,二回乗り換えが必要となってしまった。

三島駅と新富士駅の始発の繰り上げと利便性のメリットがあっても山陽区間直通の岡山,広島,九州方面への二度の乗り換えのデメリットが生じてしまったが,それでも所要時間短縮効果は大きい。(因みに新横浜始発便のひかり533号は西明石駅で後続の品川始発便ののぞみ99号に追い越されます。)

まさに三島,静岡,浜松,豊橋方面から山陽区間直通の便にリレー接続できる機会に恵まれたダイヤとなった。



静岡,浜松,豊橋方面から接続するのぞみ273号博多行き。名古屋駅発の便で静岡発の始発のこだま763号とリレーで接続し,山陽区間へ直通する。
新横浜始発便のひかり533号広島行き。
三島駅と新富士駅の始発便からのリレー接続を兼ねる為,三島方面からの始発の役割を担う。
品川始発便ののぞみ99号博多行き。
三島方面から山陽区間直通便とのリレー接続を担う。


今回の東海道新幹線は静岡方面の利便性が強化され,早朝の臨時便が山陽区間まで直通するダイヤが設定された一方,東京行き最終列車の後に臨時便が出るなど新大阪,京都,名古屋からこの日のうちに東京へ戻りたい利用者にとっては一番有り難いダイヤになるなど早朝の始発便と夜間の最終便,そして下りの夜のひかり号の抜本的な改革に踏み切った改正となった。


今年開業60周年の節目の年を迎える東海道新幹線。
多くの人たちを輸送し,サラリーマンや観光客らに支えられた大動脈は10月に還暦を迎える。
この60年東海道新幹線は更なる進化を遂げた。
これからの防災や安全などの課題もあるが,東海道新幹線はこれからも進化を続けるに違いない。