6月の暑い日。

今年も高山まで足を運ぶ。



朝8時近く。

尾張一宮駅の改札に入り,特別快速浜松行きに乗り込みます。



特別快速浜松行き。313系のいずれも初期型の2+2+4での運用です。


名古屋駅に着き買い出しに行った後,11番線乗り場へと向かいます。


中央線の普通列車で運用する315系。だいぶ増殖しつつあります。
普通列車四日市行き。半分にまで減った313系の2次型の4両で運用。
10番線乗り場に入った関西線からの普通列車。
こちらはワンマン改造車です。


そしていよいよ新型のHC85系が入ります。


11番線に入る特急ひだ3号富山行き。
新型のHC85系での運用です。
8時43分発の特急ひだ3号富山行き。
こちらは高山止まりの編成でグリーン車連結の編成だ。
展望車だったキハ85系とだいぶ変わった感がある。
グリーン車の入口。キハ85系からあったステップも引き継がれた。
ハイブリッドのステッカー。

高山止まりの表示。キハ85系の表示も確実に引き継がれた。

富山行きの表示。東海道新幹線のN700Sのように次の停車駅を表示すれば分かりやすいはず。


HC85系の連結部分。しなの号で運用する383系と同じく貫通扉は両開きである。これまでの車両と違い東海道新幹線のように乗務員の入口から運転席まで奥行きが執られていた。
斜めから見るHC85系。
特急ひだ3号富山行き。こちらは富山まで行く編成です。展望車ではなくなり,しなの号で運用する383系の貫通車のような造りとなってしまった。


早速中に入ります。


普通車の座席です。全席コンセントが付き,N700Sのように東海道新幹線並みのサービスが充実し,座席はオレンジシートに統一された。
窓とカーテンもキハ85系から確実に引き継がれているがワイドな景色が見られる造りだった段差がなくなった。






新型のひだ号でもうまるちゃんが出陣する。


そして朝8時45分近く。
列車は名古屋駅を出ます。


何と動き始めたと同時に新しいアレンジの唱歌が流れます。
これまでのワイドビュー特急のBGMからだいぶ変わり,まさに世代交代のような感じだが昔のようなBGMだが原点に戻る特急らしいBGMだ。


この日は4+4の8両で運用し,前寄りの4両グリーン車連結車が高山止まり,後寄りの4両セパレート編成の車両が富山行きだ。
号車はキハ85系から引き継がれ,7号車から10号車までの編成や9号車の自由席も富山系統のキハ85系から引き継がれた。
この先列車は岐阜,美濃太田,下呂,高山に停まり,高山から先は飛騨古川,猪谷,越中八尾に停まる。


早速車内を散策して見る。



HC85系の運転席。しなの号で運用する383系や伊那路号ふじかわ号で運用する373系や馴染みのある313系,315系,そしてキハ25系と同じワンハンドル車だ。ハイブリッド車でもJR東海の在来線の車両と同じ造りだ。

連結部分の通路。383系のような感じだが,383系のような仕切りではなく313系と373系と同じ造りだ。
しかしこれまでのキハ85系の展望車と貫通扉からしなの号で運用する383系の貫通車と同じ両開きの貫通扉となりパノラマ展望だったキハ85系の展望車とは一転,完全に展望が損なわれてしまった。
それどころか乗務員室は貫通扉部分以外は完全に仕切られてしまった。
これまで315系以前の車両はほぼ前の展望が見れたが,315系は運転席部分と貫通扉から展望が見られる程度だったがHC85系は完全に仕切られほぼ展望が見られない。キハ85系のような展望が見られなくなってしまった。
HC85系独自のミュージアム。この日の富山系統のセパレート編成は伊勢型紙が展示していた。
車内にはハイブリッドの表示がされる。

次の停車駅も383系や373系,キハ85系や311系や313系やキハ75系,キハ25系と違い英語での表示もされる。東海道新幹線と同じ表示になった。


この日の10号車は外国人が多く,まさに高山は外国人にも人気がある観光スポットである事が伺える。
ひだ号は外国人のインバウンド需要にも対応するなどグローバル化にも特化している。


木曽川を渡り,岐阜駅に近づく。

岐阜駅に停車。やはり交互に英語表示もする。
岐阜からは10号車が先頭となり,高山線に入ります。


岐阜から高山線に入った列車は最高時速110キロを爆走します。
下のエンジンの音もキハ85系から引き継がれているが,何と停車の時にエンジンが止まる仕組みで動く時にエンジンがかかり,まさに今の軽自動車や小型車のうちのコンパクトカーのように信号待ちや駐停車時などと同じシステムが搭載するなどHC85系はこれまでのキハ85系やキハ75系,キハ25系,そしてキハ11系にはないもの凄い最新のシステムが濃縮した今の時代を象徴したハイブリッド車でいずれもハイブリッドのトラックとバスのようにエンジンの音がするが環境にも対応したクリーンディーゼルを超える最先端の車両でまさに新しい時代にふさわしい形だ。


早速高山線に入ると沿線の案内や高山線の概要が説明されるなどキハ85系にはなかった案内が盛りだくさんだった。


そして長森駅を通過する時,HC85系で初の楽曲を聴く事に。


最初にスタートを切ったのはPaboの「恋をしました」。
キハ85系から確実に引き継がれ,車内での宴ももちろんキハ85系から引き継がれるなどやはりキハ85系の精神はHC85系にもしっかり守られている。


犬山城や木曽川を沿って北上し,列車は美濃太田駅に着きます。



美濃太田駅に停車中。

美濃太田駅を出て下呂へと北上する。


美濃太田駅を出た後,また案内が入るなど高山線沿線の魅力も盛りだくさんの内容だった。


途中上麻生駅で4号と行き違いし,こちらはこの日は4両での運用だった。


飛水峡。HC85系から見るのも格別だ。

中山七里。HC85系が飛騨川に沿って走り抜けます。


そして列車は下呂駅に着きます。


下呂駅に着き降りる客も目立った。


列車は下呂駅を出て高山へと北上します。


HC85系から下呂温泉街を一望する。


下呂駅を出た後,遊助の「いちょう」のPVを見る事に。こちらもキハ85系から引き継がれ,禅昌寺駅で6号と行き違いをするシーンが見られるが,完全に仕切られキハ85系のように前まで行き,パノラマ展望から6号を撮る事ができなくなってしまった。



高山までもう少しです。


そして宮トンネルに入り,いよいよ高山市内へと突入します。
キハ85系はパノラマ展望からトンネル内を爆走する時全長がかなりあり,出口まで結構長く感じるシーンが見どころだったがHC85系は完全に仕切られ,キハ85系のように長く感じる事がほとんどなく,あまり長く感じない。
早速運転席の後ろのデッキに出てトンネル内の展望を見る事に。


やはり結構長く感じる。
HC85系になってもデッキに出れば体感できるシーンも見られる。
このシーンはまさに宮トンネルの名物で,デッキから出て展望を見るシーンもキハ85系から確実に引き継がれた感じがする。


そして列車は飛騨一ノ宮駅を通過し,いよいよ高山の街中へと入ります。
そしてHC85系では初の往路の宴を締めくくる。


高山駅に近づき,いよいよHC85系を体感する時間が終わろうとする。

東海道新幹線のように出口の案内もする。

高山駅に到着です。

高山駅に着いた特急ひだ3号。
ハイブリッドのステッカー。
10号車の入口。
高山止まりの編成と切り離され,セパレートの4両で富山まで行く。
富山行きと切り離された高山止まりのグリーン車連結の編成。


午前11時近く,列車は高山駅に着いた。
列車から降り,切り離すシーンを見た後改札口を出て高山陣屋と古い町並みへと向かう事にした。


古い町並みの様子は近く更新します。