130年前に確立したエンジン技術を使うとは・・・。
まるで、映画「ゾンビ」のような感じ。
5月18日付 産経新聞の記事で、トヨタ自動車が次世代のエンジン開発の発表を伝えています。
大きな特徴として、ハイブリッド車用のエンジンに使われている「アトキンソンサイクル」タイプの燃焼方式(※)を、従来型エンジンに組み込まれたのが特徴。(※膨張比の増大を重視する高効率の燃焼方式、130年前に確立している。)
ただ、アトキンソンサイクルの難点は、熱効率を高めるとエンジン出力が低下すること。
大きな変更点として、ウォータージャケットスペーサーの導入によるシリンダー内の壁温の調整,新形状の吸気ポートの導入にある。
すると、従来型でのガソリンエンジンの燃焼効率はアップしたとか。(36%程度→最大38%)
適用範囲は思ったより広く、「パッソ」や「ヴィッツ」(発売済み)のほかに、2015年までに14モデルの導入を計画しています。
いくら燃費が良くても、実燃費とカタログ上での燃費の乖離が大きければ、意味が無いので要注意。
落合紘史 オフィシャルブログ