抜粋です。
三菱ケミカルグループの田辺三菱製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役:上野裕明、以下「田辺三菱製薬」)は、田辺三菱製薬の完全子会社であるニューロダーム社(本社:イスラエル レホボト市、CEO:一色健吾)が、1月9日に、パーキンソン病治療薬候補品(ND0612)で実施した第3相臨床試験(BouNDless試験、以下「本試験」)において、事前に設定した重要な評価項目を達成するトップライン結果を取得したことを公表しましたので、お知らせします。
パーキンソン病が進行すると、運動症状の日内変動が出やすく、経口薬でのコントロールが難しくなり、患者さんへの侵襲性が高い外科的治療などが検討されます。本試験結果を受け、LD/CDを液剤化し、デバイスと組み合わせて持続的に皮下投与することで、運動症状の日内変動を確実かつ持続的に緩和するND0612の開発を通して、パーキンソン病が進行し、症状のコントロールが難しくなった患者さんの治療に貢献できることを期待しています。
ND0612は今年米国での申請に続いて、欧州での申請をめざします。中枢神経領域を研究開発の重点領域に定める田辺三菱製薬グループは、神経変性疾患に向きあうすべての人に、新しい治療の選択肢を届けるための取り組みを進めていきます。