抜粋です。
協和キリンは15日、臨床試験(治験)を進めていた
パーキンソン病の治療薬候補「KW-6356」の開発を中止すると発表した。
KW-6356はノウリアストの後継品として、協和キリンが自社でつくった低分子の新薬候補だ。
2026年の承認取得を目指し、日本で中期段階の治験を実施した。
パーキンソン病患者に起きる手の震えといった「運動症状」に加え、
認知障害や抑うつなどが起きる「非運動症状」に使えることも目指していたが、
承認取得に必要な有効性を示すのが難しいと判断されたという。
協和キリン<4151>が5日ぶり反落。同社は15日、
パーキンソン病患者を対象とした自社創製品「KW-6356」の開発中止を決定したと発表した。
これまでの臨床試験では、運動症状などに対する有効性を確認してきた。
一方で、グローバル開発における規制面での見通しや開発難易度、
将来的な上市までのタイムラインなどを総合的に検討した結果、中止を決定したとしている。


