いわゆるパーキンソン症候群のうち
非定型パーキンソニズムについて書かれた本です。
非定型パーキンソニズムとは
パーキンソン病の特徴の一部を示すが,一部の異なる臨床的特徴および異なる病因をもつ,
パーキンソン病以外の神経変性疾患の一群である。
非定型パーキンソニズムには,進行性核上性麻痺,レビー小体型認知症,大脳皮質基底核変性症,
および多系統萎縮症といった神経変性疾患が含まれる。
私はPDと診断されていますが、それ以外の病気の可能性(非定型パーキンソニズム)
がないわけではありません。
以前に書いた記事と重複しますが
私はPD診断確定の為、ダットスキャンとMIBG心筋シンチグラフィの検査を受けました。
結果はダットは典型的なPDの画像
シンチは正常、と当時の主治医から言われました。
普通は検査が正常だと喜ぶところですが
シンチが正常だとPD以外の病気の可能性(非定型パーキンソニズム)があるのを知り
私は一時 プチうつ状態になりました。
ある本には振戦がなく、シンチが正常の場合、〇〇(ある神経変性疾患の名前)の疑いがある、と書いてありました。
PD早期、家族性、振戦優位型は正常に出るケースが多いようですが。
結局、2つの検査ではPDと確定出来なくて、
MRIで異常がないこと、
神経内科の先生からは「薬が効いていますか?」 と
薬が効いている、という前提でPDとなっています。
ある先生は
あとは脳を解剖するしかない、とか
「〇〇の可能性ありますか?」
と聞いたところ
一人の先生 「その病気の場合、PDの薬がきかない」
もう一人の先生 「MRIでは今のところ ないけれど 将来 はわからない」
メネシット 今のところ効いていますけど。
脳を解剖しなくても診断が確定出来ますように🥺
本の商品説明 一部
非定型パーキンソニズムはパーキンソン病に似た症状を示す疾患群で,
この領域は基礎,臨床ともに進歩が著しい.
本書は,非定型パーキンソニズムの最新の研究動向,現在の診療における課題を提示しつつ,
日常診療に役立つ内容となっている.本領域の専門以外の神経内科医も知っておくべき最新の情報が
ふんだんに盛り込まれている.
今 読むとかえって(本を読むPDの方はいないと思いますが)
ここのところ進行が早いような気がするし、 叉 ホントにPDなのかあ といういう疑問が
ムクムクと頭をもたげてくる
患者向けのある本には
まだ起きていない症状については
かえって不安な気持ちになるので読まなくてもいい、とか
医学書読んでドーパミン増えるわけではないし、
かえって減るような気が
読んでいる暇あったら外に出て散歩した方がいいですね