専業主婦なので 夏休みとか関係ありませんが
ある(脳神経内科ではない)医師のブログでパーキンソン病の勉強になる書籍
として紹介されていました。
著者はジェイムズ・パーキンソン James Parkinson
ロンドンの外科医,薬剤師,地質学者,古 生物学者,かつ政治活動家である,
彼は,1817 年に 6 例の症状を子細に観察・記載して,
モノ グラフ “An Essay on the Shaking Palsy” としてまとめて出版した.
この本に は,筋強剛以外の三大症候の記載に加え,前傾姿勢,流涎,小刻み歩行,小字症 をはじめとした
様々な運動症状,さらに非運動症状まで言及している点は特筆す べきである
パーキンソン病という名称は,自身が名付けたわけではなく, 神経学の祖と言われる Jean Martin Charcot が,
パー キンソン病と呼ぶことを提唱した.
パーキンソン病 (神経内科Clinical Questions & Pearls) 中外医学社 刊
「パーキンソン病の歴史について教えてください」より抜粋
この本は英語です。
日本語訳を探したけれど見つかりません。
代わりに見つけたのがこの本です。
商品説明
神経疾患の種類やその定義に関して未開拓であった時代の画期的な偉業である
パーキンソンの論文と彼の生涯等を紹介する。
74年三共刊「パーキンソン病の原著と全訳」を改訂し、3論文を加えたもの
「振戦麻痺に関する論文」の訳が載っています。
An Essay on the Shaking Palsy の原文も掲載されています。
論文自体は 80ページ弱で字も大きいので
英語が出来る方なら読めるのでは?
私は到底無理です。
こちらは専門書です。
商品説明 抜粋
ジェームズ・パーキンソンの“An Essay on the Shaking Palsy”が刊行されてから約200年.
この記念すべき節目におくる,パーキンソン病の最新ハンドブック,決定版!
1969年はパーキンソン病治療におけるレボドパによるドパミン補充療法の成功が最終確認されて発表された年であり,
2019年はドパミン補充療法が確立した50年目の記念すべき年でもある.
こうした点からも温故知新というべき節目の年であり,治療を振り返ってみる良い機会でもある.
J. Parkinsonは治療の将来に大きな夢を持っていたようである.
パーキンソン病がなぜここまで神経学の関心事であり続けたのか,
革命的とされたレボドパ治療がいまだなぜ完成し得ないかなど,興味が尽きない病気であり,
J. Parkinsonの小著は今日なお大きな意義がある.
J. ParkinsonのEssay発刊200年を過ぎて,本書を読んで彼はどう思うであろうか.
Parkinson先生の本疾患の将来に対する期待と夢はどれくらいかなえられたであろうか.
そして,これからの100年,200年後に何が解明されて,何が未解明であるのだろうかと思いは尽きない.
