パーソナリティ障害について | お子様の不登校、ひきこもりの解決策提案サロン

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facebookである方が「パーソナリティ障害」を抱えている若者で生き辛さを感じているという方がいらしたので、私は別の視点からこの件について書いてみようと思います。

かつて、パーソナリティ障害のことを「精神病質」と呼んでいました。今でも司法精神学などでは使われることがあります。
とても嫌な響きを持っていませんか?
「精神病質」には、生まれつき持った素質で治らないというニュアンスがあるからです。
これは、「発達障害」にも通じますね。
親の影響を強く受けて性格が決まってくることは、例をあげてお話させて頂きました。
人は生まれてすぐは誰かの世話を受けなければ生きてはいけません。世話してくれる人に逆らっては生きていくことはできないのです。
親が喜んでくれることなら、そのように行動します。
それは当たり前のことなのですね。
もちろん、素質がありますので、親に自分の気持ちを伝え続けることのできる子どもと伝えることができない子どもがいることは当然です。

挫折や躓きを契機として行動の問題が出てきたということです。
決して、「精神病質」という概念で考えられていたような素質的に固定化した異常人格ではありません。

人は程度の差はありますが、誰でもパーソナリティの偏りを抱えています。
誰しもが抱え得る問題として考えていく必要があると私は考えています。

精神科の目的をここで今一度思い出して頂きたいと思います。
その罠にはまらないためにも気づきが必要なのです。

二項対立の罠

両極端で二分法的な認知に陥りやすい時、思い出してください。
本当に、全か無か?
白か黒?
パーフエクトか、大失敗か?
敵か味方か?
中間はありませんか?


自分の視点と周囲の人の視点の違いははっきりしていますか?

自分の感じ方と人の感じ方は違うと頭でわかっていても、実際にはごちゃごちゃになっていませんか?

自分の視点でしかものが見えていない時は、相手に押し付けたり、自分の問題を相手のせいにしてしまったり、周囲の問題とすり替えてしまいがちです。
客観的に自分を振り返り、周囲の人の立場になって考えることができにくくなっていませんか?



心から人を信じることができない

幼い頃の母親との関係が関係してくることが多いのですが、ちょっとでも反応が遅かったり、煩わしい顔をみると、見捨てられたと感じてしまうことが多く、充分な安心感を味わっていないと人との親密な関係を築くことが難しくなっている状態になっていることが多いですね。
相手を試そうとしたり、裏切られるのが嫌で自分から先に裏切って離れていくことが多くなります。
信じる対象を求め続けるのですが、失望を繰り返し、誰とも親しい関係になることを避けるようになるのです。
好意を示されても信じることができなくて自分から身を引いてしまうこともあります。

裏切られるとはなにでしょうね?
信じるとはなにでしょうね?


高すぎるプライドと劣等感が同居

これは、同根ですね。
自分は完璧なものであるというイメージと劣悪で無価値なものであるというイメージが混在しています。
ですから、自分がかわいそうな自分になってしまうことが多いのですね。

自信いっぱいに振舞っている時にも心の奥底では劣等感を抱きながら長年過ごしてきた結果だとも言えるでしょうね。

冗談だと聞き流せることにも過剰に反応し酷い屈辱や攻撃だと感じることもありがちです。
自分だけの砦に篭り誇大な妄想をして自分を保っている場合も多いです。
恨みに変わることもありますので気をつけましょう。

急に不安定になる時、こういう状態に陥ってはいませんか?


怒りや破壊的な感情に囚われると、爆発や行動化を起こしやすい

ストレスが対処能力を超えてしまうとアクティング・アウト(行動化)を起こしやすいのですね。
そこで、向精神薬を服用しているとますますその傾向が強くなります。

思い通りに行かない事態にぶつかっても粘り強く解決法を模索することが大事ですが、そうした試行錯誤する力が不足している時にこうなりがちですね。

いっぱいいっぱいになっているときは、休むことも必要です。
リフレッシュすること、遊ぶことも必要になってきます。







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