遺伝子組み換え食品の真実 | お子様の不登校、ひきこもりの解決策提案サロン

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遺伝子組み換え食品の真実 [単行本(ソフトカバー)]
アンディ リーズ (著), 白井 和宏 (翻訳)

内容紹介
子どもたちに「遺伝子組み換え食品」を食べさせてはならない
──訳者・白井和宏氏からのメッセージ

残念なことに、遺伝子組み換え食品に不安を抱く人々でさえ、この問題の深刻さを知らない。すでに日本には大量の遺伝子組み換え食品が輸入されており、子どもたちは毎日、知らないうちに多量に食べていること。この危険な食品に、世界中の消費者や農民、科学者が反対しているが、バイオテクノロジー業界は様々な陰謀を駆使して情報を操作していること。そして、農薬やPCB、ベトナム戦争の「枯れ葉剤」など、大量の化学物質や毒物を製造してきたモンサント社が、今では米国政府だけでなく、国際機関や各国政府の中にまで深く侵入し、世界の食料生産を支配しようとしていることを知る人は、わずかしかいない。
ただし、それも当然かもしれない。マスコミは、スポンサーである巨大企業が政治や経済の中枢を支配してしまうと、どれほど深刻な問題であっても報道しなくなるからだ。原発事故と同様の状況が、遺伝子組み換え食品でも起きているのである。
「それほど遺伝子組み換え食品が素晴らしいものなら、なぜ世界中で反対運動が起きているのか」「世界中で消費者や農民が反対しているのに、なぜ遺伝子組み換え作物が拡大しているのか」というマスコミが報道しない、本質的な疑問に答えているのが本書である。
かつては日本でも多くの食品メーカーが「遺伝子組み換え食品不使用」をうたい、遺伝子組み換え原料の使用を避けていた。ところが食品の原料価格が高騰し、値段の安さを優先する消費者と販売者が増えたこともあって、今では遺伝子組み換え原料を使用する食品メーカーが圧倒的に増えてしまった。
今後、日本がTPP(環太平洋経済連携協定)に参加すれば、米国は日本に対して「遺伝子組み換え食品の表示」を廃止するよう要求するだろう。いや、それどころか日本農業が崩壊し、もはや「遺伝子組み換え食品しか入手できない時代」が来ようとしているのだ。
放射性物質と同様に、未知の毒性やアレルゲンの影響をもっとも受けやすいのは子どもたちである。大事故が起きてしまってからでは手遅れだ。遺伝子組み換え食品をめぐる真の問題とは何か知るために、ぜひとも本書を読んで欲しい。

安倍首相がTPP参加を表明した。交渉における最大の争点は食の安全であり、問題となるのが遺伝子組み換え食品についてだ。
EUでは、遺伝子組み換え食品について消費者の反発が強く、規制と食品表示が徹底されている。一方米国では、表示の義務も規制もなく、消費者が遺伝子組み換え食品を食べても全くわからない。日本は米国の意向に沿って作物の承認と輸入を進めてきたため、食品表示や規制が甘く、いまや世界有数の遺伝子組み換え食品輸入大国になっている。今後TPP参加交渉が進めば、米国にさらなる規制緩和を迫られることが予想される。今こそ消費者一人一人が遺伝子組み換え食品の実態を知り、行動を起こすことが求められている。
一九九六年に遺伝子組み換え作物の商業栽培が始まって以来、驚くべきことに一度も人体への安全性試験は行なわれていない。本書では、発がん性リスクなどについて多数の科学者の独自の研究結果が明かされる。安全が確認されていない技術がどのように世界中に広められてきたのか。米国の巨大企業を背景とした組織的な策略の全貌を、非公表の資料も含めた膨大な文献を駆使して明らかにする。
農業や環境への影響、世界中で起こっている食糧危機との関連まで網羅し、日本の行く末が徐々に浮かび上がる。

「遺伝子組み換え食品を摂取した人々の基礎データ、リスクに関する資料、人間による摂食試験の調査などは、何も存在しない。結局、遺伝子組み換え食品とは、野放しの人体実験なのである。遺伝子組み換え食品によって、アレルギー、がん、自己免疫疾患などの一般的な疾病が生じても実態を知ることさえできないのである。(本文より)」ビビアン・ハワード博士(リバプール大学、乳幼児毒性病理学部長)