こんにちは。お子様の不登校、ひきこもりの解決策提案サロンの甲斐です。
皆さんは、「障害学」という学問をご存知でしょうか?
「1982年にアーヴィング・ケネス・ゾラたちによってアメリカで創始されたDisability Studies(障害学)は、その後イギリスでもマイケル・オリバーを中心として大きく発展し、アメリカのDisability Studies Quarterly(DSQ)とイギリスのDisability and Society という2つの学術雑誌を核として、国際的にも新たな学術領域として認知されつつある。
(こちら からの転載)
つまり、これまでは、「障害者」というと、不自由があってかわいそうな人 助けてあげなければならない人
という考え方が主流でした。
ところが、1960年代後半 「私たちは、かわいそうな人ではない。不自由なのは、身体の一部の機能障害のせいではなくて、「健常者中心の社会のあり方」に問題がある」と声を上げた人がいます。
それが、障害学の始まりだそうです。
たとえば、階段のわきにスロープのある場所があります。点字のある道路もあります。
車いすで利用できるトイレもできてきました。
この考え方を学校に取り入れても、おかしくはありませんよね。
教室の明るさは、健常者に配慮した明るさが保たれていると思います。
そうなのです。健常者という多数派に配慮されているのですね。
弱視の人には、少数派なので、我慢しろという社会になっているのです。
平等であるはずの学校でさえも、少数派に我慢を強いているのですね。
そこで、弱視があれば、小型の卓上スタンドを持ち込むとか、感覚過敏であれば、サングラスが必要な場合もあるかもしれません。
このような工夫をする権利はあるのではないでしょうか?
こういう考え方が、「障害学」の考え方なのです。
急に抱きつかれると、パニックを起こしてしまうお子さんには、急激に抱き着いたり触ったりしないように配慮することも必要だと思います。
そういう理解が広がるといいですね。
学校でのこういう日常になる日がくれば、社会も変わってきます。
学校が、いばしょでなくなっているお子さんたちは、学校にいばしょを作ってほしいと心から願います。
社会にいばしょがなくなっている人たちには、社会にいばしょを作ってほしいと心から願います。
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