(10)究竟憐愍の恩(くきょうれんみんのおん)
「己生ある間は、子の身に代らんことを念い、己死に去りて後には、子の身を護らんことを願う」(『父母恩重経』)
最後の大恩ですね。
ココまで、お読み頂きありがとうございます。
このご恩については、子どもの頃、母がよく話して聞かせてくれていました。
そんなことを今、思い出しながら、書いています。
私の母も 80歳を超えましたが、今も私や弟夫婦のこと、孫 ひ孫のことに気をかけてくれております。
本当に、親の恩はありがたいですね。
どんな状況になっても 親は子供のことを思い憐れむご恩です。
親は八十、九十の老境に入っても子供をあわれみ、慈しむのです。
その情は終生絶える間もなく、あたかも影の形に添うがごとく、親の心は子供から離れることはないのですね。
皆さんは、姥捨て山伝説をご存知ですか?
昔、むかし、 日本の国では、姥捨て山がありました。
歳を取って、働くことが出来なくなると、若いものの迷惑にならないように、山に捨てる風習ですね。
そんな、山におわれていく時でさえも、親は、息子の帰り道を心配して、迷子にならないように、木の枝を折って目印をつけたというお話があります。
それほど、親の愛は深いということが伝説になっているのですね。
この話、母親が小さい頃、よく話してくれていましたね。
昔 楢山節考 [DVD]
という映画もありました。
坂本スミ子 という女優さんが、役の為に、歯を何本か抜かれたことでも有名になりました。
子どもだったので、見ていませんが、文庫本 楢山節考 もあるようですね。
もし、興味ある方があれば、お読みになってみるのもいいですね。
以上、仏教から見た、親の大恩 十種です。
ここまで、お読みいただきありがとうございます。
究竟憐愍の恩(くきょうれんみんのおん)
お子様の不登校、ひきこもり解決策提案サロン営業時間:9:00~17:00 静岡県御殿場市萩原767-14
◆℡ 090-9924-7773