こんばんは。御殿場の甲斐です。
こんばんは、これまでの体験をお話させて頂きますね。
守秘義務がありますので、特定できないような書き方をさせていただきます。
相談を受けていると、自分は「操り人形になっているから、自分の意思を殺して生きるんだ」という少女に出逢います。
このような少女は、とても優しくて、親御さんや学校の先生からみたら、優等生ですね。
お友達の面倒見もいい人が多いですね。「人の役に立ちたい」と思っていることが多いです。
親御さんが教育者であったり、福祉関係の仕事をしていらしたりすることが多いのも不思議な現象の一つです。
このタイプの少女は、リストカットしていたりアームカットしていたりすることも多いのですが、親御さんは気がつかないことも多く、絶えず演技して「いい子」を演じていることが多いのです。
つまり、自分の感情を押し殺している反動で、リストカットやアームカットしてしまうようです。
手がかからないいい子 なので、親御さんは安心しきっていることも特徴的です。
そのようなお子さんに出会ったときには、いつものように先ずじっくりお話を聞かせていただきます。
「忘れられた子」だと感じているお子さんもいらっしゃいますね。
ですからそんなお子さんの相談を受けたときには、心を徹底的に抱きしめます。
そうすることによって、徐々に自分の本来のこころを表わしてくれるようになります。
自分が我慢して生きていること、演じていることを認めることで、次第に自分を取り戻します。
リストカットやアームカットも次第に辞めていますね。
リストカットやアームカットしているお子さんには、私は無理に辞めろとは言いません。
リスカやアムカしているお子さんは、その傷があることでも、同時に悩んでいます。
その傷を見せようとするお子さんもいます。
辞めるようにとの約束もしません。
その傷は、そのお子さんにとっては、生きようともがいている証なのですね。
ですから、そのことを受け入れると、次第に辞めていけることが多いです。
時間はかかっても、辞めることはできます。
そのときを待つこともサポートする上では、大切なことです。
北風と太陽のように・・・
暖かく見守ることで、心のよろいを脱いでくれます。