こんばんは。 笑顔を届けるメンタルケア心理士の甲斐です。
さて、前回、アダルトチルドレンの説明で
”喪失感” についてお話しました。
アダルトチルドレンの概念の生みの親、 クラウディア・ブラックの説を説明させていただきますね。
今回は、境界の混乱についてお話します。
境界とは、 自分が他の人とは、別の独立した存在である。
ネグレクトや、虐待、過干渉 等のある家庭で 育った人の多くは、境界のゆがみや混乱が 起こりやすいのです。
そして、見捨てられ感 を引き起こす元になります。
例えば ☆親が子供を仲間として扱う 親が子供とまるで友人か仲間として扱う場合 これは、親と、こどもの境界がないということになります。
子供の年齢にふさわしくない問題を、子供に背負わせることにも なります。(お父さんが浮気していることを話してしまう等) 不適切な情報を与えられた子供は 重荷に感じ、罪悪感さえも感じてしまうことがあります。
☆親が子供に責任を負わせようとする
親が自分の責任を、子供のせいにすることなどが それに当たりますね。
例えば、「子供のために離婚できない」 と言ったり 「子供が悪いので、ストレスが溜まるからお酒を飲むんだ」 等と責めることがあります。
子供の無謀な努力と、力不足に打ちのめさせる 経験をさせてしまいます。
☆子供よりも、親のニーズを優先させる
子供の成績がいいことを、近所や親の仲間に 「できのいいのは、自分の子供であるから」と自慢する。
そのくせ、子供本人に、ねぎらいや、褒める言葉をかけない。
☆親が子供に自分の価値観を押し付ける
☆親が子供を自分の延長とみなす
自分が叶えられなかった夢を子供に 叶えて欲しいと望み、子ども自身の希望を聞かず、境界を認めない。 このような場合、境界の混乱が起こりやすいと言っています。