2023健康診断 のおはなし
少し遡って6月のお話しです
動物病院を変えてから2回目の健康診断
今回はレントゲンとエコー検査もついたプランをお願いしました
肝臓の値が芳しくないと言われてから1年ほど
ほぼ毎月血液検査をしてきたうちの愛犬
サプリを飲んだりステロイドを始めたり
値はいまだにぐっと下がる事はなく微増、微減をいったりきたり
しかしこの健康診断では少し下がってステロイドも少し減らしてみましょうなんて話もでたりして
とりあえず上がってなくてよかったなーなんて
しかし、「エコー検査で気になるところがありました」と言われ、そこからの1ヶ月を私達家族は暗澹たる気持ちで過ごすことになりました
気になる部分については
50%は良性
50%は悪性
その50%のうちの25%はさらに悪性
ざっというとこんな感じです
私を〈暗澹たる気持ち〉にさせたのは
1/4の確率で〈(切除手術をしたとしても)余命が3ヶ月程度〉と宣告しなければならないほど悪性度の高いものである可能性があるということ、でした
診ていただいている先生は、以前にいた動物病院からのかかりつけで、若いですが、大学病院の腫瘍科に週1回勤務していたような先生なので
、この分野には明るい先生です
冷静に、かつ私の質問にきっちり答えてくださいました
そのことが一層
この結果は深刻なものである(可能性がある)という現実を実感させました
その後は
待合室では他の飼い主さん達の手前、こぼれ落ちる涙を隠しながら会計を済ませ
Amazon musicが選んだSoranji(Mrs.GREEN APPLE)を大きな声で歌い
流れる涙もそのままに、首元までびしょびしょにしながら車を運転し帰路につきました
(愛犬の通院は基本ワンオペです)
つづきます
不穏な出だしで申し訳ありません
ありがたいことに
愛犬のことを気にかけて
くださる方もいらっしゃるので
先に書きますが
1ヶ月後の検査の結果では最悪の25%には
入っていないだろうと言われました
(生検しなければ絶対ではありませんが、先生を信じます)
そして、現在
愛犬は変わりなくすごしております
この先は1ヶ月後に余命宣告を受けるかもしれない家族が過ごした日々を綴っていきます
切なさはあれど、楽しかったおでかけが
中心となります
よろしければお付き合いください
私達は戦争を経験していませんが
戦争を知らない、とは言ってはならない
知ることが不戦への誓いへと繋がると
私は思っています
この日くらいは
苦しく悲しい過去のお話であっても
目を背けず聞かなければならないと
自戒を含め思っております
記念の語源は
【記】 頭にとどめて忘れない
【念】 いつまでも心にとどめる
だそうです
なんとなく過ぎていく平和な毎日の中
難しいことでもある反面
忘れたくても忘れられない方々がいることを
知らなければならないと思います