春休みも大詰めを迎えました
折角の春休み、どうせなら子どもたちを笑顔で過ごさせてあげたい!と親御さんなら思うことでしょう
しかし実際はなかなか思うようにいかないもの…何かしらの小言を言ってしまい日々反省
そしてそろそろ体力・気力共に限界に近いと感じる親御さんも多いことと思います
ところで「叱らない育児」というものを皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
叱らない育児とは「叱らないですむように親が工夫して子育てをする」といった趣旨の育児です
決して子供のワガママを黙認し周囲へ迷惑をかけても叱らないというものではありません
【叱らない育児】とは【親が無駄に怒らないで済む環境作りをする育児】と言い換えてもよいでしょう
無駄に怒らないで済む環境作りとは、親が(または子と相談して)手段や方法を工夫し、事前に環境を整えるというものです
身近なもので例えるなら…
・台所など家の中でも危険な場所へ子供が入れないようベビーゲートを設置する
・小さいお子さんが食事をする際、こぼれやすいものを手が当たりやすい場所に置かない
このような怪我やイタズラを事前に防止したり、安易に予想できるトラブルを事前に回避できるようにとる行動などがそれに当あると思います
こういった工夫もせず
・小さな子供が台所のものを散らかした
・コップの水をこぼした
・外食先で爪楊枝をばら蒔いた…などなど
少しの工夫で回避できるトラブルが起きる度に叱ったり怒ったりするのは親子共に不幸な環境だと感じます
子供の行動でおきるトラブルが頻発する、または同じような環境で不便を感じることがあるならそれは工夫が必要というサインだと思います
そのサインを放置せず、やり方を工夫したり、子供と話し合ったり、出来ないことは教えたり…
親がその都度、できる範囲で手を掛け目を掛けることが叱らない育児が機能する環境だと思うのです
子育てを捨ててしまっては絶対に成し得ない環境でしょう
子供がある程度成長したにも関わらず
そんなことも出来ないの?と怒っている親御さんがいるならば
今からでも子供が自力でできるような環境作りをすることが先決だと思います
もうすぐ新学期です
我が家も新生活に対応した「叱らないで済む環境作り」を見直し、親子ともに少しでも負担を軽減した生活を送りたいと思います