今回は真似るという行為について思うことがありますのでその事について書いていこうと思います


「学ぶは真似る」という言葉がありますが、この「真似て学ぶ」は生活スキルのように真似ることができるようになるだけで差し支えない分野もありますが

クリエイティブな分野などでは「真似る」だけで止まってしまっては更なる飛躍はみられないものもあります

オリジナリティに乏しく、どこかでみたような真似ただけのものを発表すれば最悪【盗作】といった判断をされかねません


良いものはどんどん真似て取り入れてよう!という気持ちは向上心から出たものですから真似ること自体は悪いことではありませんが一般人が素敵だと感じたものを真似て取り入れるのと

創作や提案する立場の人が既出のアイデアを真似るのとでは意味が全く異なってきます


創作、発案する立場にいるならば真似て学んだことを自分の中に落とし込み、オリジナリティを持たせることができなければ

良くて模倣品、質が悪ければ劣化コピーにしかすぎないのです

お金が発生する場で模倣だけで勝負するということは著作権に触れる可能性がかなり高いリスクのある行為ですし

同時にモラルも問われるものだと思います


真似をしつつ常に新たな知識や技術を身につけたり、今ある才能をさらに磨くなど研鑽を積んでいれば、いずれ独自のものとして実を結ぶこともあるでしょう

けれど、楽して結果を求めては模倣の域を越えることはできないのです

そしてオリジナルへの昇華ができないのであれば創作活動は個人的に楽しむ趣味として留めるべきだと感じています


特出した才能がない凡人が誰でも少し取り入れて結果がでるような真似事があるすとすれば、それは「内面」を真似ることなのではないかと思っています

もちろん内面を真似ることも上辺だけで留まっては真の向上にはなりませんが

真似から入り「常に心がける」ことでマインドや生活の質が上がると思うのです

私はそういう人たちの方が人から好かれ憧れられると思います


良いと感じたものをアレもコレもと欲張って上辺だけ取り入れても、自分の内面を磨く努力もせずにただ真似ただけではそれは単なる猿真似です

そんな薄っぺらなものを得意満面で見せられても物笑いの種になるだけですのでご注意下さい